つれづれなる日々

今月の日記に戻る
トップページに戻る

2007年12月の日々


12/31/2007(月)

大晦日ですが、『隣にいても一人』英語版リーディングの稽古。前回の続きで、1場の残り、2場、そして4場を一通り。「よいお年を」と言い合って別れるけれど、明後日にはもうまた稽古で会うんだなぁ。


12/30/2007(日)

雨がふったと思うと、きれいに晴れた。きょうも『火宅か修羅か』の受付。終了してすぐ帰宅して、すごい久しぶりに夕ご飯をつくりました。ネギ豚。


12/29/2007(土)

「きのう『火宅か修羅か』を見て号泣したんだって?」と出演者に言われる。まぁそういうふうに見えたよね。そういうことにしといてもいいんだけど、実はちょっとちがくて、劇場に来る前からすでに目の周りがはれてたのね。ま、その後演劇見て泣いたことは泣いたんだけどさ。

昼・夜と『火宅か修羅か』の受付を手伝う。荷物を預かったり、書籍を販売したり。終演後、出演者(友人)に、あなたのこれこれの台詞で涙が出た、ぐっと来たよと言ったら、「あんなこと言う人、いないよねぇ」というお返事。うふふふふ。すばらしい! 俳優が登場人物に共感してなくたってすばらしい演劇はつくれる!


12/28/2007(金)

午前中アゴラにて『隣にいても一人』英語版リーディングの稽古。はじめて演出家にみてもらう。3場の始めのほうと、1場。そして今後の稽古予定を決める。

終了後、ふじみへ。きょうも発声練習から。きのうの通しでダメだしのあったところなどを確認。抜き稽古というか。その後、3回めの1幕通し稽古。

夜はアゴラに戻り、『火宅か修羅か』観劇。初演は自分が出ていたから、この作品を客席から見たのは初めてだった。初演のときは、小説家の娘3人姉妹とか旅館の姉妹(初演時はこちらも3人姉妹だった)のことをよく考えていたような気がするけれど、きょうは、ボート部の人々、それから小説家の再婚相手、といった人たちが印象に残った。俳優がうまいとかへたとかどうとかこうとかいうことじゃなくて、自分の人生がいまその辺りに興味があるんだろうなと思う。


12/27/2007(木)

きょうもロミジュリの稽古。菅尾さんの演出助手の大森さんが、クラシック音楽のかただそうで、発声を教えてくれた。歌う発声をしゃべる発声にそのまま全部とりいれられるわけではないけれど、各部(口腔、軟口蓋、声帯、腹筋とか背筋とか)を意識することなど、勉強になった。特に、「高い音を出すときほど、軟口蓋を上にあげる」と言われてそういうことを意識したら、のどに負担をかけずにかなりの高音まで出せるようになって、あれはホントにビックリした。世界は学ぶべきことに満ちている!


12/26/2007(水)

いま稽古中の、ロミジュリと言ってるヤツは、『大恋愛 3人の演出家による「ロミオとジュリエット」』という公演で、1本の作品の1幕、2幕、3〜5幕をそれぞれ別の演出家が演出する(出演者は共通)というトンデモナイ(おおむね良い意味で言ってます)企画です。きょうはその第1幕の最初の通し稽古。公演は2月上旬なのでまだだいぶ先なんだけど、来月は主に2幕以降の稽古で、1幕はこの年末のうちにある程度形にしておくという作戦になっている。1幕っていうのは、舞踏会でロミオとジュリエットが出会うところまで。いわば、これからいろんな事件が起きていく元となる「問題提起」の部分。「問題提起」にふさわしいわくわくドキドキな感じに仕上がっていきそうだ。


12/25/2007(火)

菅尾稽古。1時稽古開始の予定が俳優が集まらず、30分ほど押す。きょうは身体を使う系の稽古が多く、終了時には口をきくのもメンドクサイくらい疲れてしまった。飲みに誘ってくれる人がいて、飲みに行くつもりだったんだけど、やっぱりゴメン疲れちゃったので帰るよと帰ってきた。ゆっくりお風呂に入って寝ます。


12/24/2007(月)

菅尾稽古。1場を作る。オーディションで選ばれた俳優が20人近く集まってるわけなので、そりゃもういろいろな経験や考えを持った人の集まりなわけで、1つの出来事に対する感じ方、考え方、対処の仕方がそれこそ千差万別で、本当に興味深いです。


12/23/2007(日)

ふじみの稽古がお休みなので、久しぶり(1週間ぶりだ!)にアゴラに行く。1月早々来年の公演の劇団内オーディションがあるのでその台本をもらいに。三重版のすみえ、関西版の義男がいたので、ちょっと3人で『隣にいても一人』の読みあわせをやってみた。英語と関西弁で会話。なかなかシュールでおもしろかった。

それから、『隣にいても一人』英語版リーディングの自主稽古。全場を2回ずつ。私は最近ロミジュリにかかりっきりでこっちの台詞を言う練習をしてなかったので、思いのほかつっかえてしまった。なにくそ!

帰宅して、あなざ事情団のホームページに、帯広公演の情報を載せたり、『ゴド侍』の舞台写真を載せたり。ま、お休みらしといえばお休みらしい1日だった。明日からまた稽古稽古ー。


12/22/2007(土)

演出家というものは、作品のためにこっちのほうがいいと思ったら、きのう自分で宣言したことをきょう平気で撤回する人たちだし、だからこそ信頼できる。私はそう思っている。


12/21/2007(金)

きょうも菅尾稽古。きのうは初めての稽古だから座って台詞だけ読む稽古をするんだと思っていたら、きょうも2回読んでから立ち稽古だった。座って台本を見ながら台詞だけ言うというのは、それはそれでやりたいことの確認になって有効な稽古方法なんだということがわかった。

午後の稽古では実寸が取れなかったので、夕方、劇場での稽古の最初の時間に、午後やったシーンを実寸でもう1度やってみた。やりたいこと、いまできていること、これから詰めていかなければいけないことが、より明確になったと思う。

夜の稽古が早めに終わったので、鶴瀬で友と食事して帰る。


12/20/2007(木)

きょうもきょうとて2時間かけてキラリ☆ふじみへ。ロミジュリ、きょうは菅尾稽古。12月上旬から菅尾さんのワークショップや稽古が始まっていたんだけれど、私はきょうから参加。遅れて参加したうえにさらに他の人に迷惑かけたらいけないと思って、台詞は一応全部覚えていった(ときどきプロンプしてもらったけれど)。読み合わせというんですか、座って台詞だけ読む稽古を2回やってから立ち稽古。その後、夜、全体の顔合わせがあった。

帰宅してなにげなくTVをつけたら、英語の映画を字幕でやっていて、「姉の忘れ形見を、字も読めない無教養な人間にしたくない」とか言って女の人が山小屋から女の子を無理やり連れていってたので、あぁこれはアルプスの少女ハイジだな、とすぐわかる。でも、フランクフルトの人らがみんなブリティッシュイングリッシュをしゃべってる上に、ハイジを教会の塔に連れていった男の子がお礼として4ペンス要求したりしてて、英語をしゃべる人の世界観(というか。ドイツ人が普通に英語をしゃべってる映像に違和感がないわけでしょう?)ってやっぱり独特だなぁと思ったことでした。

あと、見てて、いま稽古している『隣にいても一人』英語版リーディングのことも考えた。『隣にいても一人』の翻訳者がロンドンに長く住んでた人で、全体に英語がイギリス英語寄り(アメリカンでもなくブリティッシュでもない英語を目指していると言ってはいるけれど)なんだ。で、やってる俳優のほうはアメリカ英語寄りの人が多い(私はもともとはアメリカ英語寄りだけど、いまはそんなでもないと思う。なんかよくわからん独自路線です)。で、この表現はイギリス英語っぽすぎるんじゃないか?とか、いやいやそれはアメリカ英語っぽすぎるからそうはしたくないとか、そういうやりとりをひんぱんにしてる。この映画で、ロッテンマイヤーさんが、ハイジにバカにされたとカンチガイして"How dare you mock me like that?"と言うところとか、どうしても塔に登りたいハイジに教会のおじさんが言った"If it makes you happier."とか、台本に出てくるのと同じ言い方があって、あぁこういうところがブリティッシュなのかな(私にはあまりよくわからない)、と思いました。ちがう?


12/19/2007(水)

きょうのロミジュリ稽古は、富永チーム。きのうの多田稽古ときょうの富永稽古で、あらためてわかったこと。シェイクスピアって面白い。


12/18/2007(火)

『ロミオとジュリエット』の稽古のため、キラリ☆ふじみへ。多田組の稽古がきょうから始まった。ワークショップをした後、3幕から5幕の台本をみんなで読んでみた。いままで、黙読したり一人で音読したりしたときには、「?」と思う部分がないでもなかった台本だけど、台詞ごとにしゃべる人が交代したり、ときには数人がユニゾンでしゃべったり、とにかくスピード重視で読んだり、ということをしたきょうは、素直に台詞の意味や面白さが私の中に入ってきた。理由はまだよくわからないけれど、興味深い体験だった。

そして、キャストの中に、スタトレファン発見!


12/17/2007(月)

『ロミオとジュリエット』の台詞を覚えたり、寝たり、覚えたり、寝たりの1日。そんなに疲れがたまっていたと思わなかったんだけれど。

あと、こないだからずっとやってみたかった、フェルトの帽子作りに挑戦。羊毛フェルトでの帽子作成手順は本の立ち読みでだいたいわかっているつもりなんだけど、フェルト化の過程でどのくらいサイズが縮むのかの見当がつかず、ままよと直径33cmのボウルで円形の型紙(エアキャップ製)を作り、水フェルトに初挑戦。羊毛をどのくらいの厚さに並べていったらいいのかとか、こするってどのくらいこするのかとか、とにかく1つ作ってみたほうがよくわかるだろうと思って、独断でやってみた。やはり、やってみていろいろとわかってきた。けっこうちょうどいいサイズになったのも嬉しい。


12/16/2007(日)

きょうもアゴラでメイクして、徒歩でBASEに向かう。きのうと同じく12時集合だけどきょうはきのうより開演時間が1時間早いので、きのうと同じようなつもりでいると最後きっとあせっちゃうぞ、もろもろ早め早めに準備しよう、と思って行ったら、マスター(鍵を持っている)がなかなか来ないじゃありませんか! 携帯が不調で目覚ましが鳴らなかったと連絡が入るまで気がもめたけれど、アクシデントで動揺しがちな私が大パニックしなかったのは、やはりあれですかね、これは真弓さんの企画だ、という気持ちがあるからでしょうかね。当事者意識がないということではないんだけど。まぁ、パニックしてもしようがないしね。それになぜだか、きっと大丈夫だという気がずっとしていた。

1時前に準備開始。出演者の3人とマスターと受付等で入ってくれているチェリーちゃんと、5人でテキパキテキパキ動いて、あっというまに設営が終わる。次は何次は何と言葉で指示・確認するわけじゃなく、各自が各自の優先順位で「13時40分開場」を目指して非常に機能的に動いている。こういう現場は、気が楽だ。

きょうの昼公演はきのうに増してお客様が多い。開場してみたら、客席との距離がきのうより微妙に近い。つまり演技スペースの奥行き(元々人2人ぎりぎりすれちがえるくらいの奥行きしかないんだけれども)が、きのうより狭くなっている。なんかでもこの狭さにどんどん慣れてきていて、これでも充分やれる気がした。とはいえ、お客様のほうが、もう少し後ろに椅子をひけるよと言ってちょっとさがってくださった。「グッとくる告白」マチコチームは、男子校の男の子を教室に居残りさせて告白する女性教師。英語の先生ということだけ決めてあったんだけど、相手役の人が「be動詞とdoのちがいがわかりません」と言ったのをきっかけに、文法事項の説明にかこつけて口説くみたいな流れになっていって、面白かった。

夜の回は6時半開演。きのうもきょうもそうだったんだけど、夜のほうが昼に比べてお客様の笑いがおとなしめなのはどうしてなんだろう。「グッとくる言いわけ」マチコチームは、大正時代の書生とお嬢様。

お客様に参加してもらう「○○の部屋」(「ほめちぎりの部屋」「全否定の部屋」「劇団員の部屋」から1つ選ぶ)と「グッとくる○○」(「この一言にグッとくる」というシチュエーションをチーム対抗で考えてもらって、相手役なんかも演じてもらう)はもちろん回によってまったくちがってくるんだけど、それ以外で意外に変動が大きくて興味深かったのが、短い演劇「別れの冬」だった。外の音が入ってくるのでそれにあわせて声量をアップするとか、お客様の雰囲気を見て間を短くしたり長くしたりとか、それに私たち3人のかけひき自体も回によってちがっていた。そのライブ感のおもしろさと、演出(する人)不在でやれることの限界を、両方感じた。

そして終電近くまで飲んで、帰宅。よい企画に誘っていただいて、よかったです。


12/15/2007(土)

ぷりずむてんの会場のバーBASEは、こまばアゴラ劇場から徒歩5分。アゴラから渋谷に歩いていく道沿いにあるのです。で、12時集合の前にアゴラに寄って、事務所のキッチンでご飯食べたり(買ってきた弁当)メイクしたりしていく。『火宅か修羅か』の稽古がある日で、久しぶりに青年団のいろんな人に会えて楽しかった。同じ劇団でも、参加してる座組がちがうとそうしょっちゅう会わないからね。

BASEに着いて、舞台・客席の設営。全体の流れを追いながら、気になるところをさらに直していく。2時40分開場。だいたいの人が入口で一瞬硬直する。私とかがメイド服だもんね。『ぷりずむてん』は、10分程度の出し物(メニュー)が、間におしゃべりと休憩を挟んで7つある、全体で1時間半〜2時間の作品なんだけれども、最初のメニュー「ヘボ劇」からお客様ののりがよくて、すっとそれにのっていくことができたように思う。この公演は、お客様とのやりとりも多くて、私むかしは段取りのきっちり決まっていないものが大変苦手だったのに、いつからこういうのやれるようになったのかなぁ。自分のことなんだけどなんだか不思議。やはりあなざ事情団の経験が大きいんだろうか。「グッとくる告白」マチコチームはマリンスポーツ部OBの10年付き合ってる二人(これ備忘です)。「スタートレックについてしゃべりたかったら、来年、大阪での日本SF大会でやったら?」(今回、スタトレについて私がしゃべるコーナーがありました)と言われたけれど、コアなSFファンの前で話す自信はないなぁ。

夜はもう少し大勢お客様がいらっしゃるとのことで、客席を増設。舞台の横幅が少しだけ狭くなった。7時半開演で、第2回。久しぶりに会うなつかしい友だちが見にきてくれた。どんどん話しかけてくる人がいたり、日本語のわからない友だちに同時通訳で内容を説明し続ける人がいたり、予期せぬことの多い回だった。フタをあけてみるまでどうなるかわからないって、面白いね。「グッとくる言いわけ」マチコチームは、オペラの最終公演のS席とってもらってあるのに遅れちゃって、ずいぶん年上の彼氏にあやまる23歳女子(備忘、備忘)。

終演後、そのまま飲み会。通常営業もしていて、普通にこのバーに飲みにくるお客様も入ってくる。メイド服姿の人がいるのでビックリするけど、「きょうなんかイベントあったんですか? へー」って言って、あとは普通にカウンターで飲んでいた。このお店のそういう気楽な感じが好き。


12/14/2007(金)

『隣にいても一人』英語版自主稽古。を早退させてもらって、ぷりずむ稽古。きのうのゲネをふりかえって、練り直すところは練り直し、全体の流れも確認し、4時間半ほどで終了。1つの姿勢で止まったまましゃべる作品があるんだけど、山の手の2人に比べて私の止まりっぷりがあまりにも雑(というか「微動だにするもんか!」という根性がまるでなかったよ、きのうまで)なのは気づいていたんだけどさ、きょうの稽古で、1動作でポーズをとるにはどうしたらいいかとかいろいろと教えてもらった。明日は本番。


12/13/2007(木)

歯医者に行って取れた冠を入れてもらってから、ぷりずむ。きょうは、山の手事情社や青年団の人たち何人かに来てもらって、ゲネプロ。その後3人で食事しながら作戦会議。私だけけっこう足腰に疲れが来てた(普段の鍛え方がちがうよね)。ま、初挑戦だからね。2004年にあなざ事情団で『三人姉妹』をやったときも、ペース配分がわからなくて疲労困憊した。そのときと似た感じがする。きょうやってみて、その辺の感じがわかってきたと思う。つねに学習。


12/12/2007(水)

プリズム稽古。というか、会場となるバーに行って、客席をどう設営するかやってみたり、一通り動いてみたり。その後、場所を移って、頭から一通り通してみる。いえに帰って、衣裳の仕上げをしたり、小道具を用意したり。明日はゲネプロ。


12/11/2007(火)

歯医者。帰りにピーコックの隣のBlue & Whiteに寄る。こないだ買った「捨て地」がけっこう友だちに好評なので、もう1枚買おうと思って。なかなか愉快なのが見つかった。

そしてプリズム稽古。きょうは3人で衣裳も着てみた。

夕飯にシチューを食べていたら、きょう入れてもらった歯がポロリと取れてきた。あらあら。さっそく歯医者の先生に連絡をとり、木曜に予約を入れる。


12/10/2007(月)

湯船につかりながら、『隣にいても一人』の自分の台詞を声を出して言う。まだまだ口が台詞を言いなれていないから、どんどんどんどん練習しよう。やっぱり、日本語と英語では、口の周囲のどこにどんだけ力が入るかというのがちがうから、稽古のときだけ英語でしゃべろうとしてもうまくいかないようだ。自主練がんばろう。

そして、稽古。きょうまでで一通り全部のシーンを、共同演出の工藤千夏に見てもらったことになる。


12/09/2007(日)

『隣にいても一人』英語リーディングの座組みのミーティング。「リーディング」としてどこを目指すのかとか、作・演出の本人から直接基本方針を聞けたのが、よかった。その後、稽古して、別のミーティングに出て、夕方早くに帰宅。『隣にいても一人』のこととか『ぷりずむてん』のこととかやっていて、あぁそうだ、きょう日本劇作家協会の新人戯曲賞の公開審査会に行こうと思っていたんだと思い出したのは、夜中になってからでした。


12/08/2007(土)

昼、二騎の会『五月の桜』、夜、花組芝居『KANADEHON 忠臣蔵』観劇。夜、友とネパール居酒屋。みんな昔ジュネとかアランとか買ってたことが判明しわーっと盛り上がったり。


12/07/2007(金)

プリズム稽古。の前に衣裳作成を手伝う。真弓さんも淳子さんも縫い物関係強いなぁ。テキパキテキパキ作業が進んで気持ちいい。

そして稽古もした。テンポのよくなるべきところがテンポよくなってきた。即興性の強い演目も、方向性が決まってきた。


12/06/2007(木)

プリズム稽古。ネタバレにならないように書くのはむずかしいな。ていうか、無理か。きょうは、衣裳の相談もした。

今度の『ぷりずむてん』は、チラシに「メイド服(否アキバ系)を着たオンナが3人」と書いてある。どうも皆さん「(否アキバ系)」の部分はあまり気になさらないみたいで、
「メイド服!?」
と、ここへの食いつきが、良すぎますよ、ミナサン。

メイド服といえば、とRocky Horror Picture Showの画像を探していたら(メイド服の登場人物が1人いる)、youtubeにたくさん動画があって、DVD持ってるんだからそれを見ればいいようなもんだけど、なんだか、見ながら一緒に歌っちゃった。映画そのものだけじゃなく、ラスベガスでタイムワープの曲で結婚式をしてるカップルのヤツとかもあって、興味深かった。「スタートレックのエンタープライズ号のブリッジでクリンゴン人とかが参列して結婚式挙げられる」というサービスがあると聞いたことあるけど、これも、それに似た趣向なんだと思う。リフラフ、マジェンタ、コロンビア役の人が口パクで歌い踊り、モブシーンになるとスーツの男性が2人ほど、すんごく慣れた感じで踊りに加わる。挙式のカップルも一緒に踊ってて、新郎は周りの人の振りを見てついていってるんだけど、ブーケ持った新婦は、完璧に振りを空で覚えていて、あぁ、彼女の希望でこの結婚式になったんだなぁということがよくわかった。


12/05/2007(水)

プリズム稽古。いままでは4時間だったけど、きょうからは、7時間。アイデアだけ決まっていた部分の詳細をつめる。10分とかの小さな作品を作っていっているわけだけど、中に、真弓さんメインのヤツ、淳子さんメインのヤツ、私メインのヤツが1つずつあって、きょうはその私メインのヤツをやってみた。その場で思いつくまましゃべりにしゃべったら、1時間しゃべっちゃった。このままでは上演できないけど、どこか使える部分があるといい。


12/04/2007(火)

新宿紀伊国屋書店本店の演劇書売り場に行ってみたら、私が訳した3冊の本が、3冊並べて、表紙を前に向けて(背表紙ではなく)、見やすい棚に陳列されていた。しかもとなりは別役実さんの本。ものすごく嬉しくなって、売り場をうろうろしてしまった。写真撮りたかった。新宿では、あと、オカダヤでフェルトの買い物(帽子を作ってみたいんだ)。

夕方から、『隣にいても一人』英語リーディングの稽古。まだもう1回くらい座って台詞だけ読むつもりだったけど、共同演出の工藤千夏さんが、動いてやってみたほうがいいだろうと言って、台本を持って(リーディングだから本番でも持つわけだけど)立ち稽古。なるほどなー。これから本番までに何をどのくらいやらなければいけないかというイメージが急に具体的になったよ。

アメリカの友へのクリスマスプレゼントも、きょうやっと送ったのだった。今年は重量軽めだったので、遅くなって航空便で送ることになってもまぁいいや、と思っていたら(ので)、やっぱりそうなった。


12/03/2007(月)

朝からニ騎の会の照明仕込みを手伝う。達人のコード処理の技を、下から見て堪能。堪能というか、ああいうふうにできるようになりたいので、観察。3時間弱で終わって、私は帰宅。3時間ほど寝て、翻訳の仕事を。そして、やっと一段落ついた! ふぅ。


12/02/2007(日)

クリスマスプレゼントの準備をしたり、洗濯をしたり。そして翻訳の仕事をする。あと、ぷりずむで自分のしゃべる原稿を少し書いたり。

夜は、打ち合わせ1件。その前に友とふらり入ったワインバー。カウンターだけのカジュアルな感じと思ったら、2階は、お皿と布ナプキン、フォークが3本もすでにセッティングされてるテーブルが並んでて、グラスワインが1,300円〜というけっこう高いお店だった。こーんな細いグラスに1杯で1,300円なの?なんて思いながら飲んだスパークリングワイン、でもすごくおいしかった。今度食事しに来たい。


12/01/2007(土)

洗濯したり翻訳のことをやったりしていると、もう出掛ける時間。春風舎で二騎の会が稽古してるので、見せてもらいに行った。通し稽古。この作品は、オーディションを私も受けていて、その前後に脚本を読んでいるんだけど、読むのと実際見るのとでずいぶん印象がちがった。今回の上演のために改稿しているとのことだけれど、それだけじゃないだろね。私の脳内演出家がヘボだったんだろね。アゴラでの本番がとても楽しみです。


今月の日記に戻る
トップページに戻る