つれづれなる日々

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2009年7月の日々


07/31/2009(金)

きのうアゴラの事務所で激落ちくんを使ってる友がいて、威力と使い勝手のよさに感心した。ので朝からいえの台所で激落ちくんであちこち掃除する。の後、ご飯炊いてご飯食べて、二度寝。なんだか悲しい夢を見た。

きょうの稽古は3時から。私は7時前に終わって帰宅。スーパーでサンマ塩焼きが半額になってたので買って、ゴーヤとサンマとご飯を炒めて食べた。おいしかった。


07/30/2009(木)

11時から『東京ノート』稽古。クーラーつけても稽古場が暑い。稽古は、どのシーンの稽古をやるか1時間単位で予定があらかじめ立てられていて、俳優は自分が出るシーンのときだけ来ればいいことになっている。とはいえ『東京ノート』は私は出てるシーンが多いから、たいてい毎日時間いっぱい来てる。

きょうはラストシーンの稽古もあった。演出からの指示を台本にメモしてあるんだけど、ある台詞の前に「長い間」とだけ書き込んであった。最近変更やカットになった部分もあるので、15年前からやってる演目だけど、台本は見ないとね。


07/29/2009(水)

午前中、掃除洗濯。午後、『東京ノート』稽古2時間。のあと秘密自主稽古(別の公演です)2時間。なかなか台詞が覚えられない。


07/28/2009(火)

きょうの『東京ノート』稽古は朝10時開始。9時台の小田急線はさすがにぎゅうぎゅうに混んでいて、いつもだったら「冷房がきつすぎる」と感じるけどこの混みっぷりにはガンガンの冷房がちょうどいい。

夕方、カレー屋でカレーを食べていたら友だちがお茶を飲みにたまたま入ってきて、しばらく話す。私が7月にやった公演のこととか友だちが8月にやる公演のこととか。こういうちょっとした時間っていいよね。

夜は、劇団のミーティング。飲食しながらまじめに話す。


07/27/2009(月)

『東京ノート』の稽古が始まった。今年は秋に、ジュネーブでフェスティバルに参加し、その後日本国内のツアーがある。一部キャストがかわって、また少しちがった東京ノートができていく。前回のヨーロッパツアーから、8カ月近くたってるのか。久しぶりの稽古で、きょう、なんだか自分の声が低くなったような気がしたけど、他の人に聞いたら別に低くなってとかなかったそうだ。


07/26/2009(日)

したい仕事をゆうべガンガンやっちゃった。すごい前から、したいんですやらせてくださいと言っていて、なのになかなかできなかったやつなんだ。まだこれで終りじゃなくて、初稿できました、という段階なんだけど、ここまでやれてホントによかった。よし、じゃぁ今度は、しなきゃいけない仕事のほうもがんばるぞ。


07/25/2009(土)

だいたいいえにいた。長めにしている前髪がうっとうしくてたまらない。見ためは好きなんだけど、ちょっとそろそろもう限界だなぁ。


07/24/2009(金)

昼、友の出演している演劇を池袋で見る。夜、OPAP『桜美林の三人姉妹』観劇。


07/23/2009(木)

行き慣れた居酒屋に行く。行き慣れた店なのに、こんにゃく味噌田楽とか初めて食べた。初めて一緒に行った友だちが頼んだの。なんか新鮮でした。


07/22/2009(水)

用事があり、杉並区の、以前住んでいた街に行った。駅前の肉屋も花屋もなくなって、チェーンのドラッグストアやコーヒーショップにかわり、街並みが妙にカラフルになっていた。


07/21/2009(火)

午前中、演劇のレクチャーを聞く。自分のやりたい演劇をやるのには、企画制作的な能力が必要だ。


07/20/2009(月)

筋肉痛。腕の筋肉が痛くて、大リーグボール養成ギプスをつけてるかのようなぎごちない動きになってしまう。大胸筋も痛い。というか、ここに筋肉があるって、生きてきてきょう初めて実感した気がする。


07/19/2009(日)

日野晃先生の「身体塾」というのに行ってきました。以前『ウィリアム・フォーサイス、武道家・日野晃に出会う』という本を読んで、すごいということはわかったけど具体的に自分が何をどうしたらいいのかはわからなかったので、とにかく実際にセミナーなりワークショップを受けてみようと思って、それで参加してみたら、意外にもメンバーの中に知り合いが4人もいて、みんな「なんでマチコさんが?」と不思議がるんだけど、身体のことには私いつも関心があるんだよ。

3時間で何ができるようになったとかいうことではないんだけど、相手につかまれた腕を、動かす、という漠然とした動きだったのが、この指先であの手のひらにタッチするという具体的な目的を意識したととたんに、身体の感じが一瞬で変わった。そのことだけは感じられたと思う。


07/18/2009(土)

「存在感がある」というのをhave presenceと言うのは知っていたけれど、きょう、YouTubeでマイケル・J・フォックスのインタビュー番組を見ていたら、She is very present.っていうふうに言ってた。なるほどなー。

明日開催のセミナーに、行くか行かないか行かないか行くか迷っているうちに前日になってしまい、もうあきらめようと思っていたら、そこに通っている友だちから、「明日来ますか。来るなら待ち合わせしましょうか」とメールをもらい、「3日前までに申し込めって書いてありますよ」「前日でも大丈夫ですよ」といったやりとりののち、行くことに決定。ときどきこういうふうに、物事が急にしゅーっと加速的に進むことがある。

夜、友だちがやっている公演を見にいく。前回この劇場に来たのは別の友だちのダンス公演で、その子はその後しばらくして亡くなったんだったなぁなどと考えていたせいもあるのかどうかわからないけれど、終演間際になって背中が急に痛くなり、あっというまに神経痛のような痛みが背中から首の左側、耳のあたりまでのぼってきて、ものすごくしんどかった。これはもう舞台横切って外に出るしかないか(そういう席だった)と決心しかけたところで終演。たまたま隣の席が友だちだったので、お願いして背中をさすってもらった。身体が冷え切っていた。冷房にやられたらしい。

肉と野菜を買って帰り、肉ナス炒めでご飯。


07/17/2009(金)

たまりにたまった洗濯物! 洗濯機を3回まわす。まだあるよ。明日も洗濯だ。


07/16/2009(木)

夫と歯医者。2人ともメンテナンスのみですぐなので、一緒にみてもらう。

その後、食事して、夫もきょうは時間があるというので、Bunkamuraザ・ミュージアムに「奇想の王国 だまし絵展」を見にいく。17世紀とか19世紀とかのトロンプルイユは、いまの目で見ると「精巧に描かれたうまい絵」でしかなかった。暗めの室内などにあったらまた違うのかもしれないけれど、美術館の壁に並んで展示されていると、どうしてもそのように感じてしまった。マグリット、ダリ、エッシャーは面白かった。特にマグリットの「落日」「望遠鏡」に心惹かれた。日本のだまし絵の展示もあり、表装した掛け軸のように見せて実は描いてあるという「描表装」というのを初めて見た。日本人って面白いこと考えるなぁ。一番鮮やかでドギモを抜かれたのは、パトリック・ヒューズの「水の都」という、遠近法を逆手にとった作品。絵がどうして立体的に動いて見えるのか。じっと目をこらし、見る位置を少しずつずらしているうちに、仕掛けがわかって思わず「あっ」と声をあげてしまった。

全体としてとても興味深い展覧会だったけれど、混雑していて思いどおりに見れなかったのが残念だった。私は、混雑してるところは飛ばして先に進んだり、また戻ってすいたところを見たり、せっかく夫と2人で行ったのに1人でまったく自分勝手な見方をしてしまって、人間的にどうなんだろうと思ったけれど、2人ともだいたい見終わったところで合流して感想を言い合ったり気になる作品をもう1度一緒に見たりしたので、最終的には「2人で見た」という感じになって、よかった。

一旦帰宅し、夜は、いえの近所の大好きな居酒屋に行く。駅前の再開発のため移転しなければいけないことになってでも移転先が決まらず今の場所でいつまで営業できるかわからない、ということだったが、きょう行ってみたら「8/31迄この場所で営業いたします」との張り紙があった。それまでに後何回行けるだろうか。


07/15/2009(水)

秘密稽古。

夜、友だちと4人で飲む。


07/14/2009(火)

きょうも秘密自主稽古。夜は別の用事。小学生みたいに泣く。小学生の頃のいろんな思い出がよみがえってきた。


07/13/2009(月)

「化粧品、明日アゴラに持って行きます」と五反田怪団で共演した友からメール。あら、何か化粧品楽屋に忘れてきたかしらと荷物を確かめたら、化粧ポーチごとないじゃないか。うわー、きょうはスッピンだ。

秘密自主稽古の前に台詞の復習をしようとマックに寄る。カウンターで隣に男子高校生3人が座り、聞くでもなく聞いていると、高校生クイズに応募するらしく、問題の傾向がどうとかいろいろ言っていた。そのうちプロフィールにおもしろいことを書こうという話になり、
「将来の夢は、社員食堂の刺身にタンポポをのせる人になることです」
「それタンポポじゃなくて、菊」
と言っていて、おもしろくてついメモをとってしまった。

今週水曜日には演出家と稽古するので、それまでに台詞や段取りをちゃんと覚えとくのが今日明日の自主稽古の目的。そういう短期的目的がはっきりしていることもあり、さくさくと進む。よし、流れはほぼつかめた。


07/12/2009(日)

16時集合。きのう私は話していて最後どう終わるのかわからなくなって話し続けていて司郎くんに「(友だちがそういう目にあったのは)マチコさんのせいじゃないよ」と入ってきてもらって終わったんだけど、その感じをきょうも再現できるといいんだけどと言われ、きょうはその方向性で行くことに決める。

3日間の公演を通じ、全体を進行していく司郎くんの司会役のうまさには常に感心していたけれど、きょうの後半は特に、緊張感のない司会進行と、語り手となったときの場の掌握のしかたの、メリハリというか緩急というか、そのバランスの見事さに、思わず見とれていた。
(去年の日記を読み返したら、あんときもやっぱり司郎くんすごいと感心していた! 感心してるだけじゃダメじゃんかあたし――2009年7月18日記す)

打ち上げして、ギャラいただいて、終電近くに帰宅。


07/11/2009(土)

先日買った「レッツ・すぴーく・English」という本(伊藤比呂美著、岩波書店)の中の、「あとがきにかえて」という文章が、私が書いたのかと思うくらい私の言いたいことが書いてあって(この本は全編がまさに私の言いたい内容である)、この本を買った理由の1/3はこの文章なんじゃないかと思う。こういう文章です。

 わたくし、ネイティブの言語使用者たちに、注文があります。英語使用者にかぎりません。
 非ネイティブとのもたつく会話を、おそれないでいただきたい。あ、やだな、めんどくさいなと腰が引けてるのがありありと見えるときがあり、それは、われわれは鋭く感じ取って、いやあな気分になるのであります。

 そのためにも、非ネイティブの発音や文法の逸脱には、どうか柔軟に、辛抱強く、対処していただきたい。われわれも、われわれなりに、がんばっておるのです。

 しゃべる速度さえ遅くすれば、われわれにはずいぶん助けになります。しかし、過度にゆっくり、ゆっくり、しゃべってくださるお気遣いは、ご無用に願います。なんだかとっても自尊心が傷つくからです。

 友人ならば、けっしてこちらのことばのまちがいを、たださないでいただきたい。夫とか恋人とかそれに類する関係も、同じです。
 ことばをなおされるのは、同等の関係性の上には、なりたっていかないものであります。

 わからないで聞きなおしたときは、ことばがむずかしすぎたと感じて、ちがう言い方で同じことを言いなおそうとするクセが、人間いっぱんにあるようです。
 そうではない。そのまま、今、口に出したのと同じことをそのまま、ゆっくり、くりかえしてもらいたい。何回も同じ文を聞いた方が、わかる率は高いのです。

 われわれが聞き返すのは、聞き取れなかった(単語を知らなかった)せいであって、内容を知らないせいではない。われわれのことばで話されておれば、内容は理解できるのです。
 そこで、ことばができないからといって、バカではないんだということをキモに銘じておいていただきたい。
 つまり聞き返されたときに、まず、そのことばの意味の説明を始めるというようなことはしないように。ただでさえ、外国語を使うということで、われわれは不自由感と卑小感にまみれております。
 ことばの問題はさておいて、あとは人間らしくどうどうと生きていたいものであります。

 その場に数人の人がいて、使えることばが共通していないときは、どうしても大多数の人間が使うことばで、その場の会話は仕切られます。そういうときには、どうか、ことばの不自由な人々の不自由さをおもいやってくださいな。
(後略)
ただ、でも、友人や配偶者、恋人の言葉を直すな、という部分は、私とちがう意見だな。私は、尊敬し認め合う友人、恋人、配偶者同士だったら、言葉を直されても関係はギクシャクしないと思う。

五反田怪団、きょうは15時集合。なんだかぼーっとしていて、30分遅刻する。他にも遅れてる人がいて、他のみんなは打ち上げの料理の仕込みをしながら待っていてくれた。きのうのダメ出しとして、私は、「これこれこうでした。で次に、これがこうなりました。そして、こうなりました」というふうに、内容をわかりやすく伝えようとする話し方になっちゃってた(怪談てのはそういうものではない。目的は怖がらせることだから)、と言われる。そのほか、全体として、みんなの座り位置や仕掛けを修正したり、ドライブの話の雰囲気を変更したりした。

公演では、きょうのお客様は反応がわりとあり、怪談でこんなに和気あいあいとしてていいの?と思うくらいの一体感があった。


07/10/2009(金)

きょうから五反田怪団が始まる! きょうは12時集合の予定が14時に変更。になったのを知ったのは朝起きたときだった。もうちょっと寝る。きのう結構疲労困憊してたので助かったよ。

集合して、仕掛けをみんなであーだこーだしているうちに15時半近くなり、ゲネ開始。私が語る話は、きのう大幅に変更になって、内容がスッキリしたので、もう台詞に起こさないでなりゆきまかせ的にしゃべってみた。3カ所ほどダメ出しがあったけど、大きい変更はなし。

ゲネ終了したら18時で、それからさっと食事したりセッティングしたり。ゲネが結構長かったので、もろもろカットしたり、話の順番を入れ換えたり。あっというまに開演。ちょっと緊張した。

アイライナーがにじんでパンダみたいになっちゃうことが多く、友だちに、いいアイライナーはないか聞いたら、これこれがいいよと薦めてくれたのがあって、それをきのう買ってきょう試してみたんだけど、ぜんぜんにじまないし、筆ペン式だけど達筆な「線!」に描けすぎないし、これいいね。


07/09/2009(木)

アサイチで美容室へ。髪をストレートにして、金髪にしたかった。縮毛矯正と同時にブリーチすると髪が痛むのでカラーリングだけにしたほうがいいと言われ、さらに私の場合以前白髪染めをしてるからカラーリングだけだとあまり明るい色にならない可能性がある、やってみないとどうなるかわからないという話。とにかくその線で進めてもらったところ、落ち着いた茶色になり、ま、それもまたよし。この美容室は友だちにすすめられて行ったんだけど、縮毛矯正が5,000円弱、カラーリングが2千いくら、とお手頃価格。最初の洗髪がなかったり、マッサージやお茶などのサービスがなかったり、髪を流すとき顔にかけるのがタオルじゃなくて使い捨ての不織布だったりで、低価格の理由がわかりやすくて好感を持った。ゴージャスな気分になりたくて美容院に行くというのもわかるけど、そういうときばっかりでもないから、こういうお店があると本当に助かります。

夜の稽古まで、池袋や新宿でぶらぶらする。最後は大崎のサブウェイで、自分の話す怪談の台詞起こし。

怪団稽古では、「これが、そのときの写真です」というのをみんなに回して笑いをとった(明らかに合成写真だったので)けども、話自体はいろいろとうまくいかず、司郎くんがその場で、元の話のパーツを残しながらまったく新しいストーリーを考えてくれて、その内容や構成をメモする。後半のみんなで語る話についてのダメ出しで、「マチコさんは論理的だから最短距離で話すけど、内容を伝えるのが目的じゃないから、ここの部分はもっとじっくり話すほうがいい」と言われる。なるほど。


07/08/2009(水)

きょうの五反田怪団稽古で、初めてみんなの前で話す。話の中のカップルと自分とをどういう距離にするかなかなか考えがまとまらなかったが、話す直前になって、「高円寺でミュージシャンをしている、友だちの弟」から聞いた話にするという案を思いつき、その線で話した。具体的になって話しやすかったけれど、工夫して作った台詞とか何カ所かダメ出しされて、いちいちもっともだと思うのと同時に、自分には怪談のセンスがないのかなぁと少しへこむ。少しだけ。


07/07/2009(火)

さすがに札幌日帰りは強行軍だった。きょうは寝倒す。

ダニエル・タメット著『ぼくには数字が風景に見える』を再読し始める。なんだか随所で涙が出てくる。以前読んだときはそんなことはなかったのに。まえは、ダニエルと自分の似ているところにばかり興味がいっていたけど、きょうはもっとダニエル自身に共感して読んでいた気がする。この翻訳は読みやすいんだけど、もとの英語でも読みたくなり、amazonで注文。

夜、五反田怪団稽古。私がしゃべることになった話を、まずは聞かせてもらう。うーん、複雑だし、どこが怖いポイントなのか把握するのがむずかしい。帰りの電車の中で、ポイントを整理しながらもう1度、話の構成を教えてもらう。


07/06/2009(月)

日帰りで札幌へ。北海道舞台芸術情報フェア2009という会であなざ事情団のプレゼンをしに行ってきた。5分のプレゼン時間で、自分たちの紹介と、「三人姉妹」の冒頭2分を演じる。会場で、同じくプレゼンに来ていたとある劇団の女優さんに、面識もないのにすごい知ってる人みたいに挨拶してしまい、
「すみません、1982年頃から公演を拝見していて、ついつい知ってる気になって挨拶してしまいました!」
と謝る。でもそれがきっかけで、自己紹介して、いろいろとお話できてよかった。


07/05/2009(日)

友だちの出演している公演を見にいった。隣の席の人から、「鳥の飛ぶ高さ見ました」と話しかけられた。きのう神戸でも同じことがあった(京都公演を見た大阪在住のかたが隣だった)ので、2日連続の出来事にちょっとビックリ。

きょうの空はきれいだった。夕方の雲、見飽きることがなかった。


07/04/2009(土)

日帰りで神戸へ。東京デスロックの『LOVE2009 Kobe ver.』観劇の旅。ぷらっとこだまで行くつもりだったんだけどぐずぐずしていたら売り切れちゃってて、往復のぞみという豪勢なことになってしまった。でも、作品がものすごくよかったし、作ってる人たちと話もできたし、行ってよかったです、満足してます。

演出の多田さんが開演前に客席の前に立ち、『LOVE』っていうタイトルなんだなぁと思って見てもらうといいと思う、というふうなことを言っていた。

舞台後方の白い幕が、「LOVE」の文字を残して照明でありとあらゆる色に染まってにじんで光って、というオープニングにまず心を奪われ、心奪われ涙流しながらも、「私はこれすごいなーと思って見ているけど、『早く始まらないかな』みたいに思ってる人もいるんだろうなぁ」なんて頭の片隅で考えてもいた。いろんなLOVEを見た。ただ、私は一番極端なLOVEは、世界全部を敵にまわしてもこの人と2人でいたいというLOVEだと思うんだけど、そういうLOVEは見えなかったなぁ。あぁでも舞台上の全部の人が全体で愛し合う2人で、客席の私たちがそれ以外の世界だとすれば、そういうLOVEもあったともいえる気がする。

終演後、夫と食事。というかいろんな美味しいビールをたくさん飲んだ。


07/03/2009(金)

午後、秘密自主稽古。きょうは動きもつけてみる。

夜、五反田怪談稽古。


07/02/2009(木)

午後、秘密自主稽古。読み合わせというか台詞を思い出すというか。ゆうべちゃんと寝てなくて、途中何度か台詞を言いながら眠ってしまいました、「気持ちよさそうだったから」と起こさずにいてくれた相手役のあなた、すみません(あとで、俳優の友だちにこのことをはなしたら、あきれられました)。

夜、あなざ事情団稽古。5分の出し物を作る。実働2時間くらいだったけど、身体も頭も使ってヘトヘト。


07/01/2009(水)

天井でコンコン音がした。カナブンらしい。明かりで廊下に誘導し、壁にとまっているところを捕獲(素手でじゃないよ)して外に逃がす。

食事しに駅ビルに行った以外、変な時間に寝たり起きたりしていた1日だった。


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