つれづれなる日々

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2011年12月の日々


12/31/2011(土)

お風呂で韓国語の勉強。今度行くときまでにもっとうまくなるんだ!

ところで、4日間の韓国旅行で体重増えるかと思ったら逆に少し減ってた。ま、誤差くらいだけども。

夜は親戚関係飲み。近所なのにたまにしか会わない人たちと。毎年同じ日に会うっていうのも良いもんだ。


12/30/2011(金)

まだ暗い6時半にホテルを出て地下鉄駅まで徒歩15分、そこから地下鉄→空港鉄道と乗り換えて、8時仁川空港駅到着。あまり混雑してなくて、8時40分には手続きすべて終わり、あとは待つだけ。非常食として持っていたカロリーメイトなど食す。以前は免税店など見て回ったものだけど、今はどういうわけか買い物に興味がなく(まぁ、お金がないってことも大きいですが)、時間をもてあます。

飛行機の中では、来るときに見て途中になっちゃってた映画「キャバレー」の続きを見るも、途中で寝ちゃって気がつくとエンドロールになっとった。しかしライザ・ミネリが超可愛い。これはTSUTAYAで借りてみないと。

成田からは、普通の電車を乗り継いで帰宅。ソウルに比べると、東京暖かい。電車の中で、M. C. BeatonのDeath of a Valentineを読み終わる。ヘイミッシュの結婚式(このヘイミッシュ・マクベスという野心のない警官が主人公のミステリー・シリーズは、寅さんみたいなもんなんで、この結婚式が無事に終わるはずがないことはまぁ「お約束」)から始まって時をさかのぼって話が進むこの巻は、謎解きの部分は「ぎりぎり合格点」という感じの出来栄えだけど、ヘイミッシュの結婚相手となるジョージーというのがまぁとんでもない女で、その恐ろしいとんでもないっぷりがすごく面白かった。自分だけが大事で夢のようなことばっか考えてる女(男でも)は怖いね。

映画「キャバレー」のことをネットで調べる。あの人とあの人ってあれよね?と思ったのが私の考えすぎの妄想じゃなかったことがわかってなんだかほっとする。


12/29/2011(木)

朝、夫に誕生日プレゼントを渡す。

今回は、デスロックの「再/生」を見るために自費でソウルに来ているわけだけど、ソン・ギウンさんと夫が来月の青年団「革命日記」の劇場下見・打ち合わせに行くというので、せっかくいるので私も同行。スタッフのかたがたと会う。

夜は、前にデスロックに出演していたチョンイムが出演している「パルレ」というミュージカルを観劇。あらかじめあらすじを聞いていたので、だいたいの流れは理解できた。ハクチョングリーンというこの劇場では、前に「地下鉄一号線」というベタでむちゃくちゃ楽しいミュージカルを見たけど、「パルレ」も同じような感じ。こちらに背を向けて立ちしょんしてたおじさんがくるっとこっちを向くとズボンの前がびしょびしょ、みたいなところでおーっていうような素直な反応が客席からおこるし、歌になるとすぐ手拍子。お客さんをどんどん舞台にあげてサイン会したりとか。

終演後、「再/生」チームで飲んでる人たちと合流。明日は帰るんだなぁ。


12/28/2011(水)

午後から、情報小劇場での多田くんのワークショップを見学。途中、人数合わせのためちょっと参加もした。ブラインドウォーク。まとめのとき、信頼できる人もいればこの人は信頼できないということもある、目をつぶるのが怖くない人もすごく怖い人もいる、自分と人は違うということをわかることが大切、と言っていたのが印象的だった。

4時からは、ドゥサンアートセンターで「眠れない夜なんてない」を観劇。この劇場では、来月私たち青年団も「革命日記」を上演することになっている。アートっぽいきれいな劇場。カフェもあるし。韓国版「眠れない夜〜」は、日本という外国の現代の戯曲を韓国の観客にきっちり届けるにはどうしたら良いかというところを非常に丁寧につくっていたと思う。外こもりの男の子が、シミチズの昔の話を聞きながら(たぶん同情して)涙を流してるとか、日本人の観客が見たら違和感があるかもと思う部分もあり、興味深かった。

出演していたチェ・ヨンミンさんにご挨拶し、外に出ると雪が降り始めていた。こりゃ寒いよ。ホテルに戻ってブーツに履き替え、夜はもう一度「再/生」観劇。前回見たときは、ものすごく客席の態度があたたかかったんだけど、きょうのお客さまはなんというか、もっと自分本位な、あんまり舞台と関係なく自分でどんどん楽しくなっちゃったりする感じだった。「おー、これ私の好きな歌だ!」って感じで声をあげたり、ああしろこうしろ的なことをコールしてきたり。

夜は、サムギョプサル。付け合わせがセルフサービスのお店だった。付け合せに、野菜やキムチなどと一緒に乾パンがあったよ。


12/27/2011(火)

昼間、夫と街を歩く。アイフォンのアプリで、バスの乗り場も、地下鉄があと何分で来るかもわかっちゃって、とても便利そう。私はついて歩いてるだけです。

結構歩いて疲れたので、いったんホテルに帰り、休んでから劇場へ。ソウル大学路の情報小劇場にて「再/生 Re/Play」観劇。初演、タダフラ版を経て、すごい完成度に達していた。途中で帰る人もいれば随所で笑いも起き、しかも笑いは最後まで続き、観客の懐の深さも感じた。あまりにすばらしく、カーテンコールでわたし、スタンディングオベーションしました。

夕飯は、ポサム。そして初めてサンナクチ(生だこ)を食べる。口の中に吸盤がすいついた!


12/26/2011(月)

ソウルへ。空港バスが遅れてひやひやするが、出発1時間20分前空港着で、チェックインもセキュリティもすいていたので、なんの問題もなくゲートまで行けた。最初に焦っていて自分の銀行のATMを探せなかったのでお金をおろすのに手数料が掛かっちゃったのだけが、予定と違っちゃった。

飛行機は、大韓航空。食事のとき、がんばって「コチュジャンジュシプシヨ」と言ってみて、チューブのコチュジャンはもらえたけど、「お飲み物はなんになさいますか」と日本語で話しかけられちゃって、あーやっぱり私の韓国語ダメなのね〜とちょっとがっかりする。

飛行機の中で、映画「キャバレー」を鑑賞。英語の映画を韓国語字幕で見たんで、不明点も多かったが、とにもかくにもライザ・ミネリが可愛くて目が離せない。容姿そのものというよりも、表情やしゃべり方や動きがかわいい。図書館で大きな声を出すところでタイムアップ。うー、気になる! TSUTAYAで借りて見なければ。

機内アナウンスによれば、ソウルの気温はマイナス5度! 覚悟して飛行機をおりる。入国審査の手前で携帯の電源を入れると、夫から「空港まで迎えに行く」とメールが入っていた。一人で電車で市内まで行くつもりでいたんだけど、心細くはあったので、嬉しかった。無事に落ち合い、電車(空港鉄道)に乗ったら、韓国のにおいがした。わくわくする。

ホテルに荷物を置き、徒歩で大学路へ。ソン・ギウンさんが翻訳、翻案して上演した平田オリザ作の「カガクするココロ 森の深遠編」が大韓民国演劇大賞作品賞を受賞したので、その授賞式に出席するために行きました。会場で東京デスロック「再/生」チームと合流し、署名して記念品(カレンダーと時計)をもらって会場に入ると、「大韓民国演劇大賞授賞式」というのと、「大韓民国演劇人の夜」というのと、2つの垂幕がさがっていた。「その河をこえて、五月」に出てたイ・ナミさんが演技賞だし、大賞は木花の「テンペスト」だし、思いがけずイ・ナミさんやオ先生にもご挨拶できて、よかった。

授賞式のあと、夕食は、テジカルビ。その後、ソンさんの受賞お祝いパーティーに合流。


12/25/2011(日)

たまにはゆっくり湯舟につかろうと、お風呂で読書一時間。風呂場を出た途端、心臓はばくばくするし寒気はするしふらつくしで、びっくりしてあわてて水を飲んでしばらく横になる。のぼせるってこういうことなのかね。

夜は、ワークショップの研修。


12/24/2011(土)

この一年ほど自己流で玄米を炊いてきたが、なんとなくよさ気な方法が確立されてきたので記しておきます。メモリ付きの容器を使ってます。

  1. 水洗いした玄米を、400ccとか600ccとか容器に入れ、かぶるくらいの水を加える。
  2. 1日1回水をかえながら、ちょびっと芽が出るまで置いておく。
  3. そうすると玄米のかさが少し増えているので(450ccとか)その数字を覚えておく。
  4. 水を切った玄米を鍋に入れ、さっき見た玄米のかさと同じだけ水を加え、中〜強火にかける。
  5. 沸騰したら蛍火。
  6. 水分がなくなったら(20〜30分くらいか)火をとめ、10分おく。

「水分がなくなったら」というのは、うちの場合、空焚き防止機能があって鍋底の温度が上がりすぎるとピーピー言って火が消えるので、そうなるまで、ということ。または、湯気が出なくなってピチピチという音がするようになったら、という感じ。

来週ソウルに遊びに行くので荷造りなど少ししてみるが、そわそわするばかりでなかなかはかどらない。ソウルには今まで何度も行ってるんだけど、考えてみると一人でっていうのは今度が初めてで、それでちょっと緊張しているようだ。仁川空港から地下鉄で市内へ向かうのも初めてだしな。そうとう寒いらしいとか、車内室内はむんむんするほどあったかいらしいとか、いろんな情報聞くしな。


12/23/2011(金)

夏に伊豆で買った梅干しを、きょうのおにぎりで使い切った。美味しかったなぁ。

キラリ☆ふじみで「サンタクロース会議」観劇。11時の子供参加バージョンを見て、再演を重ねることの凄みを感じた。子供が何を言っても、ぜんぜん大丈夫なんだもんキャストのみんな。動じない、とは言わない。動じてはいたと思う。だけど、経験とチームワークが自信につながって、堂々としていた。

その後友だちとコンビニにお昼を買いに行って、ぜんぜん知らない人を友だちとカンチガイして話しかけてしまい、怪訝な顔をされる。雰囲気はたしかに友だちに似てたけど、服の色も何もかもぜんぜん違ってたのにね。どうしてまちがえたんだろう。

14時からのアダルト編も面白かった。ただ、友だち同士なのかおしゃべりしたり台詞を繰り返すお客さんがいたのが残念だった。子供バージョンみたいに、開演前に「会議中におしゃべりをしてはいけません」って注意する必要があるのかね。

帰りに銀行へ。きょうが祭日ということに、銀行に着くまで気づかず。手数料が惜しくてお金おろさずに帰る。そして、来週行くソウルは極寒だというので、ユニクロでフリースを購入。ソックスも欲しいんだけど良いもの見つからず。

きのう友だちからもらったメールのこととか、きょう友だちと話したこととか、言ってしまえばみんなそれぞれ大変だねという身も蓋もない(あれ、身じゃなくて実か?)まとめになっちゃうんだけど、そんなあれこれを考えて一人飲みして飲みすぎる。


12/22/2011(木)

夢の中に「ももっかい」という言葉が出てきた。たぶん長野の方言だけどもしかしたら夢の創作?とも思い、検索してみたら、確かに長野の方言だった。もう何年も聞いてない。「くすぐったい」という意味。なんで急にそんなの思い出したんだろう。

アトリエヘリコプターにて、いわき総合高校演劇部「Final Fantasy for XI.III.MMXI」観劇。段取りを確実にこなしながら段取りにとどまらず、自己陶酔方向にも行かず、相手としっかりやりとりする、しかもブレない。こういう演技、私は好きです。みちこ先生は「こんなつたないものを見ていただいて」と言っていたけれど、そういう方面ではつたないとは思わなかった。前田司郎くんといしいみちこ先生(と高校生みんな)のアフタートークも含め、とても興味深かった。


12/21/2011(水)

きょうも午後バイト。なんだか疲れて早々に就寝。


12/20/2011(火)

午後、バイト。

夜、玄米ごはんを、いつも炊いてるアルミの厚鍋じゃなくステンレス多層鍋で炊いてみたら、今までとぜんぜん違うもっちもちなごはんが炊けて、こんなに違うものかとビックリした。

ソウルに行こうかいつ行こうか迷っていたんだけど、行くと決めて夜中に航空券を購入。夫に観劇予定を立ててもらう。


12/19/2011(月)

一泊だけして、夫は、きょうから東京デスロックソウル公演へ。

私は、遠くから来ている友だちを囲み、新宿のホテルでランチ。ゆっくり食べておしゃべりした。なるほど、落ち着くしサービス良いし、これで二千円ちょっとなのはリーズナブル。

夕方からは、別の友に会いに深川方面へ。お宅訪問の前に深川不動堂に連れてってもらう。護摩っていうんですか、火を焚いて、太鼓やらほら貝鳴らして、お経を読んで、というにぎやかなのをやっていた。毎日決まった時間に5回やっているんだって。これ外国人の観光客とか連れてきたら喜びそうね。そして友だちのお宅におじゃまして、いろいろとおいしいものをいただいて、おしゃべり。

きょうは、昼も夜も友だちと楽しく美味しく過ごして、良い一日だった。


12/18/2011(日)

KAATへチェルフィッチュ「三月の5日間」を見にいく。観劇前に、象の鼻カフェで友だちとお茶。眺めもいいし、ここ、落ち着く。まえにワークショップで来たときに気になってたけど食べなかった象の鼻ソフトクリームを、今日は食べた。

観劇後は直帰(仕事でなくても直帰って言うのかね?)。「サンタクロース会議」の旅公演から帰宅した夫と合流し、ご飯。善通寺と熊本のおみやげもらった。


12/17/2011(土)

幼稚園の年長さんと卒園した一年生を対象とした演劇ワークショップのお手伝いに行く。アシスタントで入るとき、「指導」的な態度をどのくらいとるべきか以前は悩んだけど、最近はその場その場で臨機応変にできるようになってきた。と思う。とはいっても、人によってその辺のさじ加減ってちがうけどね。こないだ児童80人にアシスタント8人って現場で、ウォームアップで私は参加者といっしょに床を転がってたけど、「(リーダーの説明を)聞いて、聞いてー!」って呼びかけてた人たちもいたもんなー。それぞれの判断でいいんだろうと思ってます。

今日は、年長さん5人に一年生2人。「やりたい」「やりたくない」「それは好き」「これはいや」とハッキリ言うし、最終的にはみんなで話し合って劇を作っちゃった。すごいなー。子供たちもワークショップリーダーもすごい。

商店街の福引で、5回引いたら5回ともはずれというか参加賞だった。商店街で1カ月通用する100円の金券を5枚もらってきた。

アマゾンから届いたカニグズバーグのThe Mysterious Edge of the Heroic World(ペーパーバック)を開梱して絶句。なにこの美少年系の表紙。小学館漫画文庫の表紙を初めて見たときのような違和感が……。内容や文体は、私の好きなカニグズバーグなんだけど(と言ってもしょっぱなから羽虫の交尾の話なのはすごいね)。早く読みたい!


12/16/2011(金)

野菜の皮むきが、うちには2つあるはずなのに、調理用具の引き出し(上から2番め)にここんとこずっと1つしかないなぁ、もう1つはどこに行っちゃったんだろう、とたぶん半年くらい思ってたんだけど、きょう、バターナイフを探して食卓で使う食器の引き出し(てっぺん)を見たら、そこに皮むきが入っていたよ。箸やらスプーンやらフォークやらと一緒に。箸やらスプーンやらフォークやらを毎日ここから出し入れしてるのに、「調理用具はその下の引き出し」という頭があるから、場違いにそこにある野菜の皮むき器がぜんぜん見えてなかった。思い込みって怖いね。

明日の集合はなん時にどこ、というメールが届く。そうだった、明日あるワークショップにアシスタントで入ることにしてたんだ。こないだ募集があったんだった。忘れてた!


12/15/2011(木)

資源ゴミを出したのち、二度寝。

夜は友だちとさし飲み。しめにチョコレートパフェ食べてしまった。


12/14/2011(水)

起床後、昨日の夜のことがだんだん思い出されてくる。そうだ、帰宅してからカマンベールチーズの残りを食べて、ツイカ飲んで、ご飯炊いて食べたよ! 夜中に何やってんだか。

きょうもバゲットが食べたくなって、生協(カードが新しくなってた!)になくて、三和になくて、北欧パンで買う。半分食べて、残りはスライスして冷凍するんだ。生協にバターが売っていた(一人一つ、と制限されてた)ので購入したが、しまった!バゲットにつけて食べるのは無塩バターが美味しいのに有塩買っちゃった。

この3日間、生産的なことをほとんど何もやっていないように思う。書かなきゃいけない原稿が2つあって、書かなきゃ書かなきゃと思いながらTVを見たり部屋の片づけをしたりしている。

そして夜中になってようやく、執筆に着手。といっても、全体の構成をラフに。考えながら、むかし翻訳したエドワード・オルビーの「山羊―シルビアってだれ?」を読み返したりする。


12/13/2011(火)

E.L.カニグズバーグの新作The Mysterious Edge of the Heroic Worldが2008年に出版されていたと、今日知る。迂闊であった。

何もしないうち夕方になる。どうしてもバゲットが食べたくなり駅前まで買いに出る。ドゥミ・バゲットを買い、スーパーでバターを探すが見つからず。いまバターが品薄なんだってね。しかたなくカマンベールチーズを買って帰る。帰宅して急いで食べたので、チーズがまだかたかった。とろけるようにやわらかくなってから食べればよかった。と食べ終わってから思う。

そして、夜は友だちとさし飲み。5年後ではなく10年後自分がどうしていたいかのビジョンを持っていま行動すべきだと諭される。ま、それだけじゃなくいろんな話をしたわけだけども。


12/12/2011(月)

編み物の説明を探してて見つけたんだけども、「利き手じゃないほうの手」をoff handという言い方があるんだね。

今日か明日か飲みにいこうと友だちと相談してて、「明日になりそう」、「やっぱり今日無理みたい」と連絡があったので、「了解。どちらにしても今日はいえにいるけど。じゃぁ明日ねー」と連絡して、その時点で明日だーと思ってたのでその後携帯を見てなくて、深夜になって見たら、「行けそうだったら連絡する」「今日行けそう」「いま出るね」「着いたよ」「電話ちょうだい」「今日は帰るね」と連絡が入っていた。申しわけないことをしてしまった。すみません。

携帯も見ずに何してたかというと、TVを見ながら編み物をしてました。昨年編み始めて途中になってた靴下カバー的なもの。編み物は肩が凝るのでなるべくしないようにしてるんだけど、この季節になるとつい編みたくなってしまう。セーターなんて着ないのに、セーター編みたくなってきた。


12/11/2011(日)

国際表現言語学会主宰の「『おしゃべり』フィールドワーク:ワークショップ&パネル」というイベントに、ワークショップアシスタントおよびパネリストとして参加。

午前中のワークショップは、アシスタントで入るつもりでいたんだけれど、人数合わせのために普通にグループワークに参加した。二人の会話を録音し、文字に起こし、高低、強弱、速い遅いなど「音」の変化を記録して、その会話を再現する、山内健司のワークショップ。しゃべった人の雰囲気の物まねをするんじゃなくて、そういう音の変化を何個見つけられたかを発表してほしいんだという指示が、目からうろこ、だった。その後も、「ピンポイントでどの言葉に反応しているのかはっきりさせる」「気づいてから発話に至るまでのフォーカシングの時間を特定する」など、順を追ってやることが増えていくので、ポイントがわかりやすいし従いやすかった。山内のこのワークショップを外国語教育の先生方に紹介することがようやくできた。良かった。

午後のパネルもつつがなく終わり、ビクトリア大学や岐阜大学からのなつかしい人たちを交えての打ち上げ。長い一日でした。


12/10/2011(土)

きのうから、パトリック・スチュワートが「クリスマスキャロル」を朗読するDVDを聞いている。超うまいし、やってて楽しそうだ。

夜は、鍋パーティ。ぷりっぷりで味の濃いカニが、食べても食べてもあるという、夢のような会だった。


12/09/2011(金)

アメリカの友へのクリスマスパッケージをやっと投函。11月末からだいたい準備はできてたんだけど、手紙書き始めるのに手間取ってしまった。

そしてとうとう髪を切った。ソウル市民五部作は1909〜1939年の話なんで、女子は髪を結わなきゃなんないからずっと伸ばしてたんです。秋口は伸びた髪がうっとうしくて、いつも髪ゴムとバレッタでアップにしてた。前髪もうっとうしかったけど、11月に入ってからかな耳に掛かるか掛からないかくらいまで伸びたら落ち着いた。視界の隅に自分の髪が入るのに慣れたせいもあるでしょね。公演が終わって、切るぞ切るぞと思いながら、刈り上げるくらい切りたいようなせっかくここまで伸ばしたからまずはショートボブ的なのにしたいようなで心が決まらず、できれば近所で安いところで切りたいけどそしたら初対面の美容師さんに前髪はこのくらい横はどうと全部こちらから指示しなきゃならないのがめんどくさく、結局以前からお世話になってる(といってもずっと行ってるわけでもない)とこで切ってもらった。
「きょうは、どうするの?」
「ばっさり切りたいんですけど。男子くらい」
「いいね」
「前髪とかは、どうするのがいいかなーと思って」
「前髪は短いのがいいね」
「そうですか?」
「うん」(すでに、どう切るか考え始めている)
「じゃ、よろしくお願いします。かっこよくしてください」
「オーケー」
そして1時間半。かっこよくなったよ(と思う)。

夜は、神保町で古い友人と飲み。予定していたもう一人が来られず残念だったけれど、昔話や外国語教育の話やいろいろ話せて、良い夜でした。


12/08/2011(木)

今月の日記を一気に書く。原稿が書けないからにちがいない。そのうち部屋の掃除なども始めてしまうんだろう。


12/07/2011(水)

6時起床。きょうもワークショップアシスタント。終了して何人かでうどん食べて帰る。

すごく久しぶりの友から「○日に○○さんと会うんだけど合流できる?」と連絡あり。できるとも! しかし、○○さんと会うの20年ぶりくらいなんじゃなかろうか。たぶん1ミリも変わってないんだろうな。


12/06/2011(火)

8月頃に「12月10日締切です」と頼まれた原稿を、やっと書き出す。いや、ちょっとずつメモは集めてたんだけど。

と言いながら、テレビもたくさん見てしまう。Law&Orderは、性犯罪特捜班がいちばん好きだな。久しぶりに見たNCISも相変わらず面白かった。

「生きるってなんやろか?」(石黒浩・鷲田清一著)読了。


12/05/2011(月)

6時半起床。小学校6年生のワークショップのアシスタントをしに小平へ。小田急線新宿駅で、西武新宿線への乗換の案内表示を探すがないので、駅員さんに教えてもらう。「遠いですよ」と言われたとおり、これは乗換とかじゃなく、まったく別の駅だね。なんとなく昔の記憶などを思い出しつつ、新宿から西武新宿駅まで走る。あとでケータイの乗換案内をもう一度見たら、「新宿/西武新宿」ってちゃんと別の駅扱いになってた。私が見落としてたね。

来年同じ中学に行くA小学校とB小学校の子供たちの交流をはかる、という趣旨のワークショップを、その中学校で。武道場は声がワンワンしてなかなか大変だね。終わって、ワークショップ講師、サブ講師(アシスタント。私とか)でミーティング。あの子がああだった、これこれのときに雰囲気がこう変わったとか、私がまったく気づかなかったようなことをみんながたくさん指摘していて、さすが経験を積んでいる人はちがうなぁと感心する。

昼過ぎ帰宅し、ご飯を食べたら眠くなり、寝てしまい、起きたら深夜12時。


12/04/2011(日)

「ソウル市民1939・恋愛二重奏」13時開演。きのうの1919と比べて淡々とした楽屋。前に他の人も言ってたけど、5作品それぞれで座組の雰囲気が違うね。そして、無事終了。新作に出るのは久しぶりだった。新作には新作ならではの面白さがある。この作品も劇団のレパートリーとなって再演を重ねていけると良い。

16時からの「サンパウロ市民」で、今回の吉祥寺シアターでの青年団「ソウル市民五部作連続上演」はすべて終了。以前演劇作品でご一緒した映画監督の人が、映画は、撮影が終わって、編集が終わって、ってだんだん人が減っていって最後は監督一人になる。だけど、演劇は、一瞬で終わる。と言っていたけど、まさにそのとおり。まぁ今回は明日撤収なんだけど、それでも、一作品公演が終わるたびに、衣裳や小道具が仕舞われていき、仮設の楽屋や更衣室も最後には撤去され、もとの劇場や稽古場の姿に戻っていって、そのあっけなさは、気持ち良いと同時にやっぱりさびしい。

夜は、忘年会を兼ねた打ち上げ!


12/03/2011(土)

10/29から始まった「ソウル市民五部作連続上演」も、今日明日でおしまい。私は今日は13時「ソウル市民」、16時「ソウル市民1919」。最終日だ、という雰囲気が一時楽屋に濃厚すぎて、ちょっと退避。

この2つの作品は、劇団としても再演を繰り返しているし、私も何度も出演している。「東京ノート」もそうだけど、再演を繰り返すことで演じる側の理解が深まったり作品との距離のとり方が変わったりする部分は大きい。そういう機会を、今後も継続して持てたら嬉しい。

19時半から「ソウル市民昭和望郷編」を見るという友と、その前にお茶。開演を見届けて、ハーモニカ横丁で飲んでる人たちに合流。もう今日で出演している作品の上演が終わる人もいるから、その人たちにとっては打ち上げだ。たまたま隣の席になったおじさんの鋭い人間観察に衝撃を受ける。そして私は明日も公演があるので、軽く飲んで帰宅。


12/02/2011(金)

東京事変のライブに行ってきた。音楽は苦手分野(あまり高い音など、楽しめない音域がある/有無を言わせず脳の奥深いところをつかまれて感動させられる、という音楽の力とあまり関わりたくない)だし、むかし聞いてた楽曲がデヴィッド・ボウイとかクィーンとかジョン・デンバーとかで日本語の楽曲を聞く習慣を持ったことがない(サザン・オールスターズ以外)私なんですが、チケットを購入したけれど行けなくなった友だちがいて、その子がものすごく好きな椎名林檎さんってどんな歌を歌ってどんなライブをするんだろうという興味から、チケット譲ってもらって行ってきた次第です。

まず、ライブ自体1980年代半ばに武道館とか西武球場に行って以来だから、東京国際フォーラムAホールの規模や人の多さやあれやこれやでなんだかうわーっとなってしまい、友だちから「旗が買えたら買ったら良い」と言われてたんだけどそんな余裕もなく、無事に自分の座席にたどり着くのでせいいっぱい。で、始まって、「うわー、立つんだ」とびっくりしたくらいライブ素人。きれいなもの、すごいものを見せてもらったし、客席含めいろいろと興味深かった。ただ、こういうライブは、知っている曲を楽しみにいく場だね。2階席で遠いとか、もしかしたら私の聴力に問題があるのかもしれないけど、歌詞が90%聞き取れなかったのが残念だった。

でも2時間、パワー全開のライブだった。こういう世界があるんだね。知る機会を与えてくれた友に感謝。


12/01/2011(木)

浅草へ、山の手事情社「傾城反魂香」を見に。駅からの道順がちょっとあやふやなまま来てしまったら、どう考えても行き先が同じだろうという友人とホームでばったり。お互い「外に出ればわかるだろう」という感じだったんだけど、実際外に出たらすぐにわかった! 目的地アサヒアートスクエアの隣に、いまはスカイツリーが見えるんだね。橋の上で写真撮ってもらった。

この作品は、以前どこで見たんだったろう。西荻窪のスタジオとかだった気がする。細かいところはよく覚えていないけれど、心に残る作品だった。今回見てもそうだったけど、ものすごく共感できる感情と、昔の人ってこういうふうに考えてたんだーとさっぱり共感できない部分と、その両方があるところが魅力。

夜は、吉祥寺シアターで「ソウル市民1939・恋愛二重奏」。髪を結ってもらいながら、昨日見てきた劇団四季「オペラ座の怪人」のここがこう気に入らなかった、という話で興奮しすぎて、「マチコ、動かないで」とおこられる。

終演後、友だちとご飯の予定だったんだけど、なくなって、普通に帰宅。

12/11に参加するパネルディスカッションについて、「11月中に回答を」と言われていたメールの返事をすっかり忘れていた。催促のメールをいただく。明日返事します。


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