つれづれなる日々

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2009年6月の日々


06/30/2009(火)

友だちとものすごくたくさん話をしました。他の用事もあったんだけど、それはしないで帰ってきちゃった。


06/29/2009(月)

ゆっくり寝る。寝室に風を通す。

夕方からあなざ事情団の作戦会議。


06/28/2009(日)

公演最終日。フランス人のキャスト・スタッフに、用意しておいた心ばかりのプレゼントを配る。キャストには、ひらがなカタカナ下敷き(みんな日本語を習ってるんだけどローマ字で読み書きしてるから、日本の文字を使えるようになったら楽しいだろうなぁと思って)、スタッフには温泉の入浴剤。アルノー(演出)にはひらがなカタカナ下敷きの他に大入り袋30枚あげた。次にフランスで公演をするときに使ってください。

プレゼントを持ってきていた日本人メンバーは私以外にも多かったようで、開演前の楽屋周辺がなんだかものすごくなごやかな楽しい感じになり、もう全部終了した後みたいな雰囲気じゃない?きょうの公演大丈夫?との声も聞かれたけれど、大丈夫でした。緊張と落ち着きのバランスがよかったと思う。

アゴラの稽古場で打ち上げ。


06/27/2009(土)

マチネ終了後、楽屋で何人かでちょっとビールなんか飲んだりしてのんびりした時間を味わったのち、小竹向原に移動。春風舎にて、『ハルメリ』観劇。きっちり振付された身体の動きの表現が見ていて気持ちよかった。


06/26/2009(金)

夜、想田和弘監督の本を読み始めたら、とまらなくなり、半分以上読んでしまった。


06/25/2009(木)

きのう読んでいたペーパーバックが見当たらない。どこに消えてしまったのか。

歌の練習のとき、「マチコさんって、ムズカシイ人なんだ〜」と思われるような言動をしてしまった。私がだれのどんな態度について感情的になったのか、たぶん周りの人にはよくわからなかったと思う。当事者同士はその日のうちに話をして、理解しあって、もうわだかまりはないんだけどね。あぁ、みんなからムズカシくて怖い人と思われたくない。でも、そのために無理すると人生が楽しくなくなっちゃうしなぁ……。

終演後、大学のとき一緒に演劇をやっていた人たち(きょう、見にきてくれた)と飲む。平均年齢46歳くらいだったんじゃないだろか。


06/24/2009(水)

休演日。ずっと前に読み始めて中断していた(というか本自体がどこにあるのかわからなくなってしまっていた)Death of a Travelling Manを読んだり、読みながら寝ちゃったりしてだらだら過ごす。スコットランドの警察官ヘイミッシュ・マクベスを主人公とするこのシリーズは、ただ面白いというだけで読んでいる。そういう、とりあえず何かのためでない娯楽の読書をする余裕が、最近なかったことに気づく。

夜は、友人と会う。お店で、人なつっこい感じのスタッフに、「こちらはなんの集まりですか?」と聞かれた。まぁお勤め帰りの同僚3人には見えなかったってことかしらね。


06/23/2009(火)

朝早く用事があり、帰宅して2度寝。14時過ぎに起きて、劇場に向かう。食べるものを買いにSEIYUに行くと食料品フロアに「I ♥ KY」という旗がいっぱい下がっていて、なんだろうと思って見ると、KYに「カカク」「ヤスイ」とカナがふってあり、へなへなと脚の力が抜けるような気がした。安いのは嬉しいけどさ。

終演後に会った人に、たまにはこういう発散する系をやるのもいいでしょう?と言われる。うーん、実は私にとって、この公演は発散系じゃないんです。普段の青年団の公演のほうが、より細かいところまで演技の組み立てを考えていて、そのポイントごとに、うまくいった!ちょっと失敗した!取り返した!取り返せなかった!とチェックしながら演じているから、主観的には自由度も達成感も高い。今回は、初めてのこととか久しぶりのことに挑戦してるから、うまくいくかいかないか綱渡りの気分が大きくて、そういう余裕がないんです――ということを答えた。でも、そういうふうに言ってくださったというのは楽しそうに見えたということだと思うから、それはそれでとってもよかったと思う。


06/22/2009(月)

楽屋でシリアルを食べようとしたら、スプーンがなくて、お弁当で持ってきてたフォークで食べたけど、フォークは固形物しかすくえないから、あいまあいまに器に口をつけて牛乳を飲みながら食べた。

ペース配分をまちがえてしまい、舞台で発声練習の仕上げをしようと思ったら開場時間だった! この劇場は、舞台が1階、楽屋が地下2階なので、なるべく行ったり来たりしないですむように考えて行動してるんだけども、それが裏目に出たね。

公演の後、けっこう大人数の飲みに参加。


06/21/2009(日)

なんだか早く目覚めてしまい、でもぐずぐずしていて結局集合時間の10分前くらいに劇場に着く。ホントは30分前くらいに入ってアップするつもりだったんだけども。ミーティングをはさみ、各自自分のタイミングとペースで公演の準備。スズケンが、舞台袖で拾ったといって、ネックレスの金具を届けてくれた。ありがとう!

アップ中、音響のセンちゃんにお願いして、歌の音を流してもらって練習する。みんな自分のペースで準備してる中ほぼ私のためだけにやってもらって申しわけなかったけど、音を流してもらわないと音程が取れないので、ものすごく助かりました。センちゃんありがとう。

しかしきょうはなんだかすごい雨だった。こんな雨の中見に来てくださったお客様ありがとう。

終演後、辻井喬さん、作者のミシェル・ヴィナヴェールさん、演出のアルノー・ムニエ、翻案・演出協力の平田オリザによるラウンドテーブル。1時間半やると聞いて驚いたけれど、内容が濃くて、気がついたら1時間半たっていたという感じだった。

夜は銀座で人に会う約束があり、高いビアホールと高い喫茶店でご馳走になって帰ってきた。銀座、すごいね。その喫茶店は、コーヒーも紅茶もジンジャーエールも1,050円で、これはでも店舗のロケーションと内装、店員さんの数と質にそれだけお金がかかるんだろうなと思うと、納得がいく気がした。すごく落ち着いたいい雰囲気だったもの。


06/20/2009(土)

13時からきのうのダメ出し。14時からゲネプロ。の予定が、ゲネプロの開演が5分押しになるとのアナウンス。楽屋でそれをフランス人俳優に教えてあげたら、「フランスだったら15分押しますとか20分押しますとかなのに、5分?」と、なんだか非常に微妙なところで感心していた。

フランスでは、公演の初日に演出家から俳優・スタッフへとか、俳優やスタッフ同士とか、小さなプレゼントをするならわしらしい。京都でもそうだったし、東京初日のきょうもいくつかいただいた。作品に関係したちょっとしたものが入っているのが、いい感じ。タイトルにちなんで鳥のシールとか、便器の会社の話なので金のうんことか(京都で見つけてきたらしい)。

ゲネプロの後、ダメ出しを聞いてから、食事したり楽屋でだらだらしたり。時間になって舞台袖にスタンバイしに行き、衣裳のネックレスをつけようとしたら、着脱金具がなくなっちゃった。ゆるくなっててどこかに落ちたらしい。バインド線でとめて事なきを得る。後ろ首の隠れる髪の長さでよかったよ。

終演後、ロビーで乾杯。そして初日打ち上げ。


06/19/2009(金)

ゆうべ飲みすぎたといっても、起きれば快調。宿酔いになるほどは飲んでません。

14時からトラムで稽古。きょうは取材が3チーム。稽古は、場当たり稽古というか、照明の調整などで途中とめながら、1場から最後まで。6場は2回やった。退館時間ギリギリまで。

しばらくぶりに衣裳の靴(ヒール8センチ)をはいて、足首周りが少し痛い。またすぐに慣れると思うけど。


06/18/2009(木)

4時からアゴラにて稽古。フランスのテレビの取材が入っていた。歌の練習をしてから、高速台詞あわせ「イタリエンヌ」。速くしゃべるとなったら、フランス人の俳優の速さはものすごい。そして、口だけでしゃべっていて、手がぜんぜん動かない。どうも日本人の俳優は、普通に演技としてしゃべるよりも速くしゃべろうとすると手の動きが出てきちゃうみたいだ。この違いはなんなんだろう。フランス人俳優は左脳だけでしゃべってて日本人俳優は右脳も駆使してしゃべってるとか?

稽古後、公演会場であるシアタートラムに移動。舞台や楽屋の確認をして、早々に解散。

めずらしい3人で飲む。飲みすぎて陽気になり、自宅最寄り駅近くの居酒屋に1人で寄る気満々で帰ってきたけれど、すでに閉店していて帰宅。後から考えると、あれで2軒めに行ってたら大変なことになってたかもしれない。閉まっててよかったよ。


06/17/2009(水)

ゆうべ夜更かししてしまって、きょうは特になにもせず。あ、洗濯した。


06/16/2009(火)

ご飯を炊いたり洗濯機をまわしたりしていたらあっというまに出掛ける時間になってしまい、慌てて稽古に向かう。ダンス(歌と踊りがあります)の振付をしてくれた白神ももこさんが稽古場に来てくれて、しばらくぶりにダンスを見ていただいた。

その後、「ラジオドラマさながら、台詞だけだけど本番通りにやる」という読み稽古をして、18時終了。

そして私は友だちを誘って渋谷のイメージフォーラムに、想田和弘監督の映画『精神』を見にいった。出演者も監督もすごい。医師の山本先生が講演で参加者にあることをさせるシーンが、ものすごく考えさせられた。

私たちが見た19:00からの回は英語字幕付きで、発音のはっきりしない場面などは字幕が理解の助けになったけれど、これから話される内容を先に字幕で読んでしまったり、物理的に字幕に隠されて見えない部分があったりしたので、ちょっと残念だった。もう1度見る機会があったら字幕なしで見たい。


06/15/2009(月)

早朝用事で出掛けたあとは、夕方まで寝たり起きたりして過ごす。洗濯は明日するよ。

1週間ぶりで会った友だちは、髪切ってちょっと色抜いて、なんだか前向きにかっこよかった。私もしゅっとなりたい。


06/14/2009(日)

10時のチェックアウトに間に合うぎりぎりまで寝る。荷物を持って劇場入りしてから歯みがきやらメイクやら済ませ、食べるものとおみやげを探しに錦市場へ。無事に両者とも入手。

きのう同様13時に集合し、ミーティングの後、歌の稽古。15時開演。さらに客席が増設されていて、満員のお客様。

夕方、劇場を後にし、今夜知り合いの旅館にもう1泊するという友だちと一緒に、その旅館まで行って、私は美味しい夕食だけいただいて、21時過ぎの新幹線で帰る。


06/13/2009(土)

朝食の時間に起きられず。

15時から公演。終演後、オリザとアルノーのアフタートーク。アルノーが、ヴィナヴェールさんとオリザの作家としての共通点の1つとして「世界を客観的に描く」ということを挙げ、それについてオリザが、そのようにして、「これが正しい」とか「これはまちがっている」と主張するのではない描き方をするということは、世界全部を敵にまわすことなんだ、と説明していたのが印象的だった。

先日ふらっと入って気に入った布地屋さんの店舗が街のなかにもう1つあるというので、夕方行ってみた。期待しすぎたかな。オカダヤとかマルナンと同じような、品揃え豊富な普通の手芸・洋裁店だった。京都に1カ月滞在とかになったら通うだろうとは思うけれど。

大丸デパートで閉店間際の20パーセントオフのお寿司を買い、コンビニでビールも買い、部屋でゆっくり夕食。その後、友だちとアイリッシュパブで語る。台詞ってどうやって覚える?みたいなことに2人とも興味を持っていることがわかり、こんなやり方をした、あんなやり方を試した、というような話に花が咲く。


06/12/2009(金)

午後2時から、抜き稽古。日本の観客に見せるにはこのシーンのこの役の演出はこれではダメということで、私が出ているあるシーンの演出をオリザが大幅に変更した。その後、アルノーに見せ、彼もそれで納得する。

友だちから、初日おめでとうのメールが届く。ちょっと思いがけなくて、ものすごく嬉しかった。

公演は、初日らしい緊張感があって、でもテンポよく進んだと思う。初日打ち上げで、遠くから見に来てくれた人、京都在住のしばらくぶりに会う人、きょう初めて会った人などといろいろ話す。


06/11/2009(木)

仕事とか人間関係とかについての考え方は人によってずいぶんちがうんだなぁ、とあらためて思うような出来事がありました。わかっていたはずなんだけどね。自分とちがう考え方の人がいるということ、それぞれちがっていて当たり前なんだということを、いつも忘れないようにしよう。

きょうは、午後に1回通し稽古(「途中でとめることがあるかもしれない」とのことだったけど結局とまらなかった)をした後、何カ所か抜きで稽古して、夜はゲネプロ。の後、ヴィナヴェールさんを囲んでみんなで飲む。

ホテルの部屋でテレビを見ていて、クモの巣消滅ジェットという商品を知る。クモを殺したり、クモの巣をはらせないようにしたりするためのものなのに、「消滅」という自動詞っぽい言葉を使うことによって、自ら手をくだしてクモを殺すという感じが起きないようにしてるよね、これ。その「言いかえ/すりかえ」的雰囲気がなんだか怖かった。


06/10/2009(水)

ホテルで朝食をとった後、部屋に戻って二度寝。集合時間ギリギリに劇場へ。

13時から22時近くまで稽古。

飲みに行くという人について出掛けたら、フランス人日本人あわせてけっこう大人数の飲みになった。フランス人スタッフの彼氏(今回、だれだれの彼女、彼氏という人たちが、公演にあわせて結構たくさん来日してる。日本って人気あるみたい。特に、京都だしね)が左利きで、We are the best!とか言ってもりあがった。


06/09/2009(火)

集合時間(13時)の前に、近くの錦市場を歩いてみる。きのうフランス人演出助手の人に、日本のバースデーカードを探すのを手伝ってほしいと言われていたので、寺町通りの鳩居堂まで足をのばしてみたけれど、バースデーカードというようなものは見つからなかった。布地屋さんで赤白のパッチワーク風のプリントのシアサッカーに一目ぼれし、1メートル購入。

舞台装置の仕込みの終わった劇場内で、きょうの稽古は1場から4場までとめながらやった後、そこまで通す。さらに5場の途中まで稽古して終了。その後、ホテルのロビーでオリザからダメ出しを各自聞く。私には、何もなかった。不満そうというか何か言ってほしそうにしてると、その場で言えることと言えないことがあるんだよ、とのこと。私の分は稽古中にすでにもう全部言っちゃったということらしい。

きょうはフランスから原作者のミシェル・ヴィナヴェールさんも到着した。ヴィナヴェールさんと共にフランスから到着した人から、「ゴールドケンの葉巻チョコ(ヤルタ会談の小道具として使用するので、もしあれば買ってきてほしいとお願いしていた)が製造中止になったそうだ」と聞き、ちょっとパニックしてその情報を劇団内のメーリングリストに流したら、メーリングリスト上や直メールや電話でいろんな人がいろんな情報を教えてくれた。どうもありがとう。なんか私が大雑把な情報しか流さなかったためにかえっていらぬ気遣いをさせてしまってすみませんでした!

ゆうべはなぜか3時間しか眠れず、その疲れが顔に出ていたようできょうは何人もの人に「大丈夫?」って言われてしまった。コンビニでビール買って1人静かに部屋飲みして、日付がかわる前に就寝。


06/08/2009(月)

ご飯炊いて、朝食を食べて、節約のためおにぎり作ったのにキッチンに忘れたままいえを出てしまった! 食べてねと夫に電話する。

新横浜から新幹線で京都に向かう。座組みのほとんどの人は、東京駅から乗車している。新横浜から乗る人が私のほかにもう1人いて、ホームでばったり会う。みんなは6号車なんだけど、窓際の席がもうなかったので私は5号車をとったよと言うと、俺は通路側で6号車とったよ、(私は)故意に(みんなを)避けたと思われるよ、と言われる。いいよ、そう思われても。この友だちとの付き合いは長くて、本人同士は別にただ普通にはなしてるだけなのに聞いてる人に「ケンカしないで〜」と言われることが多いんです。ケンカしてないよ。

劇場の向かいのホテルにチェックインし、劇場内ではスタッフが仕込みを続けている間、俳優は同じ建物内の別の部屋で稽古。稽古というか、フランス人が「イタリエンヌ」と呼んでいる台詞合わせ。イタリエンヌというのは、どうも、台詞の確認のためさっさかさっさかつるつるつるつる台詞を言っていけばいいらしいんだけど、そのことが事前に日本人俳優のあいだで共有されておらず、台本を見ながら本番と同じテンションで台詞を言う人がいたりなんだりで、なんだか目的の定まらない感じの稽古になってしまったと思う。でも、通して1回全部の台詞を言ってみられたのはよかった。歌の練習も含め2、3時間で稽古終了し、何人かで衣裳の作業(アイロンかけ、裾上げ)を手伝って、9時退出。

の後私は、京都在住の友に会う。アイリッシュパブに行こうかと言われ、でもちょっとお腹がすいてると言ったら、スペイン居酒屋に案内された。そうだよね、京都に住んでる人は別に京料理の店とか行かないよね。半年振りに会ったので、つもる話をする。食べ物が、全部すごく美味しかった。


06/07/2009(日)

砂肝の煮物に再挑戦。今回は、砂肝200グラム、紹興酒100cc、水100cc、しょうゆ大さじ2、タマネギ1個でやってみた。このタマネギが、先週友人宅からいただいてきたものなんだけど、甘くてものすごく美味しいんだ。6個もらってきて、1週間で、1人で全部食べちゃったよ。

明日から『鳥の飛ぶ高さ』京都公演のため留守にするんだけど、最近お互い忙しくて夫となかなか一緒に食事してなくて、このまま5日間も京都に行っちゃうのはやだったので、きょうは2人で夕食。というかまぁ飲んだんですが。


06/06/2009(土)

来週の京都公演に向けて、洗濯をガンガンする。

稽古は、抜き稽古。友だちが見学に来た。3時間ほどで終了。今回、音楽にのって何かをする、ということが要求されるシーンがいくつかあって、そういうのって私は好きだけど不得意なので、なかなかむずかしい!

春風舎を使用するのもきょうで終わりなので、現状復帰し(取り払っていた客席を元に戻すなど)、掃除して帰る。


06/05/2009(金)

12時稽古開始。「いつもより早いから遅れないように気をつけなきゃ」と思っていたら、1時間間違えて早くいえを出ちゃった。1時間遅く間違えなくてよかったよ。

6場の稽古、振付の稽古。の後、3時から公開通し稽古。客席には、キラリ☆ふじみの公演をいつも手伝ったり見たりしてくださる人たちの顔が。会って話すことはできなかったけど、嬉しかった。

終わって、小道具や衣裳のパッキングをしていると、2人のフランス人スタッフから(別々に)、「フランスに行ったら、フランスの俳優にも教えてやってくれ。フランス人俳優は、パッキングとかぜんぜんしないんだ」と言われる。ほとんど一字一句同じかったのでおかしかった。


06/04/2009(木)

そうか! ふじみでの数日間がすべて、青年団で言うところの「場当たり」なんだ。だからずっと衣裳着てる必要があるんだ。そうかそうか、そういうことか! と気づく。

普通に、スケジュールどおりに、14時の稽古開始に間に合うように劇場に行く。それだけのことで、ずいぶんと気分に余裕ができた。歌の練習30分をお休みした甲斐があったよ。キャストの皆さん、すみません。ありがとう。

稽古は、4場5場。


06/03/2009(水)

英語の教材を探していて、アメリカ人がshootという局面でイギリス人の女性はsugarと言うということを知る。言葉ってホントにおもしろいなぁ。

稽古開始前に1時間、振付の練習が入る。演出家は、このときも舞台衣裳を着てやってくれと言う。衣裳で動ける動作か確認してほしいということで、それはたしかに理にかなっているけれど、きのうの稽古からずっと衣裳を着っぱなしで、それがけっこうストレスになっているので、少し気持ちが沈んだ。汚したりシワにしたりしないように気をつかうから。というよりなにより、「なんでこんなに長時間にわたって衣裳を着て稽古しなければならないのか」ということに納得がいっていないんだと思う。「演出家によって稽古の進め方はさまざまだ」ということを、頭が理解していても、心情的にのみこめていないんだ。

稽古は、3場。大きな舞台転換もあり、時間がかかる。終了間際に、「明日、稽古開始の前に歌の練習をしようか。どうしようか」という話がキャストの中で出るが、私はなんだかもうとてもとても疲れてしまっていて、ごめんなさい私はちょっと無理です、希望者だけでやってください、あとから追いつきますと答える。わがままですみません、でも、自分にとってはそのほうが圧倒的に良い気がしたので。


06/02/2009(火)

きょうから金曜日までは、キラリ☆ふじみのマルチホール内に建てこんだ実際の舞台装置で稽古する。仕込みは、きのう一日ときょうの午前中にスタッフがすませてくれた。普段の青年団の公演では俳優もそういったスタッフワークを担当するので、やらなくていい今回は、俳優に専念できて嬉しい感じと、なんだか自分の公演じゃなくだれかの公演に客演してるような変な感じと、両方している。助かる一方で、自分が充分にこの公演に関わっていないような気もしてしまう。

京都公演に関するミーティングをした後、稽古は、1場2場。

ふじみでは照明を決めたいので衣裳を着て稽古してほしいと演出家から言われる。4日間ずっと? 青年団だと「場当たり」のときだけ(半日程度)なので、その違いにちょっと面食らう。


06/01/2009(月)

衣裳も小道具も搬出してしまった春風舎で抜き稽古。
(いま6/6深夜に書いてますが、この日の記憶がほとんどありません)


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