つれづれなる日々

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2010年8月の日々


08/31/2010(火)
駅の向こうの世界堂に行った。キミ子方式で絵を描いてみようかなと思って道具を見にいったんです。結局あまりにいろいろあって決められなくて何も買わなかったんだけど、世界堂ってなんでもあるのね。スクリーントーンなんかがあるのは知ってたけど、オーブン粘土も紙粘土も布用マーカーも、わざわざ電車に乗ってハンズやオカダヤに行かなくても、ここに買いにくればよかったんだなぁ。


08/30/2010(月)

「貧乏人のキャビア」3回めの挑戦。ナスの丸焼きの加減がだいぶわかってきた。きょうは、タマネギ、セロリ、ピーマン(すべてすりおろし)とカットトマト(みじん切りにして)を炒めて加えてみた。フードプロセッサーが欲しくなるね。


08/29/2010(日)

夫と、「踊る大捜査線 THE MOVIE 3」を見にいく。私は、薄いコットンのブラウス1枚、しかもおなかが見えるんじゃないかくらい短いヤツで出掛けちゃって、映画館(じゃなかったシネコンだ)に行き着く前の昼食のファミレスの時点で冷房で身体が冷え冷えになってしまい、ユニクロで丈の長いタンクトップを買って着込み、なんとかしのぐ。おなかは冷やしちゃダメですね。

映画は、友だちがたくさん出ていた。私は芸能関係にうといので、友だち以外で知ってる出演者は4人くらいしかいなかった。街頭のスクリーンで総理がしゃべるのを聞いている人たちの中にスタートレックの制服を着た親子がいてビックリした。

深夜、変な夢を見た。カナダ人の友だちが怪我をしたので付き添ってタクシーで病院に向かってる。そろそろ着きますと私が病院に電話して、最初なんでだか英語ではなしてるんだけど、途中から日本語にかえたら電話の向こうの人が急に安心した感じになって、「お名前は?」と聞くから「松田です」と答えると、
「松田なにさんですか?」
と言われ、自分としては「松田弘子です」と答えるんだけど「弘子です」の部分が力が抜けてどうしてもうまく発音できないの。
「松田へれけずせ」
「松田ヘルクセンさん?」
「いえ、へるくどぅすぅ」
「ヒルケンさん?」
そのとき私はひらめいた。薬師丸ひろ子のヒロコですと言えばいい。
「や!」という自分の声で、めがさめました。


08/28/2010(土)

日野晃先生の東京ワークショップのお知らせがメール便で届いた。去年の公演の写真が決まってる。

図書館で「三原色の絵の具箱1」(松本キミ子、堀江晴美著)を借りる。こないだ松本キミ子さんの「絵を描くっていうことは」という本を読んで、「キミ子方式」に興味をもったので。

何年ぶりかでいえの近くのブックオフへ行く。ユニディのじき近くだと思って気楽に歩き始めちゃったんだけど、ずいぶん向こうで、炎天下だいぶ歩いちゃった。帽子を持っててよかった。きょうは105円以外の本は半額とのことで、文庫本3冊買って300円ちょっとだった。ラッキーと思ったんだけど、帰宅して読み始めてみると、開いたページからそこはかとなく香水の匂いが。やなニオイではないんだけど、前にこの本を持ってた人のだと思うとなんとな〜くやな気持ちになり、まぁ、安い分しかたないかなと思いながら読んで、読み終わったらソッコウ捨ててしまった。私は元来文庫本は消耗品扱いで、旅先で読み終わると置いて帰ったり、お風呂場で読んでふやけさせたりしているので(もちろん、自分の本だけです。借りてる本は大事にしてます)、あんまり罪悪感はなかったですけれども。

友だちから、日野晃東京ワークショップに参加しようかと思ってるんだけどダンサーじゃないとついていけないかしら?と相談のメールをもらう。ダンサーじゃないとついていけないってことはない、でもできるなら1日めの最初から受けたほうがいいと思う、と返信。


08/27/2010(金)

いくらなんでももうそろそろ涼しくなってきても良いのではないだろうか。

6月にルーマニアに行ったときに食べたナスのペーストが美味しかった。レシピを検索しているうち、ずっとずっと前に暮しの手帖で読んだおぼえのある「貧乏人のキャビア」の作り方に行き当たり、試してみた。前のときは、「焼き網でナスを丸焼きする」というところでお手上げだったんだ。いまはそんなの平気でできちゃう(やってみるのは今日が初めてだったんだけど、だいたいどんな感じか予想がつくだけの経験値が今の私にはある、ということですね)。なんとなくそれらしい、ねっとりして美味しいものができた。しばらく試行錯誤してみようかと思う。


08/26/2010(木)

夫と駅ビルの蕎麦屋でお昼食べて、路面のカフェでお茶飲んで。

夜は、友だちが出演している演劇の公演を見にいった。


08/25/2010(水)

ロボット演劇で名古屋に行っていた夫が帰ってきた。

食事のついでに、枕と掛け布団を買う。無印良品を見た後で普通のデパートの寝具売り場に行ったら、変なブランドの柄とか花柄、ピンクとライトブルーの洪水に、あぁ無印良品を作った人の気持ちがわかる、と思った。洗濯機で洗えるダウンの夏掛けと、低反発枕と、枕カバーを買って帰る。

夜は、スタートレックのいちばん新しい映画「スター・トレック」をDVDで見る。一度映画館で見ている作品。いろいろわかっていて見てみると、本当にうまくできていると感心する。たとえば、マッコイが、医者を呼びましょうかと言われて「医者なんていらない。俺が医者だ」と言って登場するのとか、「宇宙大作戦」へのオマージュでありながらそういう故事来歴を知らない新しい観客にもこのマッコイという人物をうまく印象づけるシーンになっている。古いファンの心をつかみながら、新しい観客にも疎外感を感じさせない。この設定と登場人物で新たなスタートレック映画をどんどん作っていこうって意気込みを感じた。映画館で見たときも同じようなこと言ってたね私。


08/24/2010(火)

ちょっと遅いけど誕生日プレゼントを渡したいという友だちと会ってお昼を食べる。けっこう大きいんだけどって渡されたのは、「宇宙大作戦」の制服を着たバービーとケンの人形だった。「宇宙大作戦」30周年記念のもののようで、パッケージの中がエンタープライズのブリッジ風になっていて、厚紙でできたカーク船長とスポック(飛び出す絵本式になってる)がいるんだよ。うわー、すごい。ものすごく嬉しかったです。ガレージセールで見つけたそうです。こんなかさばるものをはるばるカナダから持ってきてくれた友だちに感謝!


08/23/2010(月)

昼の新幹線で帰宅。一人でワインとかビールとか飲んで気楽な夕飯。直後に寝てしまって、夜中にまた眠れない。


08/22/2010(日)

家族で、ジャスコに買い物に行ったり、看板にレストラン・ジャポネと書いてあるのにベルギービールが充実している店で昼食を食べたりする。夕食はそうめん。


08/21/2010(土)

昼食後、40分ほど時間ができたので、ロボット演劇の会場と同じ建物内にある美術館に行ってみた。案内に「8階」とあったので8階に行くと「前売り券は10階で入場券に引き換えてください」という意味の掲示があり、じゃぁ10階へと思うのに8基くらいあるエレベーターがぜんぜん来なくて、やっと10階に行くとこの窓口じゃなくあちらへと言われ、入場するまでになんとなく気分がしぼんでしまった。私自身あんまりにこやかに見知らぬ人に接するほうじゃなくて、どちらかというと親切にしてもらえなかったりおっかない人だと思われたりするほうなくせに傷つきやすいから、落ち込まなくていいところで落ち込みがちではあるので、あんまり深く考えないようにして中へ。中学生の団体などがいて混んでいたのもあり、あまり落ち着いて見られなかった。好きな作品もあったのだけども。またゆっくり来たいです。

マチネの開演まで物販の手伝いなどをしてから、高速バスで長野へ。長野の山育ちなので、周囲に山や緑の見えるところは、落ち着きます。バスがすいていたこともあり、なかなか快適な5時間ちょっとの旅だった。

ほぼ5カ月ぶりの実家。


08/20/2010(金)

名古屋へロボット演劇を見にいく。きょうはオープニングの招待プレビュー公演。2面客席のどちらで見るか迷い、うろうろする。

私は2週間ほど前に通し稽古も見ているし、英語字幕を担当したので台詞もずいぶん覚えているから、観客としてきょう初めて見るのとは印象がちがうかもしれないけれど、ロボットと人間が普通にインタラクティブに演技してるのが興味深かった。アフタートーク(鷲田 清一、石黒浩、黒木一成、平田オリザ)も短いが内容が濃く、それぞれの人柄も出ていて、良かった。


08/19/2010(木)

明日から3泊で旅に出る。その準備などが思いのほかさくさく進み、夜はアゴラに野の上を見にいく。


08/18/2010(水)

きのうのワークショップを振り返り、いろいろと反省があるのとはまた別に、「これって結局わたなべなおこさんのワークショップの丸パクリみたいなことになっちゃってるじゃん。サインネームを使いたいとかそういう話はしてあったけど、こういう内容でワークショップをします、させていただいてよいでしょうか、と事前に許可をとるべきだったのでは?」との疑問が浮かんできて、事後連絡ですみませんと、報告とお詫びのメールをする。

ワークショップの一番の反省点は、一般の人(「演劇が好きな人や演劇関係者」以外、ということ)対象の場合丁寧な導入が必要なんだということ。感想で「最初は恥ずかしかったけど〜」と書いていた学生もなん人かあった。その辺をゆっくり丁寧にやっていくべきだったと思う。説明が足りないところもあったしね。

でも自分がワークショップをやりたいと積極的に言ったり実際やったりするようになるとはなぁ。いつからこういうのが苦手じゃなくなったんだろう。高校生のときとか、人前で固まっちゃうような子だったのになぁ。

いえにいても暑くてたまらず、駅のコンコースのカフェに行って手紙を書く。帰りにユニクロに寄るが、売れ筋商品はやっぱりなかなか値下げにならないのね、何も買わずに帰る。

明後日から数日出掛けるので、服装の計画を立てたり洗濯をしたり。こないだ買ったタイパンツの裾をあげたり。これで夏以外は履けなくなっちゃったけど、今は長い丈のパンツを履く気になれないんだよ。

TOS(スタートレックが好きと言ってるわりに、「宇宙大作戦」はまだ見てないエピソードが多い)を何本か見る。A Piece of the Action(台詞がよく書けていると思った。特にスポックとマッコイ)とReturn to Tomorrow(ダイアナ・マルドー!)が特に面白かった。しかし、デフォレスト・ケリーは、芝居が細かくてうまいね。


08/17/2010(火)

朝から川崎へ。日本語学校にワークショップをしにいった。国際表現言語学会関係でこちらの先生と知り合ったのがきっかけで授業を見学させていただいたりワークショップをやらせてもらったりするようになってかれこれ2年。といっても、ワークショップをするのはきょうが2回めなんだけど。

午前中は、中級クラス(来日半年くらいの人たちが主だということだった)で演劇ワークショップ。アップでサインネームを使うことと前半はそれを使ってシーンを作ってもらうことは決めていたけど、後半をどうするかは、2つ案があって(現代口語演劇に行くか、観客参加型演劇に行くか)、どちらにするかはっきり決めないままで始めて、結局観客参加型の演劇を作って演じてもらうところまでやった。学生さんたちが皆素直で積極的だったし先生方の参加の多かったのもあって割とスムーズに進んだので、逆に最後のほうで詰め込んでしまって時間切れ気味になってしまった。

午後は上級の選択のクラスで、自分たちで脚本を書いて劇を上演するというのをやっている学生さんたちに、立ち稽古を見せてもらっていろいろアドバイスしてきた。事前に先生から脚本を送ってもらって読んでいて、そのときは10分程度の劇の中にいくつも場面転換があることとかナレーションに頼っていることとかに不安を感じていたんだけど、実際にやってみてもらうと、テンポの良さもありなかなか面白くできていた。アドバイスというよりも、他にこういう選択肢もありますよということを提示してきたという感じです。ただ、演劇ってお客さんの目の前で何かが起こるってのが良いところなんだから、動きとか演技で見せられることをただ言葉で説明しちゃうともったいないよ、ということだけは、伝えたかったし、伝えられたと思う。

Little Women巻末の解説を読む。作者はホントはジョーを結婚させるつもりはなかったらしい。出版社からのプレッシャーでああいう結末になって、当時から現代までの読者をがっかりさせている、と解説者は書いている。


08/16/2010(月)

Little Women「第2部」読了。きれい事といえばきれい事で、ホントはもっと割り切れなかったりどろどろしたりしてたんじゃないの?と思いはするけれど、信念とお手本(両親)があってこんな人生を送った人もいたかもしれないよ、いたらいいね、と思えるくらいの信憑性はある。ローリーがジョーに告白して断られるところが切なくて泣けた。好きだ、愛してる、という気持ちに忠実なんだよね。ジョーのほうだって、愛せない、という自分の気持ちに正直なんだ。そして、断ったあとローレンス氏(ローリーのお祖父さん)のとこに報告しに行って泣くの。ホントに切ない。

先週やっと少し涼しくなってきたかと思ったら、きょうはまた暑かった。


08/15/2010(日)

夫が、仕事で名古屋に出発。

友だちがなんだか元気がなさそうなので、焼肉をおごってあげるよと誘ったら、普段ワリカンなもんでおごってもらったらなんかとんでもない相談でも持ちかけられるんじゃないかと思って緊張したそうです。友だち甲斐のない私。


08/14/2010(土)

翻訳のほうは、私が担当する分の作業が一応終わり、「待ち」に入る。

雑誌「考える人」の、村上春樹ロングインタビューを読み終わる。この雑誌は友だちから借りたんだけど、村上春樹のインタビュー以外にも、養老孟司の対談とか、内田樹の対談とか、花森安治伝とか、面白い記事がたくさんあって読み応えがある。表紙の紙がすぐにくるんくるんと外巻きにカールしちゃうのだけが難点だと思う。あれは読みにくいよ。


08/13/2010(金)

翻訳の直し作業などをする。寝たり起きたりの時間がメチャクチャ。

Little Women「第2部」を読んでいる。新婚のメグとジョンの行き違いや衝突に、胸がつまりそうになる。ドキドキする。


08/12/2010(木)

今週も、資源ゴミを出すのを忘れた。

翻訳の仕事をした。

Little Women第1部読了。日本語でもダイジェスト版じゃないやつを読んだことがあると思うんだけど、いろいろと忘れていたり気づいてなかったことがあり、なかなか興味深かった。このペーパーバックの後半は、「続若草物語」っていわれてる内容だと思うんだけど、この本ではLittle Women「第2部」ってことになってる。すでに結末を知っているので読みたくない気がしているけれど、前に読んだときとまた印象が違うかもしれないので、その好奇心でたぶん近いうち読み始めてしまうと思う。


08/11/2010(水)

大阪大学で稽古中のロボット演劇の通し稽古を見にいった。「東京ノート」が終わって以来会ってなかった俳優たちに会う。この人にこういう魅力があったのか、こんな表情をするんだ、など嬉しい発見があった。初めて実物を見たロボットは、思ったより身体表現が雄弁で、思ったより言語表現が苦手そうだった。ロボット、っていうかどう動かすか、ってことなんだと思うけれど。演劇だから、人間もロボットも、普段の自分の性格や性能の制限に縛られないで演じる(限界はあるけども)、つまり虚構ってことだよね、その枠をどう決めてどう描くかというのは、なかなかむずかしそうだ。


08/10/2010(火)

Little Women、つまり「若草物語」だけど、こんなに思春期思春期した話だったとは、以前日本語で読んだときには気づかなかったなぁ。そして、お母さんが、もともとジョーみたいにかっとなりやすいたちで、努力してそれをおさえている(のが爆発しそうになるけどなんとかこらえている)、ということも、こんなに詳細に書いてあったのかぁ。そして、地の文の主語にときどきIが出てくる(ってことは地の文が主観的、ってことだと思う)ところも面白いなぁと思った。

明日は早起きして日帰りで大阪に行くので、きょうは早く寝よう。


08/09/2010(月)

「ナショナル・ストーリー・プロジェクト」とLittle Womenを読んだり、眠り込んだりして夕方まで過ごす。どうもここ一週間ほど寝てばかりいる気がする。

夜は、きょうまで東京デスロックの公演で忙しかった夫と、久しぶりにかめや。


08/08/2010(日)

今度、日本語学校にワークショップしに行くんだけど、その打ち合わせ。

の後、鈴木真理子さんの「遊びと学びの会」におじゃまする。真理子さんのことは、昨年3月の国際表現言語学会の大会のときに「『まりボール』で『まりトーク』」という発表で知り、なんとなく気になっていながら機会がなく、そしたら今回友だちが真理子さんの会に行くというので、私も一緒に参加させていただいた。いろいろと興味深かった。

友だちが誘ってくれたので、夜は、浴衣を着てお祭りに行った。生ビールが、300円で売ってたり400円で売ってたり200円で売ってたりした。


08/07/2010(土)

窓をあけて風を通すと、けっこう涼しい。暑い暑いといいながら、一番暑い時期はもう終わったのか?

『謎解き『ハムレット』 名作のあかし』(河合祥一郎著)読了。シェイクスピアが「ハムレット」を書いて上演した当時の時代や文化について理解することなく作品の解釈をするのはおかしいよ、という話。納得。

ルーマニアで食べた野菜スープの味を再現したくてやってみるが、うまくいかない。


08/06/2010(金)

昼食をとりに外出し、帰りに図書館に寄る。探していた系の本と、偶然見つけた本を借りる。

ためにためていたウェブの日記を、Twitterの発言やスケジュール帳やメールの記録をたよりに、書く。8月の分、7月後半の数日分、そしてルーマニア公演以降の6月分。夏休みの終わりの小学生の気分です。やっと書いた!

11日に、ロボット演劇の通し稽古を見に大阪に行くことになった(字幕の英訳をした関係で)。


08/05/2010(木)

夫とご飯を食べに、家を出たところで夫が忘れ物をとりに戻ったので、舗道の脇のコンクリの車止めみたいなのに座って待ってたら、子供の頃プールに行って遊びすぎて身体が冷えちゃってプールサイドのコンクリの床に寝そべって身体を温めたことを思い出した。

翻訳完成。ネイティブチェックしてくれる人に送る。最後の最後になって、名前の呼び方に無意識の差別みたいなのがあることに気づき、でも今の段階(台本を読んだだけで、稽古も見ていない)であれこれ悩んでも良い案が浮かばないように思ったので、とりあえず保留する。

ずいぶん前に古本屋で買ったLittle Womenを、きのうくらいから読んでいる。「若草物語」ですね。夫は「若草物語」がアメリカの話だと知らなかったそうで、南北戦争のときの話だと言ったら驚いていた。しかし、150年前のアメリカには、ホントにこんな純真な少年少女がいたんだろうかね。


08/04/2010(水)

東京デスロックを見にキラリ☆ふじみに行った。野外で、SFで、デスロックだった。できればもう1回見にいきたい。


08/03/2010(火)

歯医者に、定期メンテナンスに行く。治療椅子に座って、メガネをはずしたら、先生がビックリした顔で私を凝視し、「おきれいですねぇ〜」とおっしゃる。まえに、それまでスッピンで行ってたのにたまたまメイクしていったら先生にものすごく誉められたことがありそれ以来歯医者に行くときはメイクするようにしていたんだけど、そういえば最近ちょっとおろそかになってたかもしれない。がんばってこれからきちんとメイクして行くようにしますよ先生!

誕生日プレゼントで本城直季の写真集「スモールプラネット」をもらったんだけど、きょう電車に乗って外の風景を見ていたら、スモールプラネットの写真のようにミニチュアみたいに見えて、ビックリした。特殊なレンズとか撮り方で撮るからああいう写真になるんだと思っていたけど、いったんそういう見方を知ってしまえば、目の前の風景をいつだってそういうふうに見ることができるってことなのかな。脳って面白いなぁ。

冷やご飯があったので、昼食に「こねつけ」を作る。ご飯と小麦粉をこねあわせた生地で、砂糖と味噌を混ぜたあんを包み、フライパンで蒸し焼きにする、というもので、たぶん信州の郷土料理なんだと思う。実家で昔ときどき作ってた。今回は砂糖のかわりに「ジンジャーシロップの副産物の甘いみじん切りのショウガ」を使用。ピリッとした風味のある美味しいこねつけができた。しかし、なんで急にこねつけ作ろうなんて思ったのか自分でもわからない。


08/02/2010(月)

誕生日。

「東京ノート」終わって、映画の撮影とワークショップがあって、ずっとわたわたしてたので、きょうはいえでぼんやり過ごす。ロボット演劇「森の奥」の字幕翻訳(英訳)は、先週一応最後までやってあって、これを一通り見直したら完成なんだけど、間があいちゃったせいかなかなか翻訳のアタマに切り替えられない。

夜は、パルコ劇場に「空白に落ちた男」を見にいく。安藤洋子さんが、身体が自在に固体になったり液体になったり変化していくのがすごかった。これは何回か見たくなるね。ただ、席が下手の端のほうで、舞台の下手の壁がまったく見えなかったのが残念だった。その壁につけておいてある椅子に3人座って踊るところとか、その壁についているドアの開閉のあたりとか、見えなかった。せめて買うときに「一部見えない席です」と断ってくれれば良いのに、と思う。定価で買っているんだし。

でも、公演自体はものすごく楽しかった。再演があればまた見たい。

その後、友人たちがお誕生日飲み会をしてくれて、それもめちゃくちゃ嬉しくて楽しかったです。どうもありがとう。


08/01/2010(日)

予定より1時間早く、9時集合。とはいえ、私はいえが近いので8時半頃電車に乗れば間に合う。発表会の衣裳は、「その日着てきたもので」との指定。ゆうべ2パターンほど考えておいた中から選ぶ。

アップして、1回通してから、ダメ出しというか確認。何日か一緒にやってきてるのでお互いがどんな感じなのかだんだんわかってきて、わかってなさそうな人やカンチガイしてる人には他の人がフォローを入れるようになってきた。そしてもう1回、動きの確認を主目的としてざっと通し、いったん解散。

おのおの昼食をとり(私はインナーガーデンでだらだらしていた)、12:55に再集合。その後は、13:30の開演までに三々五々インナーガーデンに「潜入」するという段取り。私は13:10頃から現場入りして、まずは端っこに座り、お、あのテーブルが空いたぜと席を移り、そうこうしていると見にきてくれた友だちに会ったので、そのまま一緒に座っておしゃべり。たぶんこういう展開になるだろうなと予想していたとおりだった。そして5分前のアナウンスが入り、1分前のアナウンスが入り、開演。

開演、といっても、スピーカーからときどき手塚さんの声が「背中を少し丸める。顔は、正面辺りにいる誰かの胸を見ている。顔を右に少し向け視線をはずす動作を2度する」とか流れるだけで、しかも10人いる出演者が全員その指示に従うわけじゃなく、やってる人もやってない人もいる、指示通りにやってみてるお客さんもいる、という状態なので、多くの人にはたぶん何が起こっているかわからなかったと思う。途中、そうとう大きな動きが起こっても、気づかない人は気づかないので、それはちょっと意外だった。パフォーマンスを見る気満々できた人が途中で帰っていったり、おじさんが大きな声でため息をついたり(つまらないぞ、という意思表示だったと思う)、音がうるさくて耳をふさぐ人がいたり、手塚さんのしゃべる言葉を繰り返し続ける子供がいたり、指示にあわせて身体を動かし続けてるお客さんもいたり、とさまざまことが起こっていた。ワークショップの参加者のほうも、ゆったり座っている人もいれば、緊張して動きが大きくなったり小さくなったり、自分が動くところなのに忘れちゃってたり、いろいろだった。

さまざまなことが起こっていたのはたしかに面白かったんだけど、そのことがごく少数の人たちにしか共有されていないことが、私は気になった。この場にいるのに、置いてかれてる人がいすぎるように思った。その辺りは、手塚さんがどういうことをどういうふうにしたい人なのかを私がまだ理解していない部分もあると思うので、今後も見続けていきたいです。

その後、ワークショップをしていた部屋で2時間ほど打ち上げ。3日間あったワークショップのうち私は1日休んじゃったこともあり、まだ話をしたことのない人が多かった。きょうだいたいのかたと話せてよかった。大学生もいればジャズダンスが好きとか劇団に入っているというかたもいた。また、このダンスワークショップには前から参加しているという人もなん人かあった。橋本はいえから近いし、来年もスケジュールがあえばまた参加したいと思う(講師はだれになるんだろう? それも楽しみ)。


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