つれづれなる日々

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2003年2月の日々

逃げていく2月

ダジャレな二人と立て看板
(ひらたよーこさんにいただいた写真を加工しました)


02/28/2003(金)

スーパーチャンネルで「宇宙大作戦」The Naked Timeを見る。このシリーズはまだちゃんと見たことがなく、未見のエピソードが多い。きょうのも初めて見た。「新スタートレック」のThe Naked Nowの元ネタということで前から見たかった回だ。スールー(カトウ)が剣を振りまわすシーンが楽しかった。

3月の日記のイラストをどうしようかなぁと思っていて、なんだらかんだら描いていたら、『ヤルタ会談』の私家版仮チラシ、のようなものができちゃいました。


02/27/2003(木)

4月にアゴラで上演される、バリー・ホールの新作『バタビア!』の、脚本の翻訳を担当している。きょうは第一稿を完成させる約束の日で、一応完成させて、配ったりメールで送ったり。

バリーの戯曲の翻訳は、去年の『エクリプス―蝕―』に続いて2本めだ。メールや口頭で直接本人と話しながら翻訳作業を進められるのは、ホントウに助かるし、おもしろい。
「暗転、のあとシーンが続いてるけど、真っ暗な中でやるの?」
「あぁ、まちがえた」
みたいなおマヌケなやりとりもあるけれど。

ヴォイストレーニング講座に参加する。ほんとは一昨日から3日間の講座で、できれば全部出たかったんだけど、一昨日も昨日も他に用事があって参加できなかった。

昨日、一昨日の復習の部分は、前回(去年?)教えてもらったのと同じ内容だったから、だいたいついていけた。ときどきは自分でもやっていたしね。でも、上半身脱力して、起こしながら息を吐くヤツって、先生の前でやってるとすごくきつくて、脚の裏側(お尻からかかと)が筋肉痛になるんだけど、一人でやっててもなかなかそうならない。一人だとどうしてもズルをしてしまうんだろうか。

きょうあらたに教えてもらったのは、「母音の体操」。手をこういう形にすると口の中が自然にその母音にふさわしい形になるんですよ、というのは「ホントウかな?」って感じだけど、手を動かしながら声を出すのは気持ちがいいし、英単語を覚えるときなんかも「見る(目)、書く(手)、声に出して言う(口、耳)」みたいにいろんな感覚を総動員したほうが覚えやすいっていうから、声の正しい出し方を身体の動作と結びつけて記憶していく、手の形から音のイメージを喚起する、みたいな意味もあるのかもしれない。


02/26/2003(水)

「ハタチ以上、三つ編み禁止!」
と、昔、他人を非難してまわっていた私ですが、いまは平気な顔をして、いわゆる「ブタのしっぽ」という、ちっちゃなお下げを二本しています。『暗愚小傳』用に髪を伸ばしていたのが、もう、結ばないと収拾がつかないのです。次は『ヤルタ会談』だから元気よくパーマでもかけてみようかなぁと思いつつ、なかなか決心がつきません(なんで、きょうは、敬体?)。


02/25/2003(火)

修正ペンを買う。いま、紙上で修正する仕事をしているので、赤ペンとかフセンとか修正ペンとか、ここ何年か使っていなかった文房具のお世話になっている。懐かしいなぁ。


02/24/2003(月)

仕事をするぞ!というつもりの日だったが、ふとつけたテレビの、いつもはあまりみないチャンネルで、松田優作の「探偵物語」をやっていて、しかもどうも最終回で、途中からだったけどしっかり見てしまい、スーパーチャンネルできょうから始まった「宇宙大作戦」つまりカーク船長が出てくる元祖「スタートレック」(The Original Series=TOS)も見てしまい、次の番組がTNGだったのでこれも続けて見てしまい、これはどう考えても夜中に仕事をしないと間に合わない状況になってきたので、五反田団はバラシだけ手伝って、打ち上げには行かないで帰宅。では、これから、仕事します(予定)。


02/23/2003(日)

劇団の倉庫で、荷下ろし、片づけ。アゴラに運ぶ物もあったので、アゴラに移動してさらに荷下ろし、片づけ。

五反田団『ながく吐息』昼公演の受付を手伝う。何人かのお客さまに、
「『暗愚小傳』観ました」
と言われる。どうもありがとうございました。


02/22/2003(土)

きょうは、ネコの日。ネコを9匹飼っている友に、
「きょうは、ネコの日だね」
と言ったら、やっぱりちゃんと知っていた。

『暗愚小傳』富士見公演最終日。


02/21/2003(金)

きょうもパン屋さんに寄っていく。こないだおいしかった、パンの耳で作ったという、干しぶどう入りの黒糖蒸しパンは、きょうもなかった。もう一度食べたい。

『暗愚小傳』富士見公演は、毎回終演後に、平田オリザと俳優2名によるアフタートークがある。俳優は、日替わりで、きょうは私も出た。


02/20/2003(木)

劇場の近くに、おいしいパン屋さんがあって、火曜と水曜が定休日だったので、きょうこそ!という感じでパンを買って劇場に入る。

13時から稽古。アタマから流してやっていって、ダメ出しのあるところでとめながら、最後まで。最近、こうやって1場から続けてずーっと稽古することが多い。

初日、19:30開演。今回は、昨年12月からぽつぽつ稽古を始め、俳優だけの自主稽古などもはさみ、1月からはだいたい毎日の稽古になり、2月初旬からは公演会場で実際の装置・照明を仕込んだ状態で稽古してきた。こういう進め方での公演は私は初めてだった。じっくり稽古してきたという気もするし、きょうまであっという間だったような気もする。


02/19/2003(水)

梅が咲いている。数日前にはそういえばオオイヌノフグリが咲いているのも見た。あんなにかわいい小さな花をあんな名前で呼んだ昔の人のセンスって……。まぁ、あっけらかんとしていて、きらいではないけれど。

11時半から『暗愚小傳』稽古。1場1時間くらいの見当できのうのダメ出しをしながらやっていく、ということで、割とするする進む。7時半開演でゲネプロ。の前に時間があいたので、キラリ☆ふじみ周辺をふらふら散歩。中庭に大きな池があったりして、歩くと気持ちがいい。


02/18/2003(火)

10時稽古開始、11時から通し稽古で、13時までで『暗愚小傳』の稽古が終わる。渋谷でお昼(ロールキャベツ。おいしかった!)を食べてアゴラに向かう。

五反田団のゲネを観せてもらう。2回あったので、1回めは前の席、2回めは客席後方から観た。家の人が「仕掛け」を担当していて、その成否や如何に、という気持ちもあったので、純粋に観客として観たというわけでもないけれど、感想を一言で言うと、男の子が作った芝居だなぁ、と思った。『家が遠い』で中学生のふりをしていた人たちが、今度はサラリーマンのふりをしている。どっちも「ふり」で、どっちもさびしい。少年の、乾いたさびしさ、という気がする。


02/17/2003(月)

翻訳関連できょう締切の原稿があり、朝から格闘。こないだうちからだらだら少しずつ書いていたんだけど、なかなかふんぎりがつかなかった。12時過ぎに最後の部分がするするっと書けて、1時間寝かしておいて推敲して14時過ぎにメール送信。

『暗愚小傳』の稽古は、夕方から。きのうの通しのダメ出しをしながら、1場から3場の終わりまで。2場で私がけっこう力技を繰り広げるシーンがあるんだけど、なんか台詞を間違えたりして、
「そんなに思い込んでやるシーンじゃないだろう」
と言われる。その後、お茶飲んでげっぷが出て相手が吹いちゃったりして、なかなか手こずる。

現場が楽しくて楽しくてはしゃいじゃうのと、いやいや、でも稽古を進めなければ、という理性と、今回の『暗愚小傳』の稽古場ではぎりっぎりのところでバランスがとれていて、ものすごくおもしろい。

夜9時に稽古が終わり、ちょっと五反田団の照明仕込み(アゴラ劇場にて)に顔を出す。私は、灯体の「つり込み」と、「回路を取る」、「パッチを組む」というのは一応できるんだけど、調光卓のことがまだよくわかっていない。きょうの現場にいた照明班の先輩から卓のことを説明してもらって、なんか次はできそうかも、というくらいの感じになってきて、嬉しかった。


02/16/2003(日)

キラリ☆ふじみメインホールで、円・こどもステージNo.21『りんりんりんごの木の下で』(別役実・作)を観る。冒頭、赤い自転車の郵便配達人が出てきて、観客に向かって話しかける。子供向けなのね、と興味を失う間もなく、不条理な世界が広がっていく。そして、ミュージカルである。何がなんだかわからないまま、1/3くらいまで来たあたりから涙がぱたぱた、ぱたぱたとこぼれ始め、一時はとまらなくなって喉まで涙が伝って、鼻水もぐしょぐしょになるくらいだった。終わってもしばらく涙がとまらなかった。頭が痛くなるほど泣いたのはものすごく久しぶり。ストーリーがどうとかいうのとはちがうと思う。戯曲自体とか、台詞の力とか、おそらくそういうところで心が動いたのではないかと思う。

その後、『暗愚小傳』通し稽古。写真ワークショップ受講者の方たちが10数名、客席のあちこちでシャッターを切り続ける。数が多いとかえって気にならないのが不思議だった。

夜は、同じく施設内の稽古場で、『忠臣蔵・OL編』の通し稽古を観る。これも一種、不条理劇だ。こないだ翻訳した、戯曲の書き方の本に、いわゆるリアリズム以外に、舞台上にはいろんなリアルの可能性がある、というようなことが書いてあったが、まさにその通りだと、きょう演劇作品を2本観て1本演じて、そう思った。


02/15/2003(土)

あぁ、きょう、土曜日だったのか。と日記の曜日欄を見ていま(夜)気づく。いまの私には、「きょうの稽古が何時開始か」という区別しかない。

数日ぶりに家で夕飯。味噌味の鍋。具は、豚肉、ゴボウ、ニンジン、厚揚げ、ネギ、白菜、白滝、シメジ。こないだ味噌味をやったときはなんかしゃぶしゃぶと水っぽくなっちゃったので、水分は少な目にして味噌を思いきってたくさん入れてみた。なかなかコクが出たように思う。最後は雑炊。


02/14/2003(金)

きょうも駅から徒歩。スーパーとパン屋さんに寄る。稽古は、冒頭から。きのうの通しの確認、ダメ出しを兼ねて。3場まで。

自分の出番の部分の稽古が終わった人は帰っていいシステムである。きょう私は、全体の終了よりちょっと早く終わりになり、支度してさぁ帰ろう、としたところで稽古全体が終わって、なんか「え、片づけないで帰るのか?あんたは」みたいになっちゃったけど、片づけないで帰路についた。

五反田団の通し稽古の、開始に間に合わないのはわかっていたけれど、なるべく早く行きたかったのです。後半3/7くらいたぶん観れた。そして手作り菓子を差し入れする。手作りといっても、市販のマシュマロと板チョコとチョコクリスピー(お米のシリアル)を混ぜて固めて切っただけ。くどくて甘い、マシュマロクッキー。レシピのページに書いたのより、チョコ率が高くてシリアル率が低かったから、きょうのは特に濃厚な感じ。作っているとき甘い匂いがたちこめて、甘い物が苦手な家の人が悲鳴をあげたくらいだ。一応、バレンタインデー。


02/13/2003(木)

きょうは暖かかったので、鶴瀬の駅からキラリ☆ふじみまで歩いた。道路建設予定地の草原(くさはら)で、幼稚園生かな、10人くらいが先生2人と一緒に輪になって、「今年の牡丹はよい牡丹」をして遊んでいた。歌の部分は、先生だけがきちんと旋律を歌っていて、子供たちはただ大声を出してるだけに近かった。そうそう、ちっちゃい子の歌って、こういうふうだ。台詞になると、でも、きれいなユニゾンだった。決まった台詞を決まったように言う楽しさって、あるよね、ね、ね、そうだよね、と思いながら、その脇を通っていった。

『暗愚小傳』は、2場の最後の部分、2場から3場への転換、3場と4場、を稽古した後、通し稽古。いろんなことの確認もしながら、「いま、ここ」で相手と向かい合っている感じも持ちながら。


02/12/2003(水)

寒い一日だった。比喩じゃなく、天候。

『暗愚小傳』稽古のあと、バリー企画の翻訳のミーティング。7時半から始めて、気がついたら10時半。結局11時まで話し合う。


02/11/2003(火)

『暗愚小傳』富士見公演前の最後のお休み。なんだか一日寝てばかりいた。でも、出汁用の煮干しの頭とはらわたをまとめて取って捨てるとか、洗濯するとか、最近滞っていた日常のこともちょっとだけできたのでよかった。


02/10/2003(月)

稽古が休みになった。

去年『エクリプス―蝕―』という公演に参加したけれど、その作者バリー・ホールさんの新作(4月にアゴラで公演の予定)の翻訳を私が担当している。きょう、初稿をそれなりに仕上げて、関係者にメールで送った。これを元にミーティングをして、それからまた翻訳を直していくのです。

『エクリプス』は、一つの場所が同時に渋谷でありニューヨークであり古代ローマでもある、みたいな、時間も場所も「なんでもあり」な戯曲だったから、登場人物がなに人なのかというのは訳していて気にならなかったけれど、今度の作品は全体にもっとアメリカっぽい感じがあって、それを日本人の俳優が演じてリアリティーがあるようにするにはどういうアプローチがいいのか、まだ決めかねている。最終的には演出家たちの決めることだと思うけれど。

以前、友が、戯曲の翻訳と上演のための台詞の翻訳は別物、というようなことを言っていた。まさにそのとおりだと私も思う。目で読んで解釈して作者のことを理解するのが目的な場合と、俳優がしゃべって演技するのが目的な場合と、必要とされるコトバはとってもちがう。

こまばアゴラ劇場に、あなざーわーくす『水之江スターウォーズ』を観に行く。『処置』組3人のパワーは予想していたけれど、それ以外の出演者たちもぜんぜん負けてなくて、わたなべなおこワールドがさらに広がっていて、すごかった。三方客席という作りも、「観客参加」感を高め、手放しで笑ってしまう(傍観者として受け身的にその場にいる、ということにつながると思う)のを抑制する力があったと思う。


02/09/2003(日)

『暗愚小傳』は10年ぶりの再演で、稽古場で台詞の変更、追加、カットがどんどん入る。10年前、メンバーはだいたい20代後半だった。いま、当時と同じ役をやってる人は30代後半から40代、そして若い役は新しい若い人がやっている。そうやって俳優の年齢の幅が広がって、それにまた実年齢とは別にいくつくらいに見えるかというバラエティも加わって、そして作品中の時間が経過して変わる人や変わらない人や、それもさまざまで、なかなかおもしろいことになってきているように思う。


02/08/2003(土)

第2回通し稽古。2回めと言っても、劇場入りして、実際のセット、照明を仕込んだ中での通し稽古はきょうが初めて。登場、退場のタイミングなどは、劇場に入ってから決まった部分が多く、はやり、まだ確認しながらやっている感じだった。

帰りに何人かで焼鳥屋で飲む。この座組みになってから、飲みに行くの、私はきょうが初めてだった。


02/07/2003(金)

池袋から東武東上線の急行に乗るはずが間に合わなくて、次の準急に乗り、準急は成増の先は各駅に止まるから降りる駅まで乗ってていいのに、座って寝てて寝ぼけて志木で降りてしまった。時間的にはまだ余裕があったのでよかったけど、失敗したなぁと思って立っていたら、電車がホームに入ってきて、たとえば新宿だったら、
「しんじゅくぅ〜、しんじゅくぅ〜」
ってなるんだけど、志木の駅アナウンスは、
「しきしきっ!」
と、せっかちみたいな簡潔なアナウンスで、おもしろく、これが聞けただけでこの駅にまちがって降りたかいがあったと思った。


02/06/2003(木)

『暗愚小傳』の稽古が夜8時に終わった。きょうは早く終わったら五反田団の稽古を見せてもらいにいこうと思っていたんだけど、遅くなったので、それでも稽古の後のご飯だけご一緒させていただこうと、とにかく向かう。9時半頃に着いたら、まだ稽古中だったけど、そのシーンに出てる人が立ち稽古をしている隣で、鍋の用意をしている人は鍋の用意をしていて、いままで鍋の用意をしていた人が出番になるとそのまま稽古に参加したりもして、台詞を言ってたかと思うとダメ出しの確認になったりもして、きょうもやっぱり稽古と日常がとっても地続きの稽古場だった。そしてすごくおいしい鍋を食べた。


02/05/2003(水)

『暗愚小傳』仕込み。私は、まず『インディア・ソング』の楽屋撤収(同じ施設内の別のホールで昨日まで公演だった)を手伝い、おやつ休憩の後は『暗愚〜』の置き道具の椅子の加工。加工というか、色を塗り直すためにサンダー掛け。昼食、休憩をとりながら延々と作業して、利き手が筋肉痛。

舞台の建て込みのほうには参加していなかったので、できあがった舞台装置を夕方になって初めて見る。うわー、広い。あら、あんなところにゆるい角がある。段差はここだったのか。などなど、図面や完成予想図みたいなのは前に見ていたんだけど、よくわかっていなかったので、びっくりした。明日からここで稽古するんだなぁ。わくわくする。


02/04/2003(火)
注意。ネタバレにならないように書いたつもりですが、アゴラで公演中のユニークポイント『もう花はいらない』のことが書いてあります。

アゴラに、ユニークポイント『もう花はいらない』を観に行った。舞台上の、ある物が、途中まで気づかなかったんだけど、作製された舞台装置だった。終演後、舞台美術の福田さんをロビーで見かけて、すごい、あんなのも作っちゃうんだ、と言ったら、わかりました?とちょっと残念そうだった(と思う)。でも、「舞台美術/福田暢秀(F.A.T STUDIO)」って知ってたから「もしや?」って思ったけど、そうじゃなかったら私もぜんぜん気がつかなかったと思う。

観劇の前に4Fの事務所に寄ったら、春の団祭りの仮チラシがいままさに刷り上がったところで、五反田団の前田司郎くん手書きの、五反田団本チラシとみまごうばかりの仮チラシが嬉しくって、ユニークポイント終演後に、知り合いの方とか見知らぬ方とかに配った。


02/03/2003(月)

きょうは久々に稽古がお休みで、すごく寝た。


02/02/2003(日)

いただきものの野菜みそ漬けの袋に、あまった味噌を魚とか肉に塗って2〜3時間置いて、焼くとおいしいと書いてあったので、白身魚で試す。おいしかった。お弁当にも持っていったけれど、熱くて香ばしいときのほうがずっとおいしかった。

稽古の後、小道具と置き道具を梱包。電車で富士見に移動して、『暗愚小傳』と、明日、明後日本番の『インディア・ソング』の荷物を搬入する。キラリ☆ふじみは、昨年9月に『東京ノート』の稽古でしばらく通ったけれど、完成、オープンしてから行くのはきょうが初めてだった。もう夜で、ガラスを多用した建物が明るく美しく闇に浮かび上がっていた。


02/01/2003(土)

『暗愚小傳』、初めての通し稽古。最初、通し稽古は稽古場を富士見に移してから、という予定だったんだけど、おととい急に、一回通してみようということになったのです。私は一応、予定していた衣裳替えを全部やってみたけれど、大丈夫、余裕で間に合った。

稽古の後、劇場入りに備えて、衣裳とか生活のものなどを荷造りする。今回の『暗愚小傳』は、2月アタマから公演会場であるキラリ☆ふじみのマルチホールにセットを組んで稽古する。もともと青年団の稽古では「実寸」や実物の小道具を重要視しているけれど、実際のセットを組んで3週間近く稽古するというのはたぶん初めてだ。そこでどんなものが見えてくるのか、逆にどんな問題点があるのか、楽しみだ。


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