つれづれなる日々

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2009年5月の日々


05/31/2009(日)
注意:映画『スター・トレック』の内容に触れています。

稽古が休みの日。8月の公演の稽古スケジュールの表を、つくるつくると言ってほっぽってあったのを、ようやく作りはじめた。

それ以外は夕方まで何もしないつもりだったんだけど、新作映画『スター・トレック』がものすごく私に都合のいい時間と場所で上演されていることを知り、急に見にいった。いままでに築かれたスタートレック世界の「歴史」と矛盾を起こさずに新たな設定を持ち込むための仕掛けが、うまく機能している。なるほど、こうしておけば、この新しい設定とキャストで続編やリメイクをバンバン作れるね。

きょうも雨降り。ちょうどスコールみたいなざんざん降りになった瞬間に徒歩移動してて、ほんの10分ほどだったんだけど、あの雨はすごかった。


05/30/2009(土)

午前中、海外や日本の演劇事情について、レクチャーを聞いて勉強する。聞いてなるほどーと感心してるだけじゃダメだ。自分でも継続的に考えよう。

稽古は、まず歌の練習。それから、5場6場。と思っていたら4場からやると言われてあわてて台詞を確認する。でも4場は「復習」的に通しただけで、きょうの稽古の中心は5場6場。

来週はキラリ☆ふじみでの稽古になるので、稽古終了後に衣裳、小道具等を荷造りする。その後もちょっとビールを飲んで友だちとはなしたり、ゆっくりしてから帰る。


05/29/2009(金)

きのう、おととい、午前中から用事があったので、稽古開始の14時に間に合うように行けばいいきょうは、なんだかとっても余裕があるよな気分。「時計の回転をちょっとずつ早くしていって、その環境で暮らしていると、普通に走ってるつもりが倍の速さで走れるようになる」というSFをむかし読んだけど、それと似てるよね? ちょっとちがう?

稽古は、3場、4場。演出がついたりカットが決まったりしてテキパキ、ガンガン進む時間と、台詞の解釈を考え込んでなかなか進まない時間(演出家にとっては停滞ではないんだけれど、稽古場の動きとしてはとまっている感じの時間)が交互におとずれる。


05/28/2009(木)

午前中、『鳥の飛ぶ高さ』関連の録音があり、駒場へ。パン買ったり、アゴラに寄ったり、久しぶりの駒場がなつかしい。もう20年以上この街にかよってるんだなぁ。

稽古は、1場〜3場。場ごとに1回通して、それから途中でとめながらもう一度見ていくという流れ。

砂肝クッキングに再挑戦。砂肝400グラムを、薄く削ぎ切りにして、かぶるくらいの水に入れ、沸騰してあくが出たら冷水で洗い、なべに戻して日本酒をひたひたに。ショウガ半カケの千切りとしょうゆ大さじ1を加えて、水分がほぼなくなるまで弱火で煮、味を見て塩を足し、ピーマン(小6個)の細切り(青椒肉絲より太めの感じ)を加えてしんなりするまでさらに煮る。というふうにやってみました。元のとりぱんのレシピとはだいぶかけはなれたものになったけれど、おいしくできたよ。砂肝、いろいろ使ってみたいです。


05/27/2009(水)

朝から衣裳を買いにいく予定にしてたのに、目覚まし時計をとめて二度寝してしまい、起きたのはいえを出るべき時間の10分前だった。それでも15分で支度して、なんとか時間通りに集合場所に着く。危ないとこだった。衣裳のスタッフと3人であれはどうかこれはどうかと見てまわり、1時間ほどで服も靴も全部揃えることができた。よかった。

稽古でさっそく靴をはいてみた。ヒールが、これは8センチくらいか?最近カカトのある靴ってほとんどはかないので、視線が高くなる感じとか、ふくらはぎが伸びる感じとかが目新しくて面白かった。日常生活でもこういうパンプスとかはくようにしたいな。

稽古は、6場と1場。

夜、駅からいえに向かって歩いていると、住宅街に入ったあたりで、同じ方向に歩いていた知らない人に話しかけられた。「こんばんは」。発泡酒の500ml缶を手にした男の人。外国人らしい。「こんばんは」、と返事すると、並んで歩きながら「名前は?」「子供、いる?」とか聞いてくるので、答えたり同じことを相手に質問したりする。タンザニアから日本に来て2年、相武台で働いてる、子供が国にいる、奥さんは亡くなった、とか、いまは駅に人を送っていって帰る途中なんだとか、そんな話を聞き、交差点で左右にわかれて帰宅。


05/26/2009(火)

稽古で、何度か繰り返してやってもうまく台詞が言えないところがあり、そうしたら何度目かに、「舞台の段差をあがりながら台詞を言うから息切れしてしまっている。段差をあがる前か後に言うようにしたらいいのではないか」と言われる。そして言われたとおりに歩き出しを早めにして段にあがってから台詞を言うようにしたらするっとできた。自分の台詞や動きのこんなことも、演出に言われないと気がつかないとは。反省しました。

だけど、他の人も、「相手に3つのものを一度に渡すから受け渡しがうまくいかないんじゃないのか。1つずつ渡してみたらどうか」とか、「台詞にエネルギーを込めようとして抑揚がついて(母音が伸びて)しまっている。コンパクトな言い方の中でやらないと、台詞に振り回されてしまう」とか言われていたんだけど、(私が言われたことも含め)こういうことって、多くの現場では俳優が自分で解決してかないといけない場合が多いんだろうなと思う。つまりなんていうか、私たちは青年団の平田オリザ演出に特化されすぎている部分があるかもしれない。そんなことを考えた。

帰宅して、『とりぱん』第7巻の「とりぱんクッキング」に載っていた「とりモツのショウガ煮」を作る。分量の記載がなくて、私がやってみたのは、砂肝約200グラム、レバとハツ4羽分(こちらも約200グラム)、唐辛子2本、ショウガ半かけ、ピーマン2個、日本酒50ccくらい。しょうゆはどのくらいだったかな。酒としょうゆに少し水を足してひたひたになるくらいにして煮ました。美味しかったけど唐辛子がちょっと辛かった。ピーマンは4個くらいにしてもよかった気がする。そして次回は酒としょうゆをちゃんと計って作ってみたいと思います。でも根本的な疑問を述べちゃうと、コリコリした砂肝、ハツとやわらかいレバーが一緒に入っているのがいいのか悪いのか、ちょっとまだよくわからない。まぁ、また作ってみます。


05/25/2009(月)

ロマンスカーは400円で贅沢だけど、きょうは車中で手紙を1通書くことができた。そうなんだ、ロマンスカーに乗ると移動時間をきっちり何かに使うことができるんだよね。

稽古は、3場を途中までやってから、2場、そして3場の続きから4場の途中まで。私は1場と3場で似たシーンがあって、土曜の稽古で1場のそのシーンをやったときには台詞の1つ1つに振り付けがつくくらい細かく演出がついたんだけど、きょうやった3場では(私だけでなく同じシーンに出ていた人たちにも)あまり指示がなくて、不安になる。後で聞いてみたらば、あの方向性で大丈夫とのことだった。

夜は用事があってアゴラに立ち寄る。そして、二騎の会の打ち上げに顔を出して、きのう見た感想などを話す。


05/24/2009(日)

ニ騎の会観劇。タイトルがどうしても覚えれらない。えと、『一月三日、木村家の人々』。開演したか寸前かの俳優のある動作で落涙。ハンカチ握って観劇。

夜は友だちとお茶。それにしてもすごい雷雨だったね。


05/23/2009(土)

午前中、アゴラでDM作業。南河内万歳一座の『S高原から』チラシの絵が、とっても好み。

稽古に向かう移動の途中、駅のカフェで30分ほど、歌の予習などする。きのうも稽古前に1時間ほどここで台本を読んでいた。そういう、稽古場でもいえでもない場所と時間を大切にしたいです。

稽古は、きょうと来週月曜、火曜の3日間は、アルノーがいなくて、オリザが日本語の台詞を中心に見てくれることになっている。きょうは主に1場。


05/22/2009(金)

銀行のキャッシュカードをなくしたので、それを止めたり再発行したりの手続きをする。再発行に1,050円かかった! 後で友だちとそんな話をしたら、友だちは前に財布をなくして、カードが5枚入ってたから手続きに5〜6千円かかったと言っていた。手痛い出費だよね。

きょうは通し稽古。といってもきのう時間切れのため6場を稽古できなかったので、通しといっても1場から5場までのみ。制作スタッフや演出協力の平田オリザも来て、稽古場が少し緊張していた。でも私は、自分が次に出るシーンの台詞や登退場の確認でいっぱいいっぱいで、かえって変な緊張をしなかった気がする。いままでのところ、きょうは第1場、きょうは第2場というふうに区切って稽古してきていて、全体的な流れやつながりを、まだ把握できていなかったので。

稽古期間が半分終わったところでの通し稽古。見にきた人たちはどんな感想を持ったんだろうか。きょうは時間もなくて聞けなかったので、今度聞いてみよう。


05/21/2009(木)

きょうの稽古は5場。帰り道に、稽古でアルノーが言ったこととかを思い返していて、あ、いまやっと、アルノー流「作品の作り方」が私の中でしっくりきた、という瞬間があった。いままでの私は、ちょっとかたくなになってたかもしれない。


05/20/2009(水)

2日ぶりに稽古に行くので、気合をいれて派手なTシャツを着ていってみた。稽古は4場。


05/19/2009(火)

演劇以外の用事があって、けっこう一日かかっちゃって、体力的にも消耗した。でも、行くべきだったし行ってよかった。


05/18/2009(月)

稽古がお休み。洗濯する。食器洗う。


05/17/2009(日)

いままでに台本の変更とかカットとかいろいろあったので、きょうの稽古は最初から最後まで台本を読んだ。最初に読んだときに比べて30分短くなった。

稽古のあと、稽古場で山内健司のフランス語の一人芝居『舌切り雀』を見た。


05/16/2009(土)

稽古は3場。早めに終わったので、ヤン・アレグレの『雪』を見にいく。新しいプロジェクトの最初の一歩を見ることができてよかった。会場は南青山の銕仙会能楽研修所。転形劇場が『小町風伝』を上演した場所だそうで、だとすると私そのときここに来てるね。小町が橋掛かりを30分くらいかけて移動してきた冒頭以外ぜんぜん覚えてないけど。


05/15/2009(金)

事務的であるべきメールがちょっと感情的になってきてる人がいて。あ、この人切羽詰ってる、声掛けてあげなきゃというのと同時に、この雰囲気にひきこまれないように気をつけようと思った。薄情でごめん。でも、飛行機の酸素マスクと一緒で、まず自分を守らないといけないと思うんだ。

稽古は2場。どうしてもちゃんと言えない台詞がある。論理的な構造をちゃんと理解してないんだと思う。

早めに終わって、まだ明るい中帰る。夕方なのに白っぽい光が雲の後ろからさしていて、きれいだったので写真を撮った。でも東京の青空の青って薄いね。


05/14/2009(木)

定期メインテナンスのため歯医者へ。右上奥歯の歯磨きが少々不充分と言われる。他は問題なし。「右利きの人は、どうしてもそこ、とどきにくいんですよね」と言われたけれど、私は左利き。うーん、なんでだろ。でも、ちゃんと鏡を見ながら歯ブラシするといいかもしれない。

きょうの稽古は、2人とか3人のシーンを抜き出してやる。稽古後、衣裳の人と衣裳を見にいく。百貨店の婦人服売り場の「こちらもいかがですか」「ご試着できますので」攻撃は、1人で行くと圧倒されてしまうけれど、2人でなんとかかんとかあしらって、いろいろと見てまわる。前回、いいなと思って試着したらアルマーニで15万円だった(とても買えません)ということがあったので、きょうは2人ともまず値段を確認。でも、いい感じのは、やっぱり高いね。それでも、そこそこの値段のよさ気なものを見つけ、写真を撮って、取り置きしてもらう。

最近うちではやっているTVドラマは、『ジャーニーマン』。『時空刑事1973』と『タイムマシーンにお願い』を足して焼き直したみたいな感じのストーリーなんだけど、なかなか面白い。過去を変えちゃうタイムトラベル物。タイムパラドックスがー!と見ていてハラハラするけれど、スピード感のある展開についついひきこまれて見てしまう。


05/13/2009(水)

朝起きてメールチェックしたら、きょうの稽古の予定が変更になっていて、私はきょうは行かなくてよくなっていた。いえで台詞を覚える。洗濯もした。食器も洗った。

そして夜はアゴラでFUKAIPRODUCE羽衣『朝霞と夕霞と夜のおやすみ』を観劇。


05/12/2009(火)

稽古が休み。俳優は休みなんだけど、演出関係の人たちは、テキスト改訂のミーティングをしている。今回のプロジェクトは、ミシェル・ヴィナヴェールの原作戯曲(フランス語)、を日本語に訳したもの(翻訳は藤井慎太郎さん)、を元に平田オリザが日本語台本を書き、演出のアルノーは平田台本をフランス語に訳したものを読んで演出している。仏→日→日→仏とテキストの言語が変わっていく中で、不本意に足されてしまうもの引かれてしまうものがあることは、避けられないと思う。これはどんな翻訳の場合でもそうだと思う。

という状況において、演出関係の人たちが、原作や平田翻案が描きたいものがきちんと描かれているか、演出アルノーの意図に沿った翻訳になっているか、ということを検証し、修正し、話し合ってさらに変えていく場を持つのは、すごくいいことだ。言語や文化がちがう作品をつくるときに、こういうステップは必要だ。これって、個々の俳優がやれることじゃないもん。

いろいろ雑用をやっつけるつもりが、午前中で終わるはずの用事が2時過ぎまで長引いたり、友だちに借りた『鈴木先生』5〜7巻をもう一度読み始めちゃったりしたので、あまり「きょうはこれをやった」というものがなく休日が終わった。それもまたよし。


05/11/2009(月)

稽古の前にその辺を歩いていたら図書館があり、入ってみた。『みんな死んじゃった』というすごいタイトルの本があったので、手に取る。清川虹子さんのエッセイ。「こんなこと書いちゃっていいの?」みたいなことがあっけらかんと書かれていて面白そうだったけれど、1回読んだらそれでもういい感じの本で、図書館で借りるにはちょうどいいなぁなどと失礼なことを思った。でも、図書館のこの落ち着いた雰囲気はいいね。ファミレス行くよりも、これからはここで時間つぶそうかね。

とはいえお腹がすいてたので、ファミレスにも寄る。近くの席の男子2人連れは、「等速円運動は、速度は一定だが加速度は0ではない」とか、理系一般のムズカシイ話を、議論しているわけではなくて1人がもう1人にずーっとなんだかレクチャーしてる感じだった。家庭教師?

稽古は、1場。『別れの唄』フランスツアーだった人たちが今日から稽古に合流し、17人のキャストがそろった! いままで代役を立ててやっていた部分に本人が入り、あぁ、こういう作品になっていくんだという輪郭がハッキリしてきた。そのこともあり、週末に友だちに話を聞いてもらったりなんだりしたこともあり、私の気持ちも明るくなってきた。


05/10/2009(日)

劇団のミーティングがあり、大人数が集合。初めて名前と顔がわかった新人の人もいれば、数カ月ぶりに海外から帰ってきた人もいて、ちょっと緊張、ちょっと嬉しい。


05/09/2009(土)

いい天気。こないだ買ったターコイズブルーのレギンスなど履いて出掛ける。履いていこうと思ったサンダルが壊れていて、もう1足のヒールの高いサンダルでがんばって歩く。駅前の舗道の敷石の隙間にかかとが挟まって抜けなくなりそうになったり、駅コンコースの、床がガラスになってる部分の「目地」的なところが非常に柔らかいゴム状のものであることに初めて気づいたり。日頃「想像力が大事なんだ」とえらそうなことを言ってるくせにガラスタイルの目地が他の部分と全然違う硬度なことにも気づかずにただただその上を何年もスタスタ歩いていたのかと思うと、安易に人を責めたりすべきじゃないなと反省した。


05/08/2009(金)

きょうは2時から8時までギチギチに稽古。2場を一通り終わらせる。私は、短いシーンが2つあるだけなんだけど、台詞がなかなか覚えられないし、きょうは気分がどうも沈みがちだった。俳優はいつも「上機嫌」で演じるべきなんだけれども。ま、明日の稽古がお休みになったので、週末に英気を養い、来週は心機一転だ!


05/07/2009(木)

まだ雨。ユニクロに買い物に行き、すごくきれいな色のものばかり買ってしまった。雨のせいだと思う。鮮やかなブルーとか、いままで身につけたことないんじゃないだろか。

稽古は6場。17時過ぎに終了。早く帰宅できたので、スーパーで買い物したり料理を作ったり洗濯したりした。


05/06/2009(水)

きのうもきょうも、雨。

5場の稽古で置き道具として事務机が必要で、スタッフが箱馬と透明衣裳ケースでささっと代用品を作ってセットすると、演出のアルノーが「マクガイバーみたいだ!」と驚いたり喜んだりしていた。『冒険野郎マクガイバー』、フランスでも有名なのか?

夜は、別の座組みのミーティング。秋のツアーについてなど。


05/05/2009(火)

稽古は4場後半。途中で「この先出番のない人は帰ってもいいです」となり、思いのほか早い時間に稽古場を後にする。

いえの近くの安くて美味しい居酒屋に、夫と友だちと3人で行く。なんかものすごく食べて飲んじゃった。


05/04/2009(月)

稽古は4場前半。少し早く終わって、さっさと帰る。いえの近所のスーパーがまだあいている時間だったので寄って、米、卵、カレーの材料など買う。と見ると泥ラッキョウを売ってるじゃありませんか。どうしよう、ラッキョウ漬ける時間あるかな、と思いながら、買わずにいられなくなって買ってしまう。

帰宅して、カレーを作りながらラッキョウを洗って根を切って皮むいて塩漬けにする。5〜6個だけすぐ取り出して、薄く切って塩とゴマ油をまぶして、ご飯と一緒に食べる。うわ。シゲキ強いけど、これ、好きなんです。


05/03/2009(日)

老人ホームに行きました。3月18日に続き、2回め。大正琴を弾くのは何十年ぶり、と言ったおばあさんの「何十年」が実は「80年以上」であることがわかり、ビックリした。80年ぶりになにかをするって、どんな気持ちがするもんなんだろう。

夜は、用事をしたり友だちに会ったり。この1週間、『鳥の飛ぶ高さ』の稽古でいっぱいいっぱいだったなぁ。きょうは、『鳥〜』とちがう人たちと一緒に何かしたりしゃべったりして、よい休日になったと思う。


05/02/2009(土)

2時から稽古するシーンには出ていない人は「3時半に来てください」とのことで、3時半に間に合うように稽古場に行く。いやー、1時間半とはいえ集合時間が遅いと余裕があるね。きょうの稽古は3場。

夜、夫と、いえの近くの好きな居酒屋に行く。安くて美味しい。


05/01/2009(金)

稽古開始(2時)の前に、日本語の台詞のあるフランス人俳優の日本語台詞のコーチをしてあげる。稽古は、3場前半。

アリス・マンローのHateship, Friendship, Cortship, Loveship, Marriage読了。9編からなる短編集。カナダのビクトリアにマンロー書店という本屋さんがあって、2000年に初めてビクトリアに行ったときも、2006年に2カ月ビクトリアで過ごしたときも、気持ちのいい書店だなぁと思ってたびたび訪れていたんだけど、今年の3月に3度めにビクトリアを訪問したとき、「マンロー書店って、アリス・マンローという作家の元夫の店なんだよ」と友だちから聞いて、そういうことならそりゃアリス・マンローの本を読んでみなきゃね、ということで2冊買って帰ったもののうちの1冊。『イラクサ』という書名で翻訳出版もされてるみたいですね。英語の本を辞書も引かずに読んだので雰囲気がわかってなかったり勝手にカンチガイしてる部分もあると思うけど、せつなくて何度も泣いた。似たバックグラウンドの話が続くので、同工異曲!と思わないでもないんだけど、1つ1つのストーリーの描き方がうまいから、同工異曲で何が悪いのさ!という気になってしまう。どの作品も時間が前後に飛びながら話が進むので、最初はちょっととっつきにくい。最後の作品The Bear Came Over the Mountainsは特に、いまがいつなのかがわかるまで難解だった。これは映画になったらすごいだろうなぁと思ったら、やっぱり映画化の話があるんだそうで、でもすごい悲しい映画になるか原作の味わいから程遠い映画になるか2つに1つのような気がして、見たいような見たくないような複雑な気持ちです。

そして夜中にスーザン・サランドン主演の映画をTVで途中から見て、大泣きする。きょうは、泣いてばっかりだな。


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