つれづれなる日々

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2008年6月の日々


06/30/2008(月)

朝6時に目がさめてメールを書いたりなんだりしてからまた寝て、12時起床。劇場に行く前に1つ用事を済ませる。

夕方劇場に入り、きょうは割とゆっくりめにアップして、公演。おかげさまで連日満員。

明日休演日なので、終電まで飲んじゃいました。


06/29/2008(日)

きょうも2回公演。13時と17時。昼夜のあいだに、友だちとうどんを食べにいった。ワカメとじゃこのてんぷらがおいしかった。ちょっとしょっぱかったけど。

夜公演のあと、作・演出の平田オリザと出演の志賀廣太郎によるアフタートーク。会場から質問や感想がものすごく多数出て興味深かった。

夜、久しぶりにDr. HOUSEを見る。第2シーズンかな。


06/28/2008(土)

2回公演。14時と18時。夜の公演に来た友だちと打ち上げではなしてて、最初に会ったときマチコさんはこんなことを言って(私はぜんぜん覚えてなかった!)それはあんまりなんじゃないのと思ったとか、あなたのことで私が印象深かったのはこれこれこういうことを私に聞いてきたじゃんあんときだねーとか、7カ月くらい前に知りあってその頃は毎日(仕事で)会ってたのにこうやってちゃんとはなしたことがいままでなかったというのもおかしな感じだけど、ま、当時はココロも時間もぜんぜん余裕がなかったから、しかたなかったよね、あれは。秋の公演の稽古場見学に行く約束をした。


06/27/2008(金)

先日稽古見学に来た友人(アメリカ人)から、Break A Leg!というメールが来た。英語でもフランス語でも、舞台関係は、Good luck!(幸運を祈る)って言うこと事態がゲンが悪いってって、不吉なことを言うのよね。なんだか不思議。でも、ありがとう!

普通、ゲネプロって1回だけやるんだけど、今回なぜだか2回やることになっていて、本日14時開演で第2回ゲネプロ。イスの引き方だとか、はおるタオルのサイズだとか、本番直前だけれどもまだ微調整が出た。

19:30開演で、公演初日。カーテンコールで拍手鳴りやまず、ダブルコール。

久しぶりにあった友から、『グーグーだって猫である』の4巻が出てると聞く。うー、買いたいけどなぁ。いまお金ないしなぁ。


06/26/2008(木)

11時半開始で場当たり。出はけのタイミングを調整したり、距離感を確認したり。途中で、置き道具の位置が演出判断で2度ほど修正された。ま、時計周りに20度とか、キモチ右に振ってとか、の調整。

休憩時に近所の古書店に行ってみた。吉祥寺シアターに来るとだいたいここに寄る。いつだったか1980年代くらいのQuilters Newsletter(パッチワークの雑誌)が10冊とかあったのは嬉しかったなぁ。きょうは古い暮しの手帖がいっぱいあった。買わなかったけど。

19:00開演でゲネプロ。


06/25/2008(水)

吉祥寺シアターで朝から仕込み。私は一応照明班。男性は力も強いので「男手」として舞台装置の建て込みのほうに必要とされる場合が多く、青年団の照明班は女子が多いことが多い。きょうも照明班はチーフの他は女子ばかり。今回の出演者から私も含め3人、それ以外から5人。いすれも俳優。照明の実力は、相当ある人もいれば、きっと他の現場に行けば「こんなことも知らないの?」と唖然とされる私みたいなのもいて。そんな混成チームで吊りこみを終え、出演者3人は「お疲れさま」となり、照明以外の作業に合流。私は、布の作業をしたり、頼まれてお使いに行ったり。お使いに行った先のドラッグストアで、おばあさんのお客さんに「点温膏はどこにあるの?」と聞かれる。Tシャツにカフェエプロンだったから、お店の人だと思ったんだろね。まぁでもけっこう道とか聞かれやすいほうだけどねあたし。出張で行った札幌でも、旅公演で行ったソウルでも、「お勤めの帰り?」とか「エレベーター、どこ?」とか、ホント気軽に話しかけられがちなんだよね。

夕方までに舞台の仕込みはほぼ終了し、俳優は解放される。とはいえ私は、夫が照明デザイナーでまだ仕事をしてるので、だらだらしたり客席から舞台を眺めたり夕食のお弁当の残り物のゴミを処理したりしながら待つ。きょう1日かけて建て込んだ舞台装置もすばらしいし、それに舞台照明があたると、その上さらにすばらしく見える。自分たち俳優がこの美しい空間に生きた時間を導入することができてナンボだ!早く公演したい!と、なんだかものすごく気分が高揚した。


06/24/2008(火)

久しぶりにいい天気。以前作成しておいた舞台装置(のパーツ)をトラックに積み込むため、五反田の倉庫へ。青空と雲とビルの風景がすごく美しく、写真におさめる。アトリエ・ヘリコプターの隣の、こないだ更地になってたところがもうあっというまに駐車場になっていて驚いた。

その後、春風舎に移動して稽古。きのうの通し稽古のダメ出しもかねて、最初から最後まで一通り。稽古終わって、置き道具や衣裳や小道具や、明日の搬出に備えて梱包。

夫が、きのうは『て』、きょうは『あゆみ』を見てきたので、両作品についていろいろといえではなした。うちは「家庭内ネタバレ無し」家族(どっちかがまだ見ていない作品の内容には触れない)なので、やっと話ができた。


06/23/2008(月)

朝早くめざめちゃったり、洗濯したり、メール書いたりなんだりかんだりしてから、集合時間より少し早めに春風舎へ。ちょっとだけ布の作業をした。集合時間になってみんなで掃除して、その後ご飯食べたり通し稽古の準備したりしているうちになんだか気分がどんどんどんどん落ち込んできて、落ち込んできてというか世界中から意地悪されているような気分になりかけて、あわてて外に出て一息つく。それで気分転換できて、落ち着いた。よし。メーテルリンクの『青い鳥』みたいな話だけど、こちらの気の持ちよう1つで周りががらりとかわって見えるよね。

春風舎での最後の通し稽古は、DVD撮影の関係者その他、見学の人が多かった。友とファミレスでしばらくはなして、それから帰宅。


06/22/2008(日)

12時から稽古。最初のシーンから最後のシーンまで順番に。私に関していえば、新しく手の振りがついたり、言いよどむ台詞の言いよどみ方が変更になったりした。

休憩時にほかの人たちとハイバイの話などをする。私はこういう構成だと思ったというのをはなしてみたけど、そんな解釈の余地はないと言われた。そうなの? そうなのかなぁ…。

予想外に早く稽古が終了したので、ハイバイの岩井さんにお願いしてアフタートークだけ見せてもらうことにして、きょうハイバイを見る友と下北沢に移動。私1人、ミスドで2時間、時間をつぶし(mixiずっと読んでたらケータイが電池切れになりそうになった)たのち、アフタートークを拝聴。ゲストは、岩井さんのお母さん。

で、偶然会った友人とサシ飲み。支払いの段になって、私、お金がぜんぜん足りず、とりあえず友に全額立て替えてもらっちゃった。ごめん、何やってるんだろう私。


06/21/2008(土)

『眠れない夜なんてない』は、きょうは通し稽古のみ。友人が稽古見学に来た。

夜、ハイバイ『て』観劇。いままで見たハイバイ(といっても、以前見てるのは『無外流、津川吾郎』と『おねがい放課後』のみ)の中で一番好き。


06/20/2008(金)

すごい昔の友だちが、『眠れない夜なんてない』を見にきてくれることになった。その彼女は私が送ったDMハガキを見て劇団に電話で連絡してきてくれたんだけど、確認したいことがあってでもその子の住所以外の連絡先が私の手元になくて、mixiにいる共通の友だちを介してそれこそもう十何年ぶりとかに連絡がとれた。むちゃくちゃ嬉しい。3月にあなざ事情団の大阪公演のときにも、ご招待したい人のメールアドレスがわからなくて、きっとmixiにいるだろうと見当をつけて探したらやっぱりいらっしゃって、mixiのメッセージで連絡をつけて見にきていただくことができた、ということがあった。こういうふうに、メールアドレスを知らない人と連絡をとれるとこが、便利よね。CoRichとかもね。

11時から稽古。いくつかのシーンを稽古して、16時開演で通し稽古。通し稽古、何回めだっけ。

帰宅して、久しぶりにTVを見る。NCISとボストンリーガル。どっちの番組だったか、「ご和算だ」という字幕が出ていた。「ご破算」だ、のマチガイだと思う。たしかに発音は「ごわさん」だけれどさ。しかし、NCISもボストンリーガルも面白いなー。こないだアメリカ人とはなしたとき、スタートレックがらみでウィリアム・シャトナーの名前を出したら「あのダイコン」と言ったので、それはたしかにそうだけどボストンリーガルのシャトナーはいいよ、と言っておいた。のを思い出した。


06/19/2008(木)

きのう、きょうと、稽古はお休みでした。午後、春風舎で作業。予定通り、きょうで終了した。ヨカッタ。ま、あともうちょっとやることはあるんだけど、それは劇場に行ってからやります。作業終了したので、ミシンを持って帰った。

地下鉄の副都心線が開通して、うちから春風舎のある小竹向原までの経路が3つくらいに増えた。乗り換えが楽なのは従来のルートなんだけど、値段との兼ね合いもあるんで、いままだもろもろ試し中。


06/18/2008(水)
注意:第2パラグラフで、toi presents 3rd『あゆみ』の内容に触れています。

電車が駅に着くか着かないかというタイミングで、優先席の近くに立っていた60代くらいに見えるおじさんが、大きな声をあげた。
「若い人たちさぁ。優先席なんだから、お年寄りに席を譲らなきゃダメじゃないか。」
次、なんて続くかと思ったら、
「犯罪者予備軍か? 人の痛みを知れ!」
論理の飛躍がちょっと面白かったんだけど、そこでドアが開いて、優先席に座っていた若い人たちも、演説してたおじさんも、降りていっちゃった。なんだよー、言うだけ言って逃げちゃうって、かっこ悪くない?

夜、アゴラにて『あゆみ』観劇。ルールがシンプルなので、形式についてあれこれ悩んだりとまどったりせずに見ることができた。全体の展開はすぐに予見されたけれど、その人の一生のどの部分をどう切り取ってきて見せるのかという点でいろいろと興味深く、感情的にもかなり揺さぶられた。まぁ私なんか、拾ってきた犬の名前を、「……コロ」と、言う前にタメといてさらに開き直って言うところからすでにぼろぼろ泣き始めちゃって、隣の人なんかずいぶん気がそがれたんじゃないかと申しわけなかったけど、どうしようもなかった。男の人が書いた女の人の人生、という感じが、しないでもない瞬間がないでもなかったけど、往年の大島弓子の少女漫画を読んでいるときのような、自分の過去や現在や未来を含めて女性という存在をもうもうそのまんまこれでもかというくらい肯定している心地よさ、みたいなものがあって、これ肯定しちゃっていいのかなと思いながらも、だって気持ちいいもん肯定しちゃえ、みたいな気分で見ていた。過去と現在が交錯する登山のシーンと、おばあさんがどこまでもどこまでも歩いていく終盤のシーン、それとダンスのところが、特に好きだった。悲しくて泣いたわけじゃないと思うけど、泣きすぎて目が腫れました。静かに鼻もすすらず泣くのは、結構技術がいるんだよ。ホントは大声あげてわんわん泣きたかった。


06/17/2008(火)

朝6時くらいまでイラスト描きしていたんだけど、11時くらいには起きてしまった。4時から稽古だけど早めに行こう、なんて思っていたら、でも、何をどうしたのかわからないけど時間はどんどん過ぎていって、稽古場に着いたのは3時半の少し前くらいだった。

4時〜7時過ぎまで自主稽古。その後演出家が来て、稽古。きょうはなんだか見学のかたがたくさんいらっしゃって、そのたくさんの見学者の前で私は、笑っちゃったり、台詞をかんだり、何度やっても物を落としたり、なんだかきょうはメチャクチャだった。あたけてた。


06/16/2008(月)

午後、トモちんと春風舎で作業。なかなかはかどった。あと1日あれば終わりそう。

夜、シェイクスピアの台詞を言うワークショップに参加するためアゴラへ。『ハナノミチ』の稽古がちょうど終わったところだった。出演者に、きのう稽古見てどうだった?一緒に来たお友だちはドン引きだったんじゃないの?と聞かれたので、そんなことぜんぜんないよ、友だちはこう言っていたよ、と答えた。ワークショップでは、『十二夜』のヴァイオラの台詞なんて言っちゃった。

夜中、イラストを仕上げる。クレパスの白をきのうもきょうも買い忘れたんだけど、背景に、思ったより白を使わなかったので、ある分で足りた。できてよかった、これで今週のあれやこれやの予定が立てられるよ。


06/15/2008(日)

中野成樹+フランケンズの短々とした仕事その3『夜明け前後』を見にストアハウスに。なんだかものすごくたくさん知り合いのいる客席だった。声の魅力、ということなんかを感じながら観劇。そしてね、あとで調べたら、これって、もともとのサローヤンの戯曲は1941年の作品なのね。まえに私が出演した、イタリア人演出家ジャンカルロ・ナンニさんの『かもめ』は、チェーホフの作品なのに19世紀もロシアも全然関係なくて、ただただ愛と芸術の話だった。『夜明け前後』もそういう感じなのかしらね。原作の何を捨てて何を拾っているんだろう。

そして夕方から、ヤン・アレグレ作・演出『ハナノミチ』の稽古場におじゃまする。2年前にワークショップに参加したので、いまみんながどういうことをやろうとしているのかということがよくわかった。まだ戸惑っている部分もあるようで、これから本番までの1カ月でどのように変わっていくのか楽しみだ。ものすごくかっこいいシーンや、ものすごく印象的な身体、声、必死な運動、加速する動きなどがあり、こういうパーツが全部からみあってできる公演ってどんなふうなんだろう、ぜひ見てみたい、と思った。


06/14/2008(土)

きょうもオーディションに呼ばれ、朝から出掛ける。

1時間と少しで終わって、国際表現言語学会のワークショップ会場へ。朝からのワークショップ(講師は松井周)の「お手伝いをします!」と言っていたんだけど、オーディションのため、お昼からの参加となってしまった、すみません。もう短いシーンの創作のチーム分けに入っていたので、お手伝いするといっても、あちらこちらのチームの進行具合を見たり、こうしたらどうでしょうかなど少し助言したりする程度だった。参加者は、おもに外国人に日本語を教えている先生方で、皆さんたいへん熱心で、お昼休み中もずっと創作の話をしていた。そして、それぞれ練習して発表。一人一人の登場人物の特徴や役割分担がよく出ていたり、ぞっとするほどリアルな沈黙があったり、他者がいるときといないときの雰囲気の差が見事だったり、あえて自分の見た目とちがう役に挑戦していたり、それぞれ本当にすばらしかった。最後の感想で、「語学教育に演劇をいかしたいと思っていた。簡単にやれると思っていたが、語学と演劇のアプローチのちがいに、よい意味でショックを受けた。奥が深くて、これは容易なことではないということに気づいた」というようなことを言われたかたがあった。そういうふうに、自分の問題、自分の解決方法(のきっかけ)として何かを持ち帰ってもらえたことを嬉しく思った。私はただ半分の時間お手伝いしただけなので、私が「嬉しく思った」とか言ったら僭越すぎるんだけれど。

無事終了し、きょうの会の主催者というか事務局というか、の皆さんとドトールでお茶して、私は一人別れて『眠れない夜なんてない』の稽古へ。きょうから地下鉄の副都心線が開通して、夕方だったからまぁもう混雑はしてなかったけど、地下鉄路線図を持った人とか、ホームで写真を撮ってる人とか、けっこうたくさんいた。稽古は、私が出てるシーンは1つだけだったので、早めに終わり、帰りも副都心線に乗ったんだけど、混雑によるダイヤ乱れがまだ続いているようでなかなか電車が来なかったり、来たら今度は私が不慣れで乗り換えをまちがえたり、千代田線への乗り換えにけっこう歩かなきゃだったり、代々木上原に着いたら小田急線がちょうど出ちゃったとこだったりで、きょうのところは便利なのかどうなのかまだよくわからない感じだった。

で、イラストを少し進める。白いクレパスが足りなくなりそうだ。あした買おう。


06/13/2008(金)

おとといのオーディションは1次オーディションで、通過してきょうは2次オーディションだった。何か詩を持ってきて朗読してくださいと言われていたので、『だくちる だくちる …はじめてのうた…』にした。夫から、泣かないで読めるの?とか言われて、だ〜いじょうぶ!と言っていたんだけど、大丈夫じゃなかったです。ぼろぼろ泣いてしまいました。涙にあんまり動揺しない演出家で助かった。もっとちゃんと練習して、絵をひとに見せながら暗誦できたらよかったな。

夜の稽古まで時間があったので、稽古場に行って仮眠。稽古は、床板の隙間に靴のヒールが挟まったりなんだりしたけれど、いままでやってきたことの定着を確認したり、さらに細かい調整をしたり、新しいことを試したり、なかなか内容のぎゅっと詰まった稽古だったと思う。


06/12/2008(木)

依頼のイラストを少し描く。クレパス、楽しいなぁ。

ゆうがたから神田のあたりへ出掛ける。昔バイトしたり学校に行ったり派遣で勤めたりしていた界隈で、なつかしかった。友人のとこに行ったんだけど、手前の路地に古本屋さんの書棚がずらっと並んでいて、ついつい見てしまう。干刈あがたの『ウホッホ探検隊』が文庫で百五十何円だった。そして、来年の企画のミーティング。顔合わせをかねて、パーティー気分で。関係ない話もずいぶんたくさんして、でも企画の話もだいぶ進んで、よい会だった。


06/11/2008(水)

オーディション1件。メイクしていったら友だちにいいねと言われたけど、メイクしてていいねって誉めてくれるの女子ばっかりなんですけど、男子的にはどうなんだろか。

オーディション一緒だった友と東大カフェ小一時間。テラス席さわやかでいいけど、足首あたりを蚊にくわれた。あと、値上がりしてた。

夕方から春風舎で作業。実際の作業というよりも、どうふに進めるかのメドをつけるのがきょうの目的。うん、だいたいどうしたらいいかわかった。


06/10/2008(火)

銀行の通帳が、未記入が多かったりなんだりでATMでは記帳できず、町田の店舗まで行って記帳してもらう。4月アタマの入金がどこからのお金か、やっとわかったよ、予想どおりだったけどね(フリーランスがこんなことじゃダメだよね)。ついでにオカダヤ町田店に寄る。会員証が全店舗で使用可能ってきのうまで知らなくて、新宿本店ばっかり行ってたんだけど、これからは、いえから近い町田店も利用するようにしようと思う。

きょうはホントにいい天気。いつもほとんど閉めたっぱなしの寝室の窓をあけ、風を入れた。

夜はアゴラで、いまフランスから来ている演出家2人の歓迎パーティー。2年前にワークショップに参加していろいろとおもしろかったヤン・アレグレは、いま、7月のアゴラ公演の稽古中。私は、青年団の新作と時期が重なっちゃって参加できなくなったんだけど、俳優たちの話を聞くと、今回もそうとうおもしろそうだ。

帰宅してメールチェックすると、イラストの依頼が来ていたよ!


06/09/2008(月)

こないだmixiの日記でロールキャベツの話をしてたので、きょう久しぶりに作ってみた。具はいつもテキトー。きょうは、豚挽き肉280g、木綿豆腐小1パック(水切りして)、タマネギ1/4個(みじん切り)、卵1個、塩(たぶん小さじ1くらい)、コショウ。ロールキャベツというと思い出す話があるんだけど、それは、料理ほとんどしたことない友だちが一念発起してロールキャベツに挑戦したんだけど、キャベツが折れちゃってうまく巻けなくて、どうしようもなくなって実家に電話して聞いて、それで初めて、ロールキャベツのキャベツの葉っぱはゆでておいてから使うというのを知った、という話。生キャベツを巻こうとしてたんだね、その子。

私もドラマ部分に出演した『あなたは人を裁けますか? 宮台真司と考える裁判員制度』(TBSラジオ&コミュニケーションズ) というラジオ番組が第45回ギャラクシー賞の選奨に入ったそうです。


06/08/2008(日)

午前中、来週のワークショップの打ち合わせ1件。当日に手伝えるかどうか、直前にならないとわからない、という、申しわけないような無責任な立場なんだけど、内容に興味があり、少しでも助けになれればと思って。日本語教師のかたから聞く現場の話は、いつもホントに興味深い。きょう聞いた話では、日本語のテキストに、一字一句このとおりではないかもしれないけど、
「エンジンの音がおかしいですね」
「じゃぁ、すぐ空港に戻りましょう」
という会話が載っている、いったいどんなシチュエーションを想定しているのか!?というのが印象に残った。それと、自然な会話教材が必要というのは中級以上の話で、初級段階では日本語の構造を理解させるため会話としてはぎこちないかもしれなくても構造のしっかりした例文を使う必要がある。それはたしかなんだけど、初級のレベルを過ぎても教科書そのままの言い方から卒業できなくて、えらそうなつもりはないのにえらそうな印象を相手に与えてしまうというような場合があり、そこの指導がホントにむずかしい。という話。

お昼に入ったカレー屋さんで、お店の女の子が、
「いま、お米を炊いているので、あと10分くらいかかります」
と言うのを聞いてカナダ在住の日本語の先生が驚いたり、日本在住の30代劇作家は逆に、
「え?何がおかしいんですか?」
と言ったり、言語的になかなかシゲキ的な会合でした。

何がおかしいか、わかりますか? 「米を炊く」って言い方、以前はしなかったはずです。「ご飯を炊く」って言ってた。でも最近の若い人は、「米を炊く」っていうんだよねー。そのときはそんなくらいの話で終わったんだけど、夜、夫とこの話をしていて夫の言うには、これは、「ご飯を炊く」「お湯をわかす」というような、動作の結果生じるもの(米を調理した結果の「ご飯」、水を加熱した結果の「お湯」)を目的語の位置に置くというルールが乱れているということではなくて、最近の若い人は調理済みの米のことも「米」と言う、ということなんじゃないの、とのこと。「米を食べる」とか言うって。なるほどなー。

ことばの意味範囲がかわってきてるってことですかね。そういえば、「嫁」ってことばも、最近、自分の奥さんの意味でも他人の奥さんの意味でも、ニュートラルな感じで使うよね。「嫁(自分の奥さん)が言ってました」とか「あれ?きょう、嫁(あなたの奥さん)は?」とか。昔はなんか封建的というか家制度というか、そういうイメージがあったし、そういうふうな使い方はしなかったと思うんだけどね。


06/07/2008(土)

『眠れない夜なんてない』第2回通し稽古。劇団員を中心に、見学者多数あり。中に、日本語のわからないゲストがいて、開演前にだいたいの設定とかを説明しようと思っていたんだけど、地下鉄の乗換えがたいへんだったとかで開演後に到着したため、舞台がどこで何についての話なのかをまったく知らないままでとにかく見てもらうことになっちゃった。それでも最後まで興味深そうに、ときに舞台のできごとに反応を示しながら見ていたようで、楽しんでもらえてよかった。


06/06/2008(金)

駅ビルのお蕎麦屋さんでお昼を食べた。スポーツ新聞を持ったおじいさんが向こうの席に座って、
「茶蕎麦、板わさ、……生ビール」
と注文。なんか俳句みたいだった。夫は、「とりあえず」と上の句をつけたらいいと言った。

その話を稽古場でしたら、みんながいろんなことを言う。
「茶蕎麦にビールはちょっとなぁ」
「最後を『純米酒』にしたらいいんじゃないの?」
「純米酒、茶蕎麦板わさ、純米酒、どう?」
「そりゃ飲みすぎだー」
「泡盛、ぐるくん……」(←マイペース)
「『とりあえず生ビール』、あたしは自由律だから、これで」


06/05/2008(木)

お願いごとがあって、電話した。できないと言われ、じゃぁこうしてもらえないかと聞いたことも不可能と言われて、それはまぁ、急に頼んだのでしかたない面もあるんだけれど、そのことについて最後に「大丈夫?」と言われて、そんなの意味のない、アイサツみたいなやりとりなんだから、「だいじょぶだいじょぶ」とか「うん」とか答えておけばいいものを、つい、「大丈夫じゃないけど、いいです」と答えてしまった。こういう大人気ないところが、いつまでたっても直らない。へこんだ。


06/04/2008(水)

11:30開始で稽古。基本的に、稽古するシーンに出る人以外は稽古場に来なくてもいいシステムなので、少人数でこぢんまりした始まりだった。きょうは、見学のかたが1名いらっしゃった。


06/03/2008(火)

稽古が休みで、なんだか1日寝ていた。疲れがたまっていたようだ。


06/02/2008(月)

朝10時から春風舎にて搬入。舞台上に置くテーブルだのイスだのがあるし、梱包した小道具、衣裳などもクリアケースで10個くらいかな?結構な物量。搬入を終えて、とりあえず要らないものを収納するチーム、舞台図面どおりにアクティングエリアを場見るチーム、普段客席に使用している平台で簡易舞台装置(パネル)を建て込むチームなどに分かれて作業。私は照明チーム。予定の1時間では作業が終わらず、稽古開始できたのは12時近くになってからだった。しかし、これでもう劇場入りまで置き道具を置きっぱなしでいいし、実寸で稽古できるので、ホントに助かります。

私の出ているシーンの稽古は18時で終わり、帰路につく。新宿駅構内をうろうろしていて、友人にばったり会う。すごく疲れた顔をしていると言われた。今朝、早かったからね。


06/01/2008(日)

『眠れない夜なんてない』の稽古を12時前に終えて、もろもろ梱包。搬出。トラックに積み込む。いままでアゴラ劇場の5階の稽古場で稽古していたけれど、明日から春風舎に移るからね。

夜は、きのうに引き続き、布物作業。今回、縫う量がそんなでもないから、ミシンじゃなくて手縫いでやっつけちゃった。TVを見ながら(というか、音声聞きながら)できるのがいいね。ちくちくちくちく運針も、なかなか気持ちいい。リラックスできる。ただ、指ぬきをはめないでやっちゃったから、針のお尻のあたるとこ(利き手の中指の上のほう)がちょっとキズになっちゃった。見たTVは、『ボストン・リーガル』や『NCIS〜ネイビー犯罪捜査班』。

明日、朝早い(春風舎で10時からなので、8時半過ぎにはいえを出る必要がある。私にとって、これは、ものすごく朝早い)ので、早く寝たいんだけど、眠るまで暗い中で横になっているのがイヤなのが最近ますます高じてきてて、眠くなるまで『うつうつひでお日記』やら『ベスト・オブ・ドッキリチャンネル』やら(どちらも、すでに読んだことのある本)読む。


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