つれづれなる日々

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2012年9月の日々


09/30/2012(日)

3週間通ったこの稽古場はきょうが最後。明日からは吉祥寺だ。


09/29/2012(土)

稽古の後、片づけをしていて、湯沸しポットのお湯を流しに捨てようとして自分の足首にかけてしまい、そんなにたいしたあれではなかったんだけれども、事務所の人からタオルと保冷剤をお借りして、冷やしながら帰る。


09/27/2012(木)

稽古オフ。しっかり復習をと思ったら、台本を稽古場に忘れてきた!

夜は、イデビアン・クルーの新作「涙目コーデュロイ」2回め。ただの井手茂太ファンとなって、井手さんの動きを追う、追う、追う。


09/26/2012(水)

「三人姉妹」稽古の後、夜は学校。この講座(初級)も来週で終わりだ。この後、専攻科に進む人はどのくらいいるんだろう。私はスケジュールの関係で今年は無理なんだけれど。しかし、課題提出はきょうでもうおしまいかと思ったら、来週に向けてまた課題が出た。よし、最後までがんばる!

ベット・ミドラー主演映画「ローズ」の主題歌The Roseって誰がつくった曲なんだろうって調べていて、Amanda McBroomという人だってわかり、その顛末を知る。TNGに出演したことがあると書いてあるのでさらに調べたら、「人間の条件」のフィリッパとわかり、深夜一人で興奮する。


09/25/2012(火)

ようやく数日前から公演案内メール送信に着手したんだけれど、「怪我に気をつけて稽古がんばって」とお返事いただく。そう言ってくれた友人はダンサー。ありがとう。現代口語演劇の稽古ではあんまり怪我をすることってないと思うけど、でも、ありがとう。


09/24/2012(月)

昼12時から通し稽古。アンドロイド演劇に出演経験のある劇団員が見に来てくれて、感想を言ってくれて、そのアンドロイド経験者ならではの言葉に励まされる。


09/23/2012(日)

明日の通し稽古に備え、稽古したり、自主稽古(予習、復習)したり。しかし、途中どーんと休憩あったものの朝10時から夜9時までだったので、終盤に台詞の修正・追加があったときは、もうへろへろだった。「すみません、(作演のあなたが、今)何を言ってるのか一言もわかりません」ってなっちゃった。もう一回言ってもらったらわかったけども。


09/22/2012(土)

稽古のあと、衣裳をさがして衣裳の人とデパート巡り。同じようなワンピースでも値段が倍くらい違ったり、いろいろ面白い。そして何より、現物をいろいろ見ながら二人で衣裳のコンセプトの話を出来たことが良かった。だいたいこういう線で、という話がまとまった。


09/21/2012(金)

オフ。

森下スタジオに、A Scattered State of Scilenceというダンス(?)公演を見に行く。川口隆夫さんという大好きなダンサーと、すごいなーと最近注目している森川和弘さんというダンサーが出演しているので。出演者全員すごかった。ダンサーってやっぱりすごい人たちなんだ、「私もダンス公演やってみたい」(という願望が私にはある)とか安易に言ってすみません、と、興奮しながら反省。


09/20/2012(木)

「三人姉妹」追加公演(高校の演劇鑑賞会として)という話が二転三転して、その学校の講堂で「ヤルタ会談」を、という話に! 「三人姉妹」の公演期間中に! まぁでも、「ヤルタ会談」と「東京ノート」の二本立て(別の劇場で)っての、以前スイスでもイタリアでもやってるからね、やりますよ、私は!


09/19/2012(水)

「三人姉妹」自主稽古のあと、夜は学校。映画配給会社の宣伝部の方々のお話を聞く。昔、大学の先輩が映画配給会社宣伝部に就職して、プレスリリースやら資料やらの翻訳の仕事をまわしてもらってたんだったけど、その先輩に雰囲気のよく似た方がいて、なんか懐かしいような不思議な気がした。映倫のホームページにはどの作品がどういう理由でなに指定(PG12とかRとか)になったかの一覧が載っている、という話など、いろいろと興味深かった。興味深かったし、映画を愛する人たちの心意気もすごく感じた。


09/18/2012(火)

夜、スタニスラフスキー読書会の小さな打ち上げ飲み会。都合のつかない人が多くてオフィシャル(?)な打ち上げは来月になったんだけど、私が行けないので、じゃぁ集まれる人だけで私の参加できる9/18も飲みましょうよという、3人の飲み会でした。ピザ焼き釜のあるお店。新宿西口ってあまり来たことがないけれど、よさ気なお店がたくさんあるようです。デートにおすすめ、という感じのお店でした。


09/17/2012(月)

アンドロイドとのシーンの音声データ(夏の稽古での間に基づいて、アンドロイドの声のみ録音したもの)を聞いて予習したかいあって、後半の、アンドロイドとやりとりするシーンの稽古もなんとかこなす。これから人間側とアンドロイド側と、両方から歩み寄っていくんだろうけど、そのスタート地点に立てたという感じ。


09/16/2012(日)

「三人姉妹」は、きょうは自主稽古でした。


09/15/2012(土)

STスポットにておかっぱ企画の公演を見る。私は末森さんの作品がおもしろかった。


09/14/2012(金)

少し早めに稽古が終了になったので、もう今日しかチャンスがないので上野の東京都現代美術館に「マウリッツハイス美術館展」を見に行った。美術館に着いたのが18時。30分待ちと言われ、実際30分後に展示会場に入った。どの絵の前にも人だかり。そして、「真珠の耳飾りの少女」を見るためにさらにまた行列。8月中はずっと混雑していたみたいなので、夏休みが終わったらすくかしらと思っていたのだけれど、そうでもなかったようで。ぞろぞろ並んで牛歩で見たのでは、「絵を見た」という満足感は得られなかった。「都美館のマウリッツハイス美術館展に行った」というだけ。


09/13/2012(木)

きのう翻訳の先生に言われたことについて、「翻訳だけじゃなく演劇のことにもあてはまる」とゆうべは思っていたわけですが、よく考えてみると人生全般にあてはまっていることにけさ気づき、少し落ち込む。

私が出てるとこの稽古は12時からだったのに、午前中から稽古場に行ってしまい(「しまい」ってこともないんですが)、アップしたりごはん食べたりうとうとしたりする。

午後からは、みっちり稽古。

稽古の後、上野にフェルメールを見に行こうかとも思っていたんだけれど、もう6時過ぎていたし、疲れてもいたし、帰ってごはんを作って食べた。

週刊モーニングに連載されている「犬神もっこす」という演劇マンガは、大学の劇研に入った犬神くんの話で、この人は周りの空気を読むとかできなくて劇研に入るまで友だちがいなかった、なんというかきわめて「独自路線」の子なんだけれど、夏休みに帰省して両親に、演劇なんてそんな夢みたいなことばっかり考えてちゃいかん的なことを言われて答える台詞が、私がどうして演劇をやっているかということとシンクロしているように思った。

演劇で役を演ずるということは人の感情や心を知ることです
それは人の心の機微に疎かったぼくに勉強の機会を与えてくれます
感情が分からなかったら分からなかったで特に差し支えはないのですが
新しい感情を知るという事 それは新しい言語を習得する事に似ています
新しい言語で新しい文化や人々を知るように
僕の与り知らなかった感情が 知らない世界を覗かせてくれます
そういうやり方で僕は僕の世界を広げていきたいと思っています
っていうんです。「犬神もっこす」の面白さをわかってもらうには、実際に読んでもらうのが一番と思うので、ここでは説明しませんが。


09/12/2012(水)

アンドロイドとのシーンを初めてやる。台詞の音声だけじゃなく表情や動きがあるので、こちらはそれに反応して演技できるから、「一方的に人間が合わせる」というふうにはならない。うん、予想通り。

夜は学校。私の作った字幕について、先生が、「松田さんは論理的に考えすぎる」とおっしゃった。論理的、というか、額面どおりに受け取りすぎるんだね、文法でも何でも。演劇の脚本の読み方もそうなんだろうなと思う。自分が思う論理解釈とあわない言い方をする人のことが気になってしまう。演出家が直さないってことはそれで大丈夫ってことだから、と思って黙ってやってるけど、どうしても気になる。でもそれって私が論理的に考えすぎるからなんだ、って思えば、やり過ごしやすい気がする。翻訳の先生、ありがとう。


09/11/2012(火)

「三人姉妹」稽古再開。稽古場に、ロボットもアンドロイドもいる!

夜は、友人の結婚のお祝いのパーティー。


09/10/2012(月)

朝から、「三人姉妹」の舞台装置の作業。きょうは主に塗装系の仕事。4時前に全作業終了!


09/09/2012(日)

劇団としては、きょうも舞台装置作製が続いているんだけれど、私はお休みさせてもらう。年齢が年齢なので、装置作成作業は私は免除されているんですが、自分が出演する作品のタタキには部分的にでも参加したくて、でも、3日間とおして参加するのは体力的に不安があるので、それで今日は休ませてもらったわけです。

休んで、でも午後にはKAATで池田扶美代さんの公演「in pieces」を見た。

そして、宿題を仕上げて提出。明日はまた装置作製なので、早めに寝ましょう。


09/08/2012(土)

「三人姉妹」舞台装置作製日。あまり得意なことではないので、役に立たなくてすみませんと思いながら、そしてあまり無理をしないようにしながら、作業する。暑いので、水分補給もまめにする。夕方には疲れと暑さで少しぼんやりした。


09/07/2012(金)

宿題をしようとか、横浜美術館に寄ろうとか、思いながらだらだらと時間は過ぎ、はっと気がついたら、パソコン画面の乗り換え案内で示されてる電車の発車時刻の5分前じゃないか! あたふたといえを出る。携帯で調べると、次の電車でも十分間に合うことがわかり一安心。関内駅に向かう。

イデビアン・クルーの新作「涙目コーデュロイ」を見に吉田町へ。おうおう、ここは、「ラ・マレア横浜」をやってたとこだね。新しく出来た十六夜吉田町スタジオでの公演は、舞台が非常に近くて、こんな目の前でダンスが見られてとても贅沢に感じた。出演者が3名なのもよかったと思う。じっくり見ることができた。そして、でも、なんと言っても井手茂太さんが相変わらずキレよく、いきいきとして、何考えてるかわからなさもあり、どうしてもひきつけられてしまう。やっぱり私は井手さんのファンだということかもしれませんが。動きの質が一瞬でしゅっとかわるところが、特に好きなんだ。

帰宅して、久しぶりにごはんを作って食べる。明日のお弁当の分もね。

そうだ、きょうの服装について。ずっと前にいただいて、いつかスカートに仕立てようとしていた、たぶんシルクなんじゃないかと思うんだけど、プラッド(格子柄)の青い布を、思い立って、安全ピンでタックとって、巻きスカートにしてみた。布が良いからだと思うけど、良い加減に身体に沿ってなかなかステキな感じになった、と思います。またやってみよう。安全ピンは偉大だ。


09/06/2012(木)

スタニスラフスキー読書会。今日は3人でこぢんまりと。この会も来週で終わりだそうで名残惜しい。まぁ、学生さんたちは夏休みが終わっちゃうしね。とにかく、一人では「俳優の仕事」は読めなかったと思うので、参加できてよかったです。


09/05/2012(水)

今日こそ、自主トレ。でも、ストレッチとその他で、実質40分くらい。

夜の授業は、エルサレムを巡って、多文化多言語のお話。最後に、イスラエル映画「迷子の警察音楽隊」を40分ほど見る。

あんな面白いものを半分だけ見せられたままでいられない、と夫に探してもらったらHuluにあったので、最初からもう一度「迷子の警察音楽隊」を見る。説明も台詞も少ないけれど、いろんなものが伝わってくる。イスラエル人とエジプト人が共通語として使用する英語も興味深かった。


09/04/2012(火)

夜映画を見に行く前に、劇団の稽古場があいてたら自主トレ(ストレッチとか)しようかなどと思いながらなかなか決心つかずにいるうちそんな時間もなくなり、図書館に寄るだけ寄る。PowerPointを勉強したくて予約して借りた本を電車の中でさっそく読み始めてみると、ソフトウェアの使い方ではなくて、効果的なプレゼンのためのスライドの作り方(「文章より体言止め」とか「1枚のスライドに内容をつめこまない」とか)の本だった。失敗。

そして「クレイジーホース・パリ 夜の宝石たち」を見る。上演時間134分、まったく飽きなかった。衣裳さんのアトリエ(?)にダンサーが新しい衣裳の試着をしに来るシーンの、ボディ(裁縫用人体)に着せた衣裳を脱がすのにめちゃくちゃ時間が掛かっているところとかが面白かった。ショーの振り付けで、兵隊さんっぽく敬礼するとき1回でぱしっと決めないで数回ぼよぼよっと揺らすのも印象に残ってる。あと、オーディションに性転換した人が来ていて、あっさり落とされていたのも。でもあれです、官能的なショーのはずなのに、踊っているダンサーからエロティックな感じがぜんぜんしないのが驚きでした。私の感受性がそうだってだけ? おっぱいやお尻や脚や、パーツのアップが多かったからかな。


09/03/2012(月)

宿題を、夜明けに提出。あるとき霧が晴れるようにハコ(どこからどこまでを1枚の字幕にするのかという区切り)がわかるようになる、と先生はおっしゃるけれど、私にその日はいつ来るのか。いつというか、来るのか。課題提出ごとに一進一退を繰り返している気がする。

学校の授業がらみで、「英国王給仕人に乾杯!」をDVDで鑑賞。原作は原作で変な面白い小説だけど、映画も原作とは少しちがった変さで興味深かった。後半の、息子のことや石切り場を改造したすごいホテルのことや収容所でのゴージャスな暮しのことが端折られてるのは、残念だった。

来週から再開する青年団の新作「三人姉妹」の稽古の予定がだいぶ決まってきたので、あいてるとき何をいつ見に行くか、作戦を立ててチケット予約などする。ネットで予約して当日精算できる、手数料の掛からない気楽なシステムがいくつかあって、とても助かる。コンビニ発券とか郵送とか、便利でありがたいときもあるけど、なるべくなら「システム使用料」等にお金を使いたくない。


09/02/2012(日)

ダンスクラス。2時間のクラスで、今日も1時間半くらいのところで力尽きてしまった。最後の振り付けは1/4くらいしかついていけなくて棒立ちしていたら先生が、「マチコは、これをやって」と別の振りをつけてくれた。申しわけなくありがたいのだけど、すでにパンクしている頭に、シンプルとはいえさらに新しい振りが入ってきて、新しいのも半分弱しかついていけず、情けなかったです。

そして、初台のICCにキッズ・プログラムの「ひかり・くうかん じっけんしつ」を見に行く。2011年のメディア芸術祭内覧会で見たクワクボリョウタさんの作品がすごく好きだったので。スノードームが美しかった。今日が最終日だったので、滑り込みで見られて良かった。

夜は、友人宅でごはんの会。人って、かわるね。やる気って、すごいね。


09/01/2012(土)

仕事で三浦半島。神奈川県って大きいのね。久しぶりの人や初めましての人や。


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