つれづれなる日々

今月の日記に戻る
トップページに戻る

2011年1月の日々


01/31/2011(月)
注意:ラッタウット・ラープチャルーンサップ著「観光」(書籍)掲載の「闘鶏師」(作品)の内容に触れています。

ラッタウット・ラープチャルーンサップ著「観光」(の英語原本。タイトルはSightseeing)読了。7編どれも秀作だったが、最後の少し長い作品「Cockfighter」のラスト1文にしびれる。

"Let's go," I muttered, popping the truck into gear, and then I was gone.
And then I was goneてって終わる作品、すごい。


01/30/2011(日)

あの、きのうきょうのワークショップの記述が、たぶんわかりにくくてすみません。とりあえず今、自分の備忘のために書いています。

山下残ワークショップ3日め。早起きがつらかったけれど、起きてしまえば大丈夫だった。前半は、きのうと同様に4人で16カウント作り、そのうち4カ所「動きのリーダー」を決め(その人がその動きをしたらそのカウントになる。他の人は、動いても動かなくてもいい。リーダーがいない動きは、各自好きなタイミングで、やってもやらなくてもいい)、いままでやっていた「呼吸を合わせる」は無しにして動くというのをやった。

後半は引き続き、「ある人に向けて発信しながら、別の人の発信を受信する」大会。2人に向けて発信したり、2人から受信したりを9人でやると、あまりに拡散したりあまりにだんごになったりしながらときどきなんとなくよさ気なカオスにもなっていたように思う。新作のための実験に使ってしまってすみません、と残さんは言うけれど、ああだこうだとやってみて、普段自分がやっている演劇と何が同じで何が違うのかとか考えるのは、とても興味深いです。


01/29/2011(土)

山下残さんのワークショップ第2回。前半は、「呼吸10カウントに2〜3カ所動きを入れる」を各自作り、4人が1グループとなって2カウントずつずらして重ね、呼吸16カウントの楽譜のようなものを作って、「だれか1人の動きのあるカウントは全員がその動きをする」「2人以上の動きのあるカウントは、それ以外の人もその動きのうちの1つをする」というルールを追加して、それでグループで動いた。「うそでも良いから」お互いをよく見てください=視線を向けてください、という指示が面白かった。後半は後半で、前回に引き続き「この人が、この人に働きかけている」という「やじるし」を明確にする試み。3人以上で、「Aさんに働きかけつつ、自分に働きかけてくるBさんのことも受け止める」というのも。バランスがむずかしい。

その後、横浜から渋谷を経由してキラリ☆ふじみへ。多田淳之介が「埼玉芸術総合高校2年生と3日でつくるあゆみ」発表会を観劇。台詞にも構成にも演技にも「やられ」てしまって号泣しながら見る。

さらにアゴラに移動し、ハイバイ観劇後の友人と合流して、飲み。会うの2年ぶりだと言われるが、そんなに久しぶりの感じがぜんぜんしなかった。


01/28/2011(金)

一昨日も昨日も睡眠不足だったので、きょうはだいたい寝ていた。「階段をのぼる」は、ぼちぼち続けている。


01/27/2011(木)

やりたいプロジェクトはたくさんあるけれど、時間は有限。でも、強く願ったことは実現する、という。強く願おう。


01/26/2011(水)

ロボット演劇「働く私」の俳優の自主稽古のお手伝いをきょうもする。夜、帰宅して夕飯をつくる。自分で食べるものを自分で作るの、そういえば久しぶりだ。こういう生活態度が良くないんだなぁ。うん。なるべく自炊するようにしよう。本日は、ご飯炊いて、おかずはジャガイモ煮っころがし(ツナ缶入り)。あと、適当に作ったスープ(ベーコン細切り、長ネギ粗みじん、セロリ粗みじんを炒め、水を足し、ザク切りキャベツと長さ3センチくらいに切ったエノキタケ、水で戻した打ち豆を入れて煮る。塩コショウしょうゆで味付けする)が美味しくできた。ポイントはセロリだった気がする。あの香りで味が引き立ったと思う。

ホント最近外食ばっかりしていた。久しぶりに冷蔵庫の中を見たよ今日。こないだ探したとき無いと思った味噌が、あった。


01/25/2011(火)

東大カフェでごはん食べて台詞の予習をして(ゆうべ寝る前に「台本を見ないで思い出す」つまりどこがあやふやかをはっきりさせるということをやり、今朝は電車の中で「全部の台詞を小声でハイスピードで言う」練習をして、その後の確認をしたんでした)、「ヤルタ会談」英語版自主稽古へ。台本持たないでもだいたい大丈夫になってきた。

帰りに、年末にした血液検査の結果を聞くため病院に寄る。肝臓関係や悪玉コレステロールの値が高く、どろどろ血の傾向もあり、食事とか運動とか飲酒とか気をつけて頑張って3月にもう一度来なさいと言われる。あらら。3月まで頑張らないと。手始めに、「エスカレーターやエレベーターがあっても階段を選択肢に入れる」を実行することにした。逆に言えばいままではエスカレーター、エレベーターがあったら絶対階段は使ってなかったわけですね。運動不足にもなるよ。「必ず階段を使う」と決めるときっとあっという間に挫折して元に戻ってしまうと思うので、こんな軟弱なところから始めます。胸骨をあげると階段をわりとすっすっとのぼれるので、そうやって頑張ろうと思う。


01/24/2011(月)

日野和子先生のウェブサイトからもう一つ別の(少し古い?)「武道家の妻の部屋」を見つけ、読み漁る。結婚や恋愛についてとか、とにかく読み応えのある内容満載なうえに、ラッキョウ甘酢漬けのレシピまである。来年はぜひ試してみたい。

少し前に買っていたRattawut Lapcharoensap著Sightseeingを読み始める。素晴らしい小説、という評判だけ聞いていて、どんな内容なのかまったく知らずに購入したんだけど、タイの熱くて美しくて哀しい短編小説7編だった。いま3本読んだとこ。最初のFarangsがいちばん好き。


01/23/2011(日)

こないだ図書館で借りた「短歌はプロに訊け!」(穂村弘、東直子、沢田康彦著 本の雑誌社)は、大変勉強になった。2000年に出た本で、もしかしたら前に一度ちょっと読んだことがあるかもしれない(なんとなく覚えている部分があった)。18日のとこにも書いたけど、エッセイではあんなにダメ人間な穂村さんが短歌のこととなるとビシッと意見を述べている(「も」「さえ」「すら」などの言葉は主観を全面に出しすぎるので要注意、本来の読みではないルビはあえて攻めとして使う場合以外はやめたほうがいい、五七五七七という形は短歌というジャンルの固有性だから守ったほうがいい、などなど)。そのギャップが非常に魅力的でした。歌人に対してこんなことを言ったら失礼でしょうかね。

この本を読んで、私も短歌をつくりたくなりました。


01/22/2011(土)

急な坂スタジオにて山下残ワークショップ「豆腐屋は豆腐しか作れない」第1回。定員15名のうち5人が青年団員だった。前半は山下さんが今までやってきた方法論ということで、息を吸う(1)、吐く(2)、吸う(3)、吐く(4)、……、吐く(10)、という10カウントを、何人かで輪になって合わせてやったり、自分の呼吸で自分に振付けて発表したりした。前者では、あからさまなリーダーにならないように気をつけつつ自分からも発信していく、というバランスが難しかった。呼吸音を立てる以外のサインを、送っても送っても周りの人がついてきてくれないし、いくら気配アンテナを自分としては最大に張っていても他の人の「吸うよ」「吐くよ」のサインがいっこうに読み取れなかった。自分で自分に振付けるのは、なんか楽しかった。床に仰向けに寝転がるというのと、だれかにさわる、というのがやりたくて、その2つを中心にしてどうつないでいくか考えた。

後半は、山下さんが新作に使いたくていま模索中の手法ということで、CRUNKYチョコレートを手に持ち、2人ないし3人で話をした。ルールは、

話し手が話すんだけど、自分にとってのCRUNKYについて話すわけではなくて、やじるしが向かっている先の相手(聞き手)にとってのCRUNKYを語るんだ、とのことで、そこのところがいちばん、理解するのが難しかった(帰宅して夜になってから考えたんだけど、「私、CRUNKY好きなんですよー」ではなく「CRUNKYって美味しいですよねー」、ということかな? 岡田利規さんが、1人称で説明しても3人称で説明しても同じことだと言っていたのと関係ありそう)。

頭を使ってくたくたになったワークショップでした。あと3回、どんなふうになっていくのか楽しみです。


01/21/2011(金)

渋谷に映画を見にいこうと思ったけれど、そこはかとなく体調が悪く、やめて、東大カフェで「ヤルタ会談」英語版の台詞の練習をする。まず発音をしっかり確認したら、gloriousという単語の強勢のある母音の発音をいままで間違えていたことに気づいた。二重母音じゃなく長母音だった。あぶないあぶない。そして2場、1場、2場と自分の台詞を声に出して言ってみるんだけど、一所懸命になると声が大きくなりがちで、あやしい人になってしまったかもしれない。

アゴラに移動し、2月のロボット演劇の稽古のお手伝い(ロボットの代役)。都合4回、ロボット2体分の台詞を読んだ。読んでいて自然と感情が動くような台詞が多くて驚いた。感情におぼれないロボットだから、このくらい情緒的な台詞でも情緒過多にならずに言えるんでしょうかね。


01/20/2011(木)

近所のインドカフェで昼食。ビリヤニランチスープ付きを注文。カレーを注文したわけじゃないのになんで辛さをどうするのか聞かれるのかと思ったら、付いてきた「スープ」がカレーだった。

予約していた「短歌の友人」(穂村弘)が入ったので、図書館に借りに行く。「短歌はプロに訊け!」もそうだったけど、短歌の話をするときの穂村さんはなんだかものすごく、自分はこう思う、というのがハッキリしていて、エッセイのダメ人間ぶりとはまるで違うのが面白い。

葛河思潮社「浮標」を見にいかないのかと友に聞かれ、だってチケット完売じゃんと言ったら、葛河思潮社のウェブサイトから吉祥寺シアターのバルコニー席が買えると教えてくれた。ので購入。しかし私はKAATのウェブサイトから2月のリミニ・プロトコルの公演の公演案内にも行き着けないような情報弱者だから、友だちがいなかったら「浮標」もあきらめてたよ。感謝。


01/19/2011(水)

青年団若手自主企画だて企画の長い名前の観客参加型の公演を春風舎で体験。「ある朝目覚めると、私は2年3組の生徒になっていた」2時間。ひりひりざらざらとした感触は、作・演出のねらいのとおり。ただ、現実と劇との境目(導入と終演)をもう少し丁寧にやってくれたら観客はもうちょっと不安なく没頭できるのではないかと思う。「不安なく没頭」させたくないのかもしれないけれど。


01/18/2011(火)

「短歌はプロに訊け!」読了。エッセイでの情けなさとうってかわった穂村弘のしっかり歌人ぶりに目をみはりながら、そして「一首に動詞は三つまでが望ましい」とか短歌の知識も得ながら、非常に興味深く読んだ。東直子さんのキャラクターも良かった。

ハイバイ「投げられやすい石」のゲネを観劇。


01/17/2011(月)

「ヤルタ会談」英語版自主稽古。2場のほうもだいたい台詞は入ったかな、という感じ。まだまだ思い出しながらで変な間が入っちゃったりするから、もうちょっとだな。頑張ろう!

8年くらい前に明日図鑑の打ち上げで偶然知り合ってその後機会があればごはんを食べたり稽古や公演を見に来てもらったりしていた友人(今は海外在住。仮にAさんとしますね)と、もう1人の友人を、機会があれば引き合わせたいなぁとしばらく前から思っていたんだけれど、念願かなって今日、その2人とAさんの別の友人と私と、4人で会う運びとなった。4人で居酒屋で飲んで、カフェに移動して甘いもの食べて、5時間以上しゃべりっぱなしだったな。美術系の面白い話や危ない話もたくさん聞いた。すごく楽しかった。小学生の作文みたいでごめんなさい、でもホントにすごく楽しかった。


01/16/2011(日)

都立高校の演劇部の先生から公演にお誘いをいただいていて、行く気満々だったんだけどなぜだか開演時間を1時間間違えて目覚ましをかけてしまっていて、今日、結局行けなかった。本当に申しわけありません。


01/15/2011(土)

数年前からウェブの日記を読んでくださってるというかたが、差し支えなければTwitterのアドレスを教えてほしいとメールをくださったので、お返事する。私はウェブサイトでメールアドレスを公開してて、それで変なDMも結構来てめんどくさいけど、こうやって連絡くださるかたがあると、メールアドレス公開しててよかったなと思う。まぁ、変なDM来ないようにするいろんな手はあるんだと思うんだけど、この日記だっていまだにHTMLをゴリゴリ書いてるくらい旧式の私なんで、なかなかそこまで手が回らないということはある。

友人宅で小さな集まりがあり、まだ明るいうちからダラダラ飲んで幸せ。塩豚にルッコラと柚子胡椒、とか相変わらず料理センスの良い友人の手料理を堪能。


01/14/2011(金)

朝から出掛けて、一日遊んで、深夜に帰宅。


01/13/2011(木)

午前中メンテナンスのため歯医者に。問題なし。電動歯ブラシのほかに手磨きもするように言われているんだけど、その手磨き用に電動アシスト歯ブラシをすすめられる。「そこの大きな薬局に売ってますよ」と言われ、買って帰る。最後の1本だった。

デスクトップパソコンが、起動途中でとまっちゃったり、起動してもマウスカーソルが反応しなかったりする。コンピュータに詳しい夫が出張に出かけた途端これだよ。なめられてるんでしょうか私。たいていのことは携帯電話でできるからとりあえずそれほど不自由はないんだけれど、パソコンのメールが読めないのは困ったなぁ。


01/12/2011(水)

夜、かめやに行きました。


01/11/2011(火)

「ヤルタ会談」の衣裳の件で、衣裳の人とミーティング。こちらの希望や今までの経過、現在の状況などを伝え、採寸もしてもらう。

演劇公演を見にいって、久しぶりに会った人に、「お元気でしたか?」と聞いたら、「勤務中、交通事故にあいまして…」と言われビックリする。もう大丈夫だそうで安心したけれど、ビックリしましたホント。

寒い寒いと思ったら夜には雪が舞った。積もるほどではなかったけれど。


01/10/2011(月)

美容院に行く。「金髪くらいにしたいんです」と言ったけど、そこまで薄い色にはならず。とはいっても茶髪は茶髪なので、帰りにドラッグストアに寄ってブラウン系のアイブロウ(ホントの発音は「アイブラウ」だけどね)ペンシルと眉マスカラを買う。保湿パックとメイク用スポンジも。そしてすすめられてお店のポイントカードも作った。それでなんとなく勢いがついて、家の近所のスーパーのポイントカードもとうとう作ってしまった。個人情報をなるべく外に出したくなかったのとDMなんかが来たらわずらわしいと思って今までかたくなに作らないでいたんだけど、勢いってすごいね。


01/09/2011(日)

飴屋法水ワークショップ2日め(全2回)。きのうんとこにも書いたように、私は飴屋さんの話を聞いているだけで充分なんだけれども、今日は数人ずつに飴屋さんが台詞や動きを指示してやってみるという時間もあり、飴屋演出の一端を垣間見ることができた。昨日今日とあわせて6時間のうち、いわゆる「ワークショップ」的な、自分で何かやってみる、という時間は最後の1時間半くらいだったけど、私としては本当に非常に満足したワークショップでした。

で、家に帰り、一人でワークショップの打ち上げと言って飲む。なかなか良い気分。

村上春樹「やがて哀しき外国語」読了。自分にとっても身近な英語とかアメリカの話だったせいか、共感しながらすらすら読めた。吉本隆明「13歳は二度あるか」も、きょう読み始めてきょう読み終わる。さぼるヤツがいるときは、「お互いそういうときもあるさ」とさぼったヤツの分までさっさと仕事を終わらせるのがいい、というところに非常に納得した。


01/08/2011(土)

午前中、急な坂スタジオにて飴屋法水ワークショップ。参加者各自の自己紹介(飴屋さんがその都度質問をはさんだり、思いついたことを「雑談ですけど」と話したり)と、飴屋さんへの質問コーナーで今日は終了。京都、大阪、静岡、仙台等、遠方からの参加者が多く驚く。逆に首都圏に住んでると「いつでも行ける」感があってチャンスをのがすということも多いのかもしれない(これは自戒)。大阪であなざ事情団の「三人姉妹」見ました、見たあと松田さん(私)ともはなしました、というかたがいらっしゃった。すみません、人の顔がなかなか覚えられないんです。

私は、F/Tの「わたしのすがた」をつくった飴屋さんがどんな人なのか知りたくてこのワークショップに参加したので、飴屋さん本人が目の前でしゃべったり動いたり、自分のことや自分の考えることを語ったりするのに接することができて、今日来て本当によかったと思った。この世に生まれてきて、生きるのに適さない人なんていないという話とか、大崎の古いビルの女子トイレに住んでいた話とか、動物はよく発狂するという話とか。ただ割と寝不足でしかも何も食べずに行ったので、13:30にワークショップが終了する頃にはちょっと朦朧としてもいた。


01/07/2011(金)

「ノルウェイの森」読了。今月は私としては穂村弘月間と位置づけているんだけれど、村上春樹も結構読んでるなぁ。

この本は、新刊の頃読んで、村上春樹は好きじゃない、と思って、それ以来20年村上春樹を読まない原因となった本。今読むと素直な良い小説に思える。20代の私は、何が気に入らなかったんだろうか。


01/06/2011(木)

三条会「冬物語」観劇。構成・演出がすばらしかった。それを共有して1つの世界をつくりあげる俳優の力も。


01/05/2011(水)

「ねじまき鳥クロニクル」3巻読み終わる。大学生の時に数冊読んでそのあと村上春樹の作品から私はずっと遠ざかっていたんだけれど、最近になって、「海辺のカフカ」(大好き!)、「アフターダーク」(おもしろくなかった)、「走ることについて語るときに僕の語ること」(村上春樹がどういう人物かということについての誤解がとけた)、「1Q84」(面白くてすごくハラハラドキドキして読んだけど、「海辺のカフカ」にはおよばない)と読んで、村上春樹作品に対するアレルギーみたいなものはなくなったように思う。そして今回「ねじまき鳥クロニクル」を読んで思ったのは、「海辺のカフカ」と「1Q84」と「ねじまき鳥クロニクル」がこんなに似ているならば、他の長編もだいたいみんな似てるのかな?、だったらしばらく私は他の村上春樹作品を積極的に読まなくてもいいかな、ということ。この世界に触れたくなったら、カフカなりねじまき鳥なりを読み返せばいい。そういう気持ちです。「ノルウェイの森」は再読してみたい気がするけれど。


01/04/2011(火)

「ねじまき鳥クロニクル」2巻を読んだり眠ったり洗濯したり読んだり眠ったりして1日過ごす。

あまりに手が荒れてがさがさなので、ハンドクリームをつける。がさがさのかかとにもつけて靴下をはく。しばらくすると手も足も見違えるようにきれいになり、クリームの威力に驚く。常時つけるようにすればいいんだけど、ハンドクリームをつけた途端に手を洗ったりぬらしたりする用事ができるから、いつのまにかめんどくさくてつけなくなっちゃうんだよな。

「ねじまき鳥クロニクル」3巻を読み始める。村上春樹ってエンターテインメントなんだね。大学生の頃何冊か読んで、どうも馴染めなくて読まなくなっていたんだけど、あの頃はなんであんなに疎外感を感じたんだろうかね。自分が、大学に入るので東京に出てきて、今まで長野で家族に囲まれて暮らしていたときの価値観とちがう自分の価値観みたいなのを模索していて、自分とも周りともなんとなくしっくりこないで試行錯誤してるときだったから、村上作品の中の穏やかな(もちろん中に葛藤をかかえているわけだけど自分というものを確立している感じがする)人たちの態度が、な〜んか「上から目線」ぽく感じたのかもしれない。


01/03/2011(月)

うちの実家はもともと寒いが、オイルヒーターを最高温度で夜中じゅうつけているのに部屋が暖まらないというのはいくらなんでもおかしいのではないかと思いよく見ると「能力」が「弱」設定になっていた。「強」にするとみるみる暖かくなっていく。ゆうべスイッチを入れたとき、温度設定は確認したのに、能力設定に気づかなかった。どうして私はいつも最後の詰めが甘いんだろうか。

「ねじまき鳥クロニクル」1巻は今朝読み終わってしまった。自宅に戻れば2巻3巻があるんだけど、あまりに今読みたくて、長野駅の近くの書店で探してしまいそうになるが、いくらなんでもそれはどうかと思い、思いとどまる。ちょっと頭も痛かったしね。結局長野からの新幹線では、「ヤルタ会談」英語版台本を読んだ。1場はだいたい覚えたけど、2場も覚えないといけないからさ。

夕方帰宅。2日ぶりに1人になった気楽さで、ワイン飲んでだらだらする。「ねじまき鳥クロニクル」2巻を読み始め、読んだり眠ったり読んだり眠ったりする。


01/02/2011(日)

案の定、夜のうちから雪が降り出して、起きてみると積もっていた。一夜にして景色ががらりとかわっているよ。

東京へ戻る夫を駅まで送り、私は帰ってきて、3人分の昼食を作る。午後はちょっとジャスコに行ったりして、夕食を作って、食べて、お風呂に入って寝る。

旅のともに持ってきた「ねじまき鳥クロニクル」の1巻を、ほとんど読み終わってしまう。


01/01/2011(土)

起きてきて、夫に「新年おめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と言ったら、にやにやしていた。私は儀礼的なものも含め挨拶って割と好きなんだけど、夫の実家はそういうののあまりないうちだったみたいね。

昼の新幹線で、二人で長野へ。寒いことは寒いけど、雪もなく、晴天の日差しが暖かい。んなこと言ってると今夜雪が降ったりしてね。

テレビで、「みんなのうた」の特集番組を見る。「空にはお月さま」が、一部だけど見られてよかった。これ別役実作詞なのね。やさぐれたジュリエットみたいな女の子が歌ってて、放送してたときからなんかずーっと気になってる曲なのよ。ビックリしたのは「シャーロック・ホームズとワトソン博士」を歌ってるのが谷啓だったこと。私はずっと熊倉一雄だと思ってた。私の脳内では熊倉一雄の声で再生されるんだよなー。

家族のリクエストにより、夕飯はすき焼き。6人分。私たち夫婦で買い物と調理を担当する。2人ともすき焼きはほぼ初めてだったけれど、なかなか美味しいものができました。


今月の日記に戻る
トップページに戻る