つれづれなる日々

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2013年8月の日々


08/31/2013(土)

打ち上げの買い物に参加してからアトリエへ。材木ガラガッシャンの仕込みをして、自分の分の「撒きもの」を確保して……初日、2日めまではものすごく緊張して、緊張っていうか「ちゃんとやったか? 見落としないか?」と気になっていたけど、昨日から落ち着いた気持ちでできるようになってきた。

今日は、終演後、外にごはんを食べに行った。ホルモン。


08/30/2013(金)

帰国して初めてゆっくり寝て起きる。夫ともやっと話したよ。今まですれちがいだった。

五反田怪団は、稽古して、この会話で必ず入れなきゃいけない内容、望ましいトーン、どこんとこはフリーでやっていいのか、などを確認。


08/29/2013(木)

駅コンコースのカフェで1時間ほど自主練して、バイトに向かう。今まで3回研修があって、今日はその本番。緊張していたとみえて、乗り換えを間違える。時間に余裕をもって出ていたので無事に間に合ったけれど。

バイトは、うまくできたのかどうかよくわからない。次も声をかけてもらえたらいいのだが。

五反田怪団2日め。後半のたっぺいと私のところがぐだぐだすぎて、終演後に演出から、明日稽古すると言われる。

とはいえ、台湾公演→五反田怪団→バイトの本番、とずっと続いていたのがきょうで一段落したので、今日はゆっくりみんなとごはんを食べて終電で帰った。


08/28/2013(水)

洗濯してゆっくりお風呂に入って、朝7時就寝。11時過ぎに起きて五反田へ。

午後からセッティングして、ゲネプロというか1度通して、7時開演。今日は特にお客様が多いとのこと。私は前半は出番がないので楽屋待機。だいぶ経ってから、正面の入口からそっと入って、客席の裏にスタンバイする。本番どおりの暗さで練習してなかったのでいろいろ焦り気味になるも、小心者なのが幸いしてとにかくそろそろゆっくりじっくりことを進め(たいしたことするわけじゃありません。ドアノブを静かにまわすとか、収納してある脚立にぶつからずに歩くとか、そういうことです)、静かに静かに時を待つ。

さて、「儀式」のシーンで客席に出て行こうとしたら、パネルがずれてて通れない! どうしようもないので、ガタッと音をさせてパネルをずらし、無理やり出て行く。なんとかかんとかミッションコンプリート。

終演後すぐ帰宅。明日のバイトに備えて。でも予習はせず、とにかく早く寝る。


08/27/2013(火)

2時間ちょっと寝て起床。台湾に出発する前、五反田怪団の稽古が入るのを失念していて「27日の片付けに参加できるよ」と約束してしまっていたので。10時アゴラ集合で、荷物の片付け。30分で終了。午後1時まで仮眠。のつもりがケータイのマナーモードを解除するのを忘れていて、起きたら1時半。2時大崎集合(五反田怪団の買い出し)にギリギリ間に合った。

稽古。さすがにこの歳でこのスケジュールには無理があったようで、ぼーっとする。途中みんなで中華を食べに行く。戻ってきて、だらだらしながら後半の変更点の説明を聞き(でもごめんなさいわたし自分のとこ以外ぜんぜん耳に入ってきてなかった)、最後までやってみる。午前2時に終了。
「きのうより早いね」
と言ったら、
「はじめたの早かったからね」
と言われる。そういやそうだ。4時まで仮眠して、始発で帰る。


08/26/2013(月)

午前中はバイトの予習と荷造り。11時過ぎに終えて、少しだけ外に出る。台風が去ったら、涼しいのも終わっていて、一週間前と同じく、暑いし日差しも強いのね。スーパーでお茶など買う。

空港でいったん解散となり、お土産を買う人、牛肉麺を食べる人、缶ビールを飲む人など、それぞれに。私は、最後の最後に免税店でバッグを購入して現地通貨を使いきり、搭乗ゲート前のカフェでは日本円で商品を購入。

飛行機で「ミッドナイト・イン・パリ」を見ようと思ったら日本語字幕版がなくて断念。でも、機内食を食べてうとうとしたらもう着陸だった。

午後9時羽田到着。スーツケースを宅配にして、五反田のアトリエヘリコプターに向かう。五反田怪団の稽古。「祭壇」に、以前私が描いた不気味な絵が飾られていたよ。午前3時まで稽古して、ごはん食べて、4時半前の始発で帰宅。


08/25/2013(日)

パン屋さんで買ったエッグタルトが美味しかった。台湾ではエッグタルトが流行っているらしい。

台北公演、無事終了。バラして、荷造りして、搬出して。

打ち上げは、台湾料理。全部美味しかったけど、デザートの杏仁豆腐が、寒天というよりゼリーの柔らかさで、むちゃくちゃ美味しかった。


08/24/2013(土)

夕方までフリーの日。昼までゆっくり寝て、行動開始。おいしいと友人に教えてもらったお粥屋は、間口の狭い細長い店で、ディープな雰囲気で、入れず。その近所の、やはりおいしいと教えてもらっ肉まんのお店で、キャベツのと肉のと、2つ買って食べた。

映画「ブエノスアイレス」のラスト近くに、台北で電車に乗ってるシーンがあって、「忠孝復興」って駅名が見えるんだけど、地図で調べたら近くだったので、電車に乗って行ってみたりもした。駅を通過して、戻ってきただけだけどね。

南門市場にも寄って、おみやげにからすみを買った。

劇場に入る前、近くの店で、豆花と仙草ゼリーの飲み物やら、肉まんやら、片言中国語で注文して買ったりした。やっとこの街に慣れてきた気がする。ってもうすぐ帰るんだけどね。

アフタートークでは、「演劇は、アクシデントがあるから面白い。決まったとおりにやるのでは面白味がない」というようなことを言ったお客様がいて、演出家が、「アドリブはない。言い間違いなども全部脚本に書いてある。脚本どおりかアクシデントか、見ていて区別はつかないはず」ということや、「あなたはオーケストラを聞きにいくとき、間違うことを期待して聞きにいくのか? そうでないとしたら、演劇に対してだけそのように思うのはおかしいのではないか」というようなことを答えていた。

終演後、なん人かで、夜市に行ってみた。


08/23/2013(金)

2時から公開稽古だけれどまずは演出家が聴衆に話をするので、俳優の出番は2時半くらい、と聞いていたので、まぁ2時くらいまでには劇場入りしよう、というつもりだった。どこかでごはんを食べるか何か買って入るかしようと思って劇場の近くをうろうろするも、なんとなく物怖じしてどこにも入れず。ようやくパン屋さんがあって、ここは日本と同じくトレイとトングで自分でパンを取ってレジに並ぶシステムだったので、やっとここで食べ物ゲット。2時少し前に劇場に行ったら、実は予定が変更になって私たちの出番が先になったそうで、携帯見たら舞監から電話が来てた。小心者で早めに来てよかった。

公開稽古は無事に終了。そのあと、私たち俳優もインタビューを受けた。

買ったパンは、エッグタルトは美味しかったけど、惣菜パンは少し微妙な感じだった。パン生地は美味しいんだけど中身が予想外で。魚のデンブみたいなものだったり。

公演は、お客様がよく笑うし、反応がものすごく細かいというか、本当に細かいニュアンスを楽しんでくれている反応で、うれしいし少し驚いた。字幕公演でこんなに台詞に細やかに沿った反応があったのは初めてじゃなかろうか。翻訳がいいにちがいない、と話す。

フェスティバルの人たちが、私たちとカナダのサーカス(Cirque Alfonse)の人たちの初日打ち上げを台湾料理店でしてくださった。


08/22/2013(木)

きのうの続きの場当たりで、ラスト近くで1つどうしても台詞がわからなくなってしまって、字幕の人におこられた。ゲネプロは、大丈夫だった。

夜は、初日に行った小龍包のお店のカラシ菜のような野菜が入ったワンタンのスープがどうしてももう一度食べたくて、人を誘って食べに行った。あつあつの小龍包も、お目当てのワンタンスープも、デザートに食べたあんまんも、それ以外のすべてのものも、美味しかった。満足。


08/21/2013(水)

台風上陸。今日来台予定の演出家の乗る飛行機が飛ぶのか、飛んだとしても台北に着陸できるのか(羽田に引き返すかも、という状況だった)、俳優陣はホテルから劇場まで行き着けるのか……。スタッフは予定通り朝から作業再開し、俳優は12時にホテルロビーに集合して状況を確認することとなる。

台風の状況を知らせるお天気ボードが登場したロビーで12時集合。演出家は予定より1時間早く着いたそうで、場当たりも当初の予定通り18時から始めるとのこと。台風のため電車が間引き運転を行っている、という情報を共有し、いったん解散。

雨が強くなったり小降りになったりするのを部屋の窓から眺める。通常なら集合時間(16時)の30分前にホテルを出たら間に合うんだけど、今日は1時間前に出発。間に合って到着。

それで予定通り18時から場当たり稽古を始めるが、雨がザンザン降るとアンドロイドやロボットの声が聞こえない。演出も困ったろうけど、共演している私のほうもやりにくくてすごく困った。今まで、相手役がアンドロイドでも人間でもあまり差がないと思っていたけど、声がよく聞こえないとだいぶ違う、ということが今日わかった。人間が状況に応じて声量を上げるというのを差し引いても、その差は大きいと思う。人間の場合、声以外にもいろんな細かい情報を発信してる。でも、アンドロイドの場合は、全情報の2/3が声、あとの1/3が動き、という感じなんじゃないかな。声が聞こえないことによる情報の減り方が、ものすごく大きい。それで、反応を取るのがすごく難しくなる。そういうことのように思った。

とにかく、音が聞こえなくては意味がないとのことで、最後までやらずに場当たり終了。明日、続きをやることに。


08/20/2013(火)

集合時間に遅れそうになり、ホテルの朝食の全貌つかめず。パンとバナナをつかんで集合。

仕込みでは、今回久しぶりに照明チームに参加。カラーフィルターを切ったり枠に入れたり。午後からは、楽屋を整えたり、置き道具の家具の組み立てを手伝ったり、おやつの買い物についていったり。

19時過ぎにキャストは解放され、劇場を出る。中国語のできる人が劇場スタッフに「明天見」と挨拶して、おーとか言われ、他の日本人たちがなになに? ミンティエン?ジエン?などと口々に練習しているのを聞いた劇場スタッフににこやかに見送られてエレベータに乗った。

みんなで劇場近くのおいしい麺の店(フェスティバルの人に教えてもらった)で夕食。「羊肉」という文字だけ見て頼んだものは、ソルロンタンのような白いスープの麺で、大変美味しかったです。もう食べ過ぎない、明日からは絶対食べ過ぎない、と言いながら帰る。

帰りにホテルの近くのコンビニに寄ったら、レジの人に、「お嬢様、どうぞ」と(日本語で)言われる。そう言われてちょっと嬉しかったってことは私は確実におばさんだなぁ、と思う。


08/19/2013(月)

8時前のバスで羽田空港へ。夏休み明けの月曜なので、渋滞で時間がかかるんじゃないかと心配だったけれど、大きなスーツーケース持って電車乗り換え乗り換えして行くのは大変なので、バスにした。高速に乗る前に寝てしまい、目が覚めたらもう羽田空港のすぐそばだった。予定時刻に到着。よかった。

羽田空港国際線ターミナルが、大きなきれいな建物になっていて驚く。前に来たときはプレハブみたいなんだった。キスフェスでテアトロフィーアを迎えにきたときだから、だいぶ前か。

機中では、映画「バレエに生きる パリ・オペラ座のふたり」を見た。マリ=アニエス・ジロとマチュー・ガニオの「メリー・ウィドウ」に目を奪われた。

台北は、東京よりも若干涼しい気がした。もしかしたら東京もきょうは涼しくなっていたのかもしれないが。

劇場に荷物を搬入し、ホテルに到着し、総勢17名で夕食に出掛ける。小龍包、空芯菜いため、東坡肉、玉子焼き、麺類、炒飯、みな美味しく、中でも私は、ワンタンスープが気に入った。ワンタンの中身がどうもカラシ菜みたいなものらしく、ピリッとさわやかで、初めて食べる料理だった。


08/18/2013(日)

ジャイロキネシスのクラスに行く。久しぶり。やっているときはそれほど感じなかったんだけど、終わって外に出たら脚がへろへろだった。もっと定期的に行かないと。というか、クラスに行かなくても、自分でやんなきゃダメだ。最近、暑いとかバイトの研修が忙しいとかで身体を動かしていなかった。反省。だいたい、きのうも書いたけど、映像で見た「三人姉妹」でも、歩いたり小走りになったりするとどたどたしててカッコ悪かったんだよ私。もっと自分の身体のことを意識しないと。

午後はアゴラで、明日からの台湾公演のための劇団の荷物のパッキング。

そして帰宅して自分の荷造り(2時間かかった)。明日は早いので、もう寝ます。午前1時。


08/17/2013(土)

おとといくらいから、やっと少し涼しくなってきた気がする。しかし、月曜から1週間、公演で台湾に行くんだけれど、着るものは何を持っていったらいいんだろう。

シネマート六本木で、アンドロイド版「三人姉妹」の映像版を見る。自分の、手とかで調子をとったりしないでしゃべってる点は意図どおりイメージどおりだったが、足音がドスドスとうるさいのがかっこ悪かった。終演後、トークに参加。お客様に聞いてみたら、今日「演劇1」「演劇2」「三人姉妹」と3本連続で見た人が2名いらっしゃった。すごい!

ゆうべまた甘酒を仕込んだ(冷凍ごはん150gに2倍量くらいの水を加えてゆるいおかゆに炊き、少しさましてから米麹150gを混ぜ、ステンレス水筒に入れて12時間置く)んだけど、今回も甘く美味しいのができた。温度管理とかホントにてきとーなので、この暑い気候のおかげもあってうまくいったのかなと思っている。前回、美味しいは美味しいんだけどご飯のつぶつぶがあっておかゆっぽかったので、今日はできた甘酒を裏ごししてみた。なかなか良い。


08/16/2013(金)

きのうのバイト研修が終わって、なんだかふぁーっと一気に心が軽くなっているのに気づく。バイトの内容は詳しく書けないんだけど、今までやったことのない種類の仕事でもあり、そうとうプレッシャーを感じていたようだ。研修3回めにしてようやくこの仕事をしている自分、というイメージがつかめて、不安がだいぶなくなった。

午後からアゴラに出掛ける。来週のアンドロイド版「三人姉妹」台湾公演に向けてのツアーのミーティング。終了して、何人かで自主稽古。交代で代役をたてて、台本の最初から最後まで一通り読んだ。月曜日出発です。


08/15/2013(木)

カフェで1時間勉強してからバイト(研修)。3度めのきょう、やっと、自分にもやれそうに思えてきた。

帰宅して夕食食べて熟睡。2時間ほどでめざめて、いま深夜。


08/14/2013(水)

甘麹、成功。どろりと甘い。

午後、マームとジプシー「cocoon」を見に東京芸術劇場へ。発売と同時に予約したかいあって、整理番号8番だった。


08/13/2013(火)

ジャイロキネシスのクラスに行くので早起きしたら、先生から今日は休講というメールが来てた。高熱なそうで、心配です。ゆっくり休んでください。

カフェでバイトの勉強。なかなか集中が続かず、バッグの中の整理などしてしまう。試験前に部屋を片付け始めるのと同じ。

午後、友だちと会って話す。お誕生日のプレゼントもらった。

別の友だちに触発され、牛乳かん(寒天)を作る。それと、なんとなく気になっていた「甘麹」作りにも挑戦してみた。温度計がないので、ご飯とポットのお湯を混ぜて麹を加え、ステンレス水筒に入れて一晩放置してみる作戦。うまくいくと良い。


08/12/2013(月)

暑すぎて、いえから出る気になれない。朝、ゴミ出しに行っただけ。

最近あまりにも何もしないで寝てるかごはん食べてるかなので、ちょっと体重増えたかと思ったら、逆にちょっと減っていた。夏バテ? いやでもこれは、筋肉が脂肪に戻ったってことかもしれない。そろそろ身体動かさないと。


08/11/2013(日)

洗濯したり、スマイルビスケットを焼いたり、「濡れた太陽」を読み返したり、バイトの資料を読んだりして過ごす。寝室にしか空調がないので、ときどき寝室に行って涼んでは戻ってきて仕事をしていた。

暑いところにいるとものすごく汗をかくので服なんかびしょびしょになっちゃうんだけど、腕をみると、右腕は汗がつぶつぶになってるけど左腕はほとんど汗をかいていない。どうも首も右側だけ汗をかいている。このことに、きのう気づいた。

なんだろうと思っていたら、夫が調べてくれて、いろんな原因が考えられて大抵は心配ないけど重大な疾患である場合もごく少数ある、というようなことを教えてくれた。首と腕以外は普通にまんべんなく発汗しているみたいで、特に何か支障があるとかではないのであまり気にしてはいないけれど、今度婦人科に行ったらちょっと聞いてみようかと思う。


08/10/2013(土)

図書館から今週借りて読んだ「濡れた太陽 高校演劇の話」上下巻が、ものすごくよかった。小学生の頃から一人で小説を書いていた根暗に見られがちな高一男子とそのまわりの人たちの話。ぜひ読んでもらいたいので内容は書きません。この小説は、内容も私は好きだけど、3人以上の会話を記述したり各登場人物の内面を描いたりする方法が秀逸だし、なにより、地の文に見え隠れする「だれがこの物語を語っているのか」というところに味と魅力を感じる。演技、演出、演劇にとって何が大事かということの学べる実用書の面を併せ持った、だけどせつないような青春や友だちや成長の話。

ということを書きたくて、しばらくほっぽらかしちゃったこの日記をまた書き始めました。どうも、「ツイッターやフェイスブックの発言を後から見れば、いつ何をしていたか/考えていたか思い出せる」という頭があって、それでウェブの日記を毎日書くモチベーションがさがっちゃったように思います。それに最近はとにかく暑くて何もする気が起きない。急に入った稽古場通訳の仕事で7月下旬から8月の初めまで忙しくしていた反動もあって、この一週間ほどいえで眠ってばかりいた。でも、来週はバイトの研修もあるし、再来週はアンドロイド版「三人姉妹」台湾公演だし、三年寝太郎はそろそろ終わりにしないとね。

静岡でつけてた6月の日記もそのうちアップしたいし、そのあとのことも追々書くつもりではいる。書かないと忘れちゃうからね。それを書いたときに重複しちゃうかもしれないけど、今、とりあえず、最近どうしてたのか書いておきます。

クロード・レジ演出の「室内」が6月23日に終わり、2カ月滞在した舞台芸術公園を24日の早朝に発ち、家に荷物だけ置いて「三人姉妹」の稽古に直行。24、25、26と稽古して、6月28日にはアンドロイド版「三人姉妹」スペインツアーに出発。もともと、こういうギリギリなスケジュールになってしまいますが「室内」に出てもいいですか?と演出家に許可をとってやったことだけど、やっぱりちょっとギリギリすぎた感じはあった。

スペインツアーは、バルセロナとマドリッドで公演した。適度に自由時間もあり、美術館に行ったり、ガウディの建築を見て回ったり、買い物をしたり、フラメンコを見に行ったり、楽しむことができた。前回の旅公演は昨年12月のジュヌビリエ(パリ郊外)で、あんときは体調を崩して散々だったので、久しぶりの楽しい旅公演だった。マドリッドでは、日本より先に公開されていた「スタートレック イントゥ・ダークネス」(映画最新作)も見た。食べ物は、美味しかったけど、何を食べてもだいたい塩がきつかった。暑いから水分、塩分をきっちり取る感じなのかなと思ったけれど、どうなんだろうか。

7月は、あと、何してただろか。ジャイロキネシスのクラスに何度か行った。新しいバイト(単発で8月末)が決まって、その研修に行った。映画「選挙2」を見た。参院選に投票した。あと、最初に書いたけど、多田淳之介演出の「ロビンソン&クルーソー」の稽古場通訳をしてました。デンマーク人俳優の英語通訳。

とりあえず、そんなとこですかね。

きょうは、「濡れた太陽」をパラパラ読み直したり、テレビでLAW&ORDERを見たりしていた。来週木曜はバイトの研修で、そろそろその準備をしなくちゃいけないのをなんとなくのばしのばしにしてたのに、ようやく手をつけた。そんな感じです。


08/09/2013(金)

午後、図書館へ。「濡れた太陽」下巻を借りる。そしてそのまま図書館内でノンストップで読了。3時間半くらいかかった。読んでるうちに日が暮れていくなぁとは思っていたけれど、読み終わって外を見るとピンクから紫、紺の、一面の夕焼けだった。

下巻P. 77に、

太陽の戯曲はどういうこだわりか「……」を「、、、」や「、、」など読点の連続で表現してある。なんだか読みづらい。
と書いてあるんだけど、じつはこの小説の、カギカッコに入った台詞の部分が、まさにその表記法で書かれているんだよね。上巻から。そんなところにニヤリとしたりもして。


08/08/2013(木)

図書館から、予約取置の本が用意できましたよという連絡はまだだったんだけど、ウェブで調べたらもう「取置済み」になってたので、勇んで行ってみたら、きょう休館だった。電車で読もうと思ってメガネで出掛けてきたのにな。

そんなんで呆然としながらも、電車で日暮里へ川口隆夫新作ソロ公演「大野一雄について」を見にいく。会場の日暮里d-倉庫は、初めて行く場所。住宅地の中のぱーっとおしゃれな会場にちょっと気後れしたけれど、意外な人や、会えるかなと思ってた人に次々遭遇し落ち着いた気持ちになった。公演は、先月末の試演会よりも抽象度があがったように感じた。特に前半。それで私はちょっとかしこまって見始めちゃったんだけど、音楽のない中踊るか踊らないかくらい踊るところも、後半のガンガン踊るところも、かっこよかった。すみません、ただのファンなんです。


08/07/2013(水)

午前中、演劇ワークショップ関連の、書類記入方法の研修会。2時間くらいしか寝てないで行ったので心配だったんだけど、切実な内容だったこともあって、眠くはならず。

アゴラに寄って、今度アンドロイド版「三人姉妹」で台湾に行くときの用意を少し。あと、こないだ忘れてった水筒を回収。

夜は東大駒場キャンパスの催しに行こうかなとも思っていたんだけど、さすがにもう疲れてしまって、帰宅。


08/06/2013(火)

久しぶりに図書館に行く。図書館は、広くて静かで涼しくていいね。予約していた書籍2冊と、あと角川短歌9月号を借りてきた。

1冊読み終えたのがすでに深夜だったんだけど、そこから読み始めた前田司郎著「濡れた太陽 高校演劇の話」上巻がおもしろくておもしろくてやめられず、早朝までかかって最後まで読んでしまった。1冊読むのにどのくらいかかるかわからなかったので、あえて下巻は借りてきてなかった。そのことを後悔しつつ、いやいやいま下巻がここにあったら続けて読んじゃうからなくてかえってよかったとも思い。


08/05/2013(月)

先日のオーディション結果がメールで届く。ダメでした。

夜、青森中央高校演劇部公演「もしイタ〜もし高校野球の女子マネージャーが青森の『イタコ』を呼んだら」を見に、国立オリンピック記念青少年総合センターへ。オリンピックセンターはその昔、アメリカ留学の前の研修とか、アビリンピックのボランティア通訳の研修とかで来たことのある思い出深い場所、なんだけど、これって建物みんな建て替えたんですかね? 昔の面影、ぜんぜんないね。私が覚えてるのって1970年代末から80年代初めだから、まぁ、当たり前ですかね。

「もしイタ」は、構成、脚本、演出がものすごくよく考えられた作品だった。感動的な話で、俳優たちのパワーもものすごいけれど、それがきちんと客席に伝わるのは、あの素晴らしい構成、脚本、演出があるからだと思う。ドラマでよくあるように、シーンが終わらないうちに次のシーンの音声がオーバーラップして入って、どんどん進んでいく。場所も、時間も、ばんばんかわっていく。それを、ナレーションも暗転もなく、目の前の肉体、肉声でやるんだもんなぁ。その作り方のうまさに舌を巻く。舌を巻きながら、この野球部はコーチをつけてもらえるんだろうか?とかストーリーにすっかり気を取られているうちに、タイトルから想像することのむずかしくない展開なのに虚をつかれ、胸いっぱいになり、……そんな忙しい観劇体験でした。


08/03/2013(土)

「ロビンソン&クルーソー」公開稽古。きのうはまだ「ここで、こういう字幕を出す」という大まかな案しかなかった物を、多田くんが一晩ですばらしい言葉につくってきていた。説明的なところがなく、字幕がもう一人の登場人物のようだ。マルチホールでのワークショップを終えた子供たちがたくさん来てくれた。大人も何人か。

そして、鶴瀬で焼肉。私の稽古場通訳は、今日でおしまい。出演者のクラウディオをはじめ、出会えて良かったなぁと思う人との出会いがあり、引き受けて良かったと思える仕事でした。大阪公演がうまくいきますように!


08/02/2013(金)

日付が変わった途端、夫から「誕生日おめでとう」と言われる。ありがとう!

午後は、キラリふじみで「ロビンソン&クルーソー」稽古場通訳。明日は公開通し稽古なので、その段取りなど。稽古中、クラウディオがデンマーク語で歌を歌うシーンで「ナントカ、マチコ、ナントカ」と言うので「?」となっていたら、サプライズで、お誕生日を祝う歌だった!

帰りに池袋で回転寿司を食べた。クラウディオが、東京はゴミ箱がないのに散らかってなくてきれいだというので、東京の街からゴミ箱がなくなった経緯を教えた。


08/01/2013(木)

歯医者。その後駒場に向かい、カレー屋さんで昼食をとろうとしたら、木曜が休みになっていた(昼間の営業)。

走り穂で1時間ほどトレーニング。付け焼刃だけれど、夜のオーディションに向けて。

そして横浜へ。少し早くついたのでちょいと一休みと入ったチェーンのカフェで、知り合いにばったり。東京デスロックの「シンポジウム」の感想など話す。

で、オーディション。ダンサーの募集なんだけれど、ダンスジャンル、キャリアを問わない、とのことだったので思い切って。終わって気づけば、ハーハー息切らしてるの私だけだった。


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